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Re: 第十二章 絶望は死を纏いて狂い踊る 第15話 ( No.516 )
日時: 2012/11/26 10:38
名前: icsbreakers (ID: WV0XJvB9)

■消失の序曲①

彰たちは突如放出された魔力エネルギーを感知し、その場所へと向かった。

そしてその場所でまどかと、九条更紗と思われる人物に遭遇した。

本来、無事なまどかを目にした時点で喜ぶところなのだろうが、それが素直に出来なかった。

「まどか……契約、したの?」

最初に口を開いたのはほむらだった。

そう言われたまどかはバツの悪そうな表情をしつつ頷いた。

「ごめんね、ほむらちゃん。今までずっとほむらちゃんが気を使ってくれていたのに……」

「……」

ほむらは何も言えなかった。

どうしてもまどかだけは魔法少女になって欲しくなかった。

もちろん軽い気持ちでなった訳ではないだろうことはわかる。

だがそれでもどう受け入れればいいのか、その準備も出来ずに訪れたこの事態にほむらはついていけていなかった。

「今、ここで魔法少女にならなければいけなかったんだね?」

ほむらの代わりに言葉を発したのは彰だった。