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Re: ポケットモンスター 昔の自分、変わった自分 ( No.4 )
日時: 2012/07/15 23:19
名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: UruhQZnK)

昔の自分編
第1部、ある男に出会って
第1話・旅立ち

カントー地方・マサラタウン
オーキド博士の研究所
「ほう、君があの時の少年か、3年前とはずいぶん変わったのう。レオ君の研究所に行ったときに君の顔を見た事があるけど君はワシを覚えて居るかい?」
「はい、覚えています」
「元気が無いのう、まあ良い君にはこれからポケモン図鑑を埋めてもらいたい」
作者が書き忘れていた部分ですが、主人公はレオの頼みでオーキドの手伝いをする事になったと言う設定です。
「既に話は聞ています」
「じゃあ話は早い、早速君にポケモンを1匹渡そう」
オーキドは机に乗っているたった1つだけのモンスターボールを手に取ろうとした。
「……ポケモンは持っています、だからいりません」
「それを先に言って貰いたいのう、まあ持ってても損は無いから持って行きなさい」
「いりません」
フラットは少し強めに言った。
「このフシギダネはくせの無いポケモンだから使いやすいぞ」
「もう一度言います、いりません」
今度はさっきよりも強く言った。
「そこまで言うならウチの助手とポケモン勝負をしてもらおう、おいそこの」
オーキドは近くにいた小太りの助手を指さした。
「えっ、私ですか?」
「そうじゃ、このフシギダネを使うんじゃい」
助手はしぶしぶモンスターボールを手に取った。
「では宜しくお願いします」

マサラタウン、中央
「ゆけっ、ラルトス」
フラットはラルトスを繰り出した。
一方助手は
「博士これどうやって出すんですか?え、自分で考えろ?……どうにでもなれ」
助手はモンスターボールを思いっきり投げた。偶然なのかボールは開き中からフシギダネがでて来た。
「でた、博士でましたよ」
「うるさい早く指示しろ」
「ラルトスねんりき」
トレーナーがダメだと思ったのかフシギダネは自分で判断して攻撃をかわした。
「博士ポケモンが勝手に」
「お前の事見限ったのじゃ」
「つまり野生に戻ったって事ですか」
「そうじゃよ」
話している間にラルトスはねんりきを10回近く放った。
「全部かわされてる。マズイ、PPが足りなくなる」
「フラット、工夫するんじゃ」
「工夫?……そうか、ラルトス接近して攻撃をしてくるように誘導しろ」
指示を聞いたラルトスは猛スピードでフシギダネの周りを回り、攻撃が出来る様に誘導した。
そうしたら案の定フシギダネがつるのむちをしてきた。
「ラルトスバックで避けながらねんりきだ」
ラルトスは指示通りよけようとしたが間に合わなかった。
(バシッ!)
フラットは聞いてつるのむちが当たってしまったかと思った。しかしよく見るとラルトスはつるを掴んで攻撃を受け止めていたのだ。
「ラルトスよくやった、そのままつるにねんりきを打ち込み、ひるんだら本体にも放て」
ラルトスは指示した道理につるにねんりきを放ち、即座にフシギダネにも放った。
「気絶した、博士モンスターボールをを」
フラットはオーキドにそう言った。
オーキドは慌てて持っていたボールをフラットに投げた。
「捕まれ」
フラットの投げたボールはフシギダネに当たり、フシギダネはボールの中に入って捕まった。
「お見事、君はラルトスにしっかりとした指示を出し、状況が変わっても臨機応変に対応していた。素晴らしい判断能力だよ」
「……このポケモンは返します」
フラットはフシギダネの入ったボールを差し出した。
「そのポケモンは君が捕まえたんだ、君の言う事しか聞かない、だから持って行きなさい」
「……仕方がないか」
フラットは嫌そうにボールをバックに入れた。
「そろそろ次の町に行きます」
「そうじゃ伝えたい事が二つ、先にワシの孫とその友達が同じ図鑑を埋めるのを手伝ってくれてるのじゃが、あったら宜しく頼むの、孫がグリーンで孫の友達がレッドじゃ、もう一つは悪の集団に憎しみを持つのは仕方がないと思うがこの地方で暗躍する組織「ロケット団には間違っても手を出さない事じゃな。」
「……一つ目は分かりました。二つ目は考えておきます」
フラットはマサラタウンの入口に向かっていった。
「レオ君には図鑑を渡したと言っくからのー」
フラットはオーキドの声には返事をせずに次の街へと向かって行った。