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Re: 第十二章 絶望は死を纏いて狂い踊る 第1話⑤ ( No.447 )
日時: 2012/11/06 10:27
名前: icsbreakers (ID: WV0XJvB9)

■相対する者⑤

そこは闇の中だった。

どこを見渡しても闇しかない世界に、一筋の希望とでも言わんばかりに巨大な鳥かごは存在していた。

「気分はどうだい?女神よ」

そこに居たのは先ほどまでまどかと居た少年だった。

少年の視線の先には光を纏った純白のドレス着た少女が椅子に座っていた。

「珍しいね。こんなところに来るなんて」

「そんな言い方しなくてもいいだろ?冷たいじゃないか」

女神と呼ばれた少女は若干睨みつけるような眼差しで少年を見た。

少年はその眼差しを鼻で笑い飛ばした。

「あっちの世界のキミに会ったよ」

「え?」

想像にしていなかった少年の言葉に少女は驚きの表情を浮かべた。