二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第6話 私と記憶と親子の絆 part6 ( No.30 )
日時: 2012/09/18 16:58
名前: のあ (ID: w1J4g9Hd)

「むう…」

 レーナが行った後、ルイネロは水晶玉を見つめ続けていた。
 真実のすべてを伝えたわけではなかった。本当は、まだ見えていたものがあったのだ。
 だが、確証が持てなかったため言えなかった。

 見えたものは明らかにこの世界ではない場所。

 そこでは皆が同じ服を着て、大人から教えを受けている。レーナもその中に…今とは全く違う姿だったが、いた。
 本で読んだことがある。それは『学校』というところだと。

「だが…学校はこの世界にはなかったはず…。絵空事だと…ずっと思われていたところではないのか…?」
 
 そんなところにレーナの姿が見えていたということは…

「やはりあの娘…この世界の住人ではないのか……?」
























 誰かが言う。あなたの使命を忘れてはいけない、と…。
 
 レーナはまだ知らない。なぜ自分がここにいるのかということを。

 エイトは気付かない。なぜ自分に呪いがかからないのかということを。
 
 真実は、いつかひとつにまとまり、そして……



 世界を救う、物語になっていくのだ。