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Re: 第十二章 絶望は死を纏いて狂い踊る 第6話 ( No.477 )
日時: 2012/11/12 10:27
名前: icsbreakers (ID: WV0XJvB9)

■もう何も恐くない⑧

「マシンガンパーンチ!!」

麗夏は目にも留まらぬ速さで繰り出したパンチの連激を蝶の姿をした魔女に叩き込んだ。

「よっしゃ!」

麗夏は吹き飛ぶ魔女を見るなりガッツポーズをした。

しかし吹き飛んだ魔女は地面に叩きつけられる寸前で空中停止し、体制を立て直すと一気に麗夏に突っ込んでいった。

「ぎゃあ!?」

麗夏はもろに直撃を受け、自分自身が地面に叩きつけられた。

「いつつ……や、やばっ」

とどめと言わんばかりに蝶の魔女は急上昇し、麗夏にめがけて急降下してきた。

先ほどの衝撃が残っている麗夏はすぐに動くことが出来なかった。

「ちょ、ちょっとタンマ!うわああ!」

もう駄目だ———そう麗夏が思ったとき、急降下してきていたはずの蝶の魔女は身体から火をあげて落下していった。

「ティロ・フィナーレ!!」

麗夏の隣に着地したマミは必殺技を蝶の魔女めがけて放った。

強力な魔力の塊は蝶の魔女を貫いて身体を消し飛ばした。

「油断しすぎですよ、夜科さん」

「おー、持つべきものは良き弟子だなぁ〜」

打ち付けた背中をさすりながら麗夏は立ち上がった。

その様子を見たマミは苦笑を浮かべてため息をついた。

麗夏と出会い、麗夏と魔女を倒していくうちにマミは魔法少女としての腕をあげていった。

今では麗夏と充分に肩を並べられるほどで、今のように助けることもある。