二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 【がくっぽいど生誕祭】エゴイスティック/No,D ( No.132 )
- 日時: 2012/08/06 07:48
- 名前: 月森和葉 (ID: ngsPdkiD)
今日は午前中に部活があるので、早めの投稿です。
ってこのスレ見てくれてる人居るのか……。←急に心配になった人
がくっぽいど生誕祭
エゴイスティック No,D feat 神威がくぽ
いつまで続くのだろう、この生誕祭は……(倒置法)
手繰り寄せた糸でターゲットを惹きつけるように。
さあ、観客のいない舞台の幕が開く。
見えない所へと彼女の視線を誘い、
上手く意識が引き上がる瞬間を待っている。
「心を求めて動く身体ならば
光る幻見せてあげよう」
もっと強く抱いて。
指を絡めて。
この場の全てに酔い溺れて。
白く塗り付けられたような、美しい微笑みを浮かべて。
気付かないで。
悟らないで。
欲のままに突き動かされる。
握り返す私の手に引かれて、心の底から笑え。
「不出来な演技でも構いやしないのさ」
「躓いたように見せるのも上手いね?」
「それが君の縋るアイデンティティでしょう」
「悲観するほど無理解じゃないけれど」
息もつけぬような細い緊張感を。
いつまで張り続けるのだろう?
光照らし出した、舞台の上。
二人しかいない狭い世界。
どちらとも互いばかりを気にしてるエゴイスト(利己主義者)
引いた所に収まるのが、何よりも気持ちいいのだから。
憂えずに。
嘆かずに。
結ばれた糸に合わせて、踊れ。
用意されたを欠片くり抜かれてしまって。
小さな疑念に飲み込まれて。
無いはずだと信じ続けていた素顔に怯えているあの人。
塗り付けられている厚い白は透明な黒と重ねられてしまう。
分からない。
気付けもしない。
争うように求めて。
リズムに身を任せ。
振り回され。
幕が下がるその一瞬まで。
たとえゲームの最後に負かされるのが私でも。
繰り合うたびに揺れる糸。
醜すぎて美しく見える。
貴方のその細い四肢のように踊る心。
支配する全ても何もかも忘れて。
「笑え」