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Re: 第十三章 間奏 Ⅱ〜漆黒の死神、紡がれる記憶 第二話 ( No.571 )
日時: 2013/10/08 14:48
名前: icsbreakers ◆3IAtiToS4. (ID: WV0XJvB9)

■第二話①

まどかは薄明かりの灯る人気の無い公園に一人で来ていた。

「ここ……で良いんだよね」

何の変哲もないただの公園だ。

もしもこの場に天音リンが居れば、大切な友達との大切な場所———そう語っていたかもしれない。

まどかがそのようなことを知るはずもなく、ただフラフラと歩き回った。

しかし歩き回るほど大きな公園でもないし、もちろんゆかりに関係する物など存在しない。

まどかは歩き疲れ、少し休もうとベンチに腰掛けた。

そうすると急に眠気が襲ってきた。

「あ、あれ?」

ここ2日は確かにまともに眠っていなかった。

とはいえ、このような場所で眠たくならなくてもいいのに。

(我慢でき……な、い)

まどかは耐え切れず、そのまま眠りに落ちてしまった。

その直後、公園の風景は歪んでいったのだった。