ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

今日はカゲロウデイズに出てくる８月１４日ですね。
ってそれだけで特に何もない。。。


　ふと振り返ると、暗い夜の道にたったひとり。
　こんな、遠い、ところまで来てしまったんだ。
　夜のしじまに押し潰されそう。
　あんまり静かなのは嫌いなの。
　誰か、誰か。
　あたしの声に、応えてよ。
　でも、その声は反響してあたしの元に返ってくるだけ。

　この海が裂けたような、そんな悲しみも。
　いつも何処かから聴こえていた。
　海の泡に滲んで消えていく、懐かしいリズム。
　消えないように、そっとその身体で受け止めて。

「ねえ、リン。泣かないで。寂しいときは、僕の声に耳を澄まして」
　雨が降っていても、夜が明けて星が見えなくなっても。
　傍にいられないときでも。
　地球にいる君と、外にいる僕とで、まわる地球なんだ。

　道に迷って、不安なときは、眼を閉じると良い。
　魂の鼓動が感じられるよ。
　かじかむように寒い朝も、気怠いような午後も。
　どんな場所にいても。
　この音でいつでも二人は繋がっているんだから。

最近は無駄に時間を掛けてボカロ曲の絵を描くのに填っている月森です。
今日は新城Ｐの「Pane dhiria」を描いていたら、いつの間にか二時間掛かってました^p^
一週間位前からやってます。
「トゥインクル/Junky」「夢喰い白黒バク/Nem」「繰り返し一粒/猫虫」「Fire◎Flower/halyosy」「Just Be Friends/Dixie Falatline」「Pane dhiria/新城Ｐ」描いたかな〜
今思ったけど横文字多い。。。
って本当にどうでも良い月森のマイブームでした。。。



　小さな部屋に迷い込んだ、青い小鳥。
　その鳥は、部屋の中で叶わぬ恋をしました。
　不確かな明日を生きるのも、ささやかな力も全て無くした鳥。
　小さな部屋で羽を休め、傷ついた心を癒して。
　そして、涙が止まったら歌おう。
　愛の歌を。
　歌えなかったいつかの愛の歌を。

「もう泣かないで。君が悲しいと、僕も哀しいんだ」
　寂しいときは、僕の声に耳を澄まして。
　僕はいつでも君の傍にいるよ。
　雨が降っていても、夜が明けて星が見えなくなっても、それは変わらない。
　君と、僕とで、まわる地球さ。

　遠く離れていても、僕らは、大空を掛ける星座の裏表。
　さざめく昼も、切ない夜も、遠い空の下で惹かれあうジェミニさ。

　惹かれあう、ジェミニさ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈〈 終 〉〉