二次創作小説(映像)※倉庫ログ

【がくっぽいど生誕祭】空に届く砂の山/ナタP ( No.127 )
日時: 2012/08/04 08:38
名前: 月森和葉 (ID: ngsPdkiD)

がくっぽいど生誕祭第五弾
空に届く砂の山 ナタP feat 神威がくぽ
です。
なんかもうこれ書くのも流れ作業になっちゃってるし、いつまでやろーかなーとか考えてる月森です。
ggrksはリクあったのでやると思います……多分。
もう頭もマジ割れそうなくらいに痛いし、めっちゃ気持ち悪い……。
……死なない程度に、頑張りたいと思います……。



 道端に咲いた、赤い花。
 じっと見つめていたら、影が輪郭となって消えていった。
 たった一つの細い糸。
 あの人と切れた。
 ずっと、一人で生きて行かなくちゃ。

 また、遠くへと消えて行く。
 僕の、理想の足音。
 行かなきゃ、遠くの、さらに向こうへ。

 カタチが壊れていく。
 僕はまだ、繰り返している。
 あなたが積み上げてる砂の山。
 空に届きそうな位に高い、砂の山。
 それを波が崩して。
 海は雲を映している。

 たった一つの青い色。
 じっと見つめていたら、それは流線型を描いて消えていった。
 あの人が帰ってきた。
 今では、二人で生きている。
 カタンカタンと、軽やかな音を立てて列車は走り行く。
 追いかけていく。
 近づいていた向こうへ。

 「さよなら」
 どんどん遠ざかっていく。
 あなたはまだ、振り返っている。
 僕も積み上げる砂の山。
 空に届く砂の山を、波が崩す。
 青い海は、白い雲を映している。

 誰かの声が響く。
 誰かの声が響いている。
 誰かの声が響く。
 誰かの声が響いている。