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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 囚人と紙飛行機 ( No.44 )
- 日時: 2012/07/05 23:10
- 名前: 月森和葉 (ID: Lx/gxvCx)
Whiteさん、有り難うございます!
『アンハッピーリフレイン』はタイトルしか聴いたことがないんですが、『ローリンガール』は自分も割と気に入っている曲なので、なるべく早くご希望にお答えしたいと思います。
あと、皆さん知らない曲が多い、と言われるんですが、特にどの辺がご存じないでしょうか?
私の選択する曲は、知らない方が多いらしく。
今度はなるべく有名な曲も書いてみたいですね。
「囚人番号31番、出てこい」
遂に僕の番が来たのかな—?
僕の目の前に立っていたのは、看守長だった。
「31番、名前は?」
「—レオ、です。」
看守長は少し頷くと、いきなり僕の顔に向かって鉄拳を入れてきた。
僕には何が何だか分からない。
でも、分かった。
看守長は、大事な誰かを亡くしたのかな。
それとも、もうすぐ—?
あのこは、もうどこまで行ってしまったんだろう。
「—独房に放り込んで置け。」
「執行ですか?」
「—ああ。」
やっぱり、僕の番が来たんだ。
最後の光だった彼女からの手紙も、全て取り上げられてしまった。
君が遠くに行ってしまったから、もう会えることはないだろうから、もうこの世に未練なんか無い。
でも、胸の奥底で、本当の僕が泣き叫んでいる。
『あのこのなまえがしりたい—。』
『もういちど、あのこにアイタイ—。』
難しいことなんか無い。
ただ、純粋に、僕の最期の思い出に—。
『アイタイ』
『アイタイ』
『アイタイヨ—。』
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