二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【ドラゴンクエストⅨ】スライムと元天使の冒険! ( No.23 )
- 日時: 2012/06/22 21:54
- 名前: 野花 ◆i0yxwOSY66 (ID: v.OxdoyZ)
数日後、土砂崩れは取り除かれ、とうげの道は開通した。
そして、リッカがセントシュタインへと旅立つ日がきた。
「はなればなれになっちゃうけど元気でね、おじいちゃん」
リッカは祖父にそう言う。
「おまえも慣れない都会暮らしで苦労も多かろうが、くれぐれも身体を壊さぬようにな」
心配そうな彼に、リッカの後ろに立っていたルイーダが一歩進み出て、
「お孫さんのこと、心配でしょうけど私もできるだけサポートしますからどうかご安心くださいな」
「おおっルイーダさん。よろしくおねがいしますぞ!」
大人二人が盛り上がっている時、リッカは
「ねえ、ニード! ちょっといいかな?」
彼女達から少し離れた所にいるニードに話しかけた。
ばれていないと思ったのか、彼は少し驚いた様子で、
「な……何だよ? 村を出てくヤツが俺に何の用だってんだ?」
うわ、素直じゃない、という声がナインやルイーダあたりから出た。
「この村の宿屋……ニードが引き継いでくれるんでしょう?
かってな話だけど、わたし、あの宿屋を閉じたくなかったから……
ありがとう。 カンシャしてる!」
「親父が“働け働け”ってうるさいからな。 別におまえのためじゃねーよ!」
なにこのツンデレ、という声がナインやルイーダあたりか(ry
「……まあ俺がやるからには、セントシュタインよりもビッグな宿屋にしてやるけどな!」
「うん、期待してる。 でも、わたしだって負けないんだから!」
「おうよ! 受けて立ってやんぜ」
何偉そうに言ってんだよニード、という声が作者あたりから出た(ぉぃ
そして、ナインに向き直り。
「ナイン……あなたにはすっごくお世話になっちゃったわね。
本当にありがとう。
でも、お父さんの隠していたトロフィーをすぐに見つけちゃうなんて、すごい。
ナインって不思議な人。
もしかして本当に天使さまだったりして……
……な〜んてね。 あなたもこの村を出て自分の故郷に帰るんだよね?」
「うん」
「もし途中セントシュタインに立ち寄ることがあったら、絶対、宿屋に泊っていってね!
それじゃ、行ってきます!! みんな、今までありがとう!!!」
そして、リッカ達は旅立っていった。
『さあ、アタシ達も出発ね。
天の箱舟のある場所、モチ覚えてんでしょ?』
数十秒後、[モチ]という言葉が[もちろん]を指すのだと分かったナインは頷く。
『それじゃ、峠の道へレッツゴー!』