二次創作小説(映像)※倉庫ログ

【がくっぽいど生誕祭】太陽の絆/SCLproject ( No.124 )
日時: 2012/08/03 08:02
名前: 月森和葉 (ID: ngsPdkiD)

がくっぽいど生誕祭第四弾
太陽の絆 SCLproject(natsuP) feat 神威がくぽ
です。
一昨日発表の新作です。
次は何を書こうかなーと思って歌詞置き場をあさってたらあったので。
つかこの生誕祭はいつまで続くんだ…。






 遥か遠くの、西の国に住まう旅人。
 聖なる地を目指し、彼はただひたすら歩き続けてゆく。

 何処かに潜む、空と大地の狭間で眠り続ける精霊。
 彼らを封じるための歌声は、幼い少女の喉から溢れ出す。
 その歌は何の意味も持たずに、風となって宙に消えてゆく。

 風よ、回れ。
 やがて時は満ち、歌は天空へと魂を誘う。
 蒼く光る灯火は、眠っていた魂を呼び起こし、あの空の彼方へ。
 彼の人は翼を広げ、力強く大地を蹴り、飛び立つ。
 誇り高き、彼の人よ。

 彼の奏でる歌は、人々の喜び、悲しみを全て紡ぎ、遥か天空で輝く太陽と共鳴する。
 憂いの全ても解き放ち、それによって輝く惑星群。
 守りたい絆。
 紅く染まり、天空へと。

 踊れ、踊れ。
 歌え、歌え。
 悲しみの全ても打ち砕け。
 何も恐れずに進め。
 神の眠るあの丘へ。
 固く閉ざされていた瞳の奥に、信じていた光が灯る。

 彼の奏でる歌は、人々の喜び、悲しみを全て紡ぎ、遥か天空で輝く太陽と共鳴する。
 憂いの全ても解き放ち、それによって輝く惑星群。
 守りたい絆。
 紅く染まり、天空へと。 

 紅く燃えさかる太陽の中心に皆の希望と自由を委ねる。
 彼の人の歌声は、周囲を静める凪となって闇夜の夜明けを呼び覚ます。

 纏った蒼き翼。
 太陽のほむらの中へ。
 もう二度と聞くことの出来ない、優しい旋律。

 終わらない、彼の旅路の果てへ。