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Re: 第十二章 絶望は死を纏いて狂い踊る 第8話 ( No.493 )
日時: 2012/11/15 09:55
名前: icsbreakers (ID: WV0XJvB9)

■挑戦状②

彰はほむらから杏子が失踪したことを聞いた。

そして彰は、織莉子が何者かに殺害されたことをほむらに話した。

「美国織莉子が……。無関係とは思えないわ」

杏子の失踪と織莉子の死はほぼ同時に起きた事件だ。

ここ最近の事件のことも含め、無関係と考えるほうが難しい。

「でも犯人の目的がわからないな。織莉子ちゃんも杏子ちゃんも被害にあう理由がない」

今まではまどかを標的として事件が起きていた。

織莉子も杏子も確かにまどかの顔見知りではあるが、二人が狙われる理由には繋がらない。

杏子ならばまどかを誘うための囮となりえるが、それをするならば魔法少女をわざわざ狙う必要が無い。

「そういえば、鹿目まどかはどうしたのさ?」

キリカがふとそう言った。

キリカの何気ない言葉に、彰とほむらは身体から一気に血の気が引くのを感じた。

「まどかちゃんは!?」

「連絡があってから全然会えないの!連絡もつかないし……」

「まさか……!!」

彰は携帯電話を取り出し、待ち受け画面を確認した。

だいぶ前にまどかから着信があったことを示す記録が残されていた。

時間はほむらに連絡がいった少し前のようだ。

(ほむらちゃんと電話した後から連絡がとれていないのか……。まさか本当に……)

彰はまどかにリダイヤルした。

彰は肥大する不安を解消するためにも、とにかくまどかの声が聞きたかった。