二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第1話 魔法にショタにお屋敷に…なんでもあるな!!part2 ( No.41 )
日時: 2012/10/09 10:33
名前: のあ (ID: hxRY1n6u)

 それから歩くこと約20分、ようやくリーザス村に到着した。
 途中で魔物にもあったけど、もちろん瞬殺しておきましタヨー。だっていま私たちのレベル11もあるもん♪エイトの特訓のおかげで…(泣)
 …なんでそんなにレベルあるのにエイトがザバンの攻撃一発で倒れたかって言うのは放っておいてほしい……。
 まぁ置いといてー。さぁ中に入る

「待てっ!!お前たち何者だ!!」

 …呼び止められましたー。はい。
 声をかけてきた(られた?)のは銅の剣+兜の青髪の子と、お鍋をかぶっている茶髪の子だった。
 って言うかかわいいよ、お鍋の子。指くわえちゃってまぁ。二人とも私たちよりずっと幼いのに、なんで武装してるんだろ?
 とりあえず警戒されてるみたいだから誤解を解く為にエイトが二人に近づく。

「僕たちはただの旅人だよ。ある男を探してるんだけど…この辺に道化師みたいな格好をした変な人が来なかったかな?」
「変な男?それはお前たちのことだろう!!信号カラーなハデハデなお前にずんぐりむっくりなその後ろの男!!それが女を連れてるとなればこれほどあやしいもんはねぇ!!」

 !?なんか余計に怪しまれてるけど!?って言うか旅人って言ってるのに…聞く耳もってないの、この青いガキ!!(ひどい)
 …あながち間違ってないけど。ヤンガスなんか元盗賊だし。男二人に女一人ってちょっとおかしいパーティだよね…。
 あー…ヤンガスが泣いちゃった……。あんたって意外とヘタレだよね……(笑)
 とにかくエイトが必死に弁解する。

「っち、違うよ!!ほんとにただの旅び……」
「いーや分かってるぞ!!こんなときにこの村に来るってことは、お前らも盗賊団の一味だな!?
 マルク!!こいつらサーベルト兄ちゃんのカタキだ!!成敗するぞ!」
「合点ポルク!!」
「いざ、尋常に勝負!!」
「え…ええぇえええ!?」

 なんか勝手に知らない人のカタキにされちゃった!?エイトの説得が効かない相手なんて初めてだよ…。
 てかこの状況どうしよう……。本気でやったら二人(ポルクとマルク?)が怪我しちゃうし、かといってこのままやられるのも困るし……。
 そうこうしてるうちにポルクが「覚悟ぉおお!!」といいながら襲ってきた!!どどどどどうしよう!?

「こ…これお前たち!!ちょっとまたんかい!!」
「「ハッ!!こ…この声…は……」」

 ポルクとマルクの顔が一瞬で恐怖に染まる。後ろには優しそうなおばあちゃんがいた。
 え?さっきの声って、このおばあちゃんが出したの?なんちゅー声量……。
 突如現れたおばあちゃんはそのまま続ける。

「よく見んかいこの早とちりめが!!この方たちは旅のお方じゃろうが!!」
「(ぽこっ)いってぇ!!」
「(ぱこっ)ふえーん…」

 あ…いたそ…。これってポルマル(略)も痛いけど、おばあちゃんも痛いよね…。いい音なるなあ……。
 それからくるっと振り返って、さっきの形相がうそのように優しげな顔でにっこりと微笑みながら言った。

「すみませんねぇ旅の方。あの子たちも悪いものじゃないんですけれど…。最近、村に不幸があったものですから…。」
 
 不幸?それって…さっき言っていた『サーベルト』さんって人のことを言ってるの?
 
「あの…それってどういう…?」
「ん?ああ、気になさらないでください。知りたければ村人に聞けばわかることですじゃ。
 この村はいい村じゃよ。どうぞゆっくりしていってください…。
 …ほれ、ポルクマルク、お前らゼシカ様に頼みごとをされていたじゃろう?はよういかんか。」

「!!いっけね、忘れてた。マルク、行こうぜ。」
「あ、待ってよポルク〜〜。えと…さっきは疑っちゃってごめんなさい。ゆっくりしていってください。」
 
 ペコリ、と頭を下げてマルクがかけていく。根はいい子って言うか…ほんっとかわいいな…。ポルクは生意気だけど。
 それにしても…あんなちっちゃい子たちまでもがカタキをとろうとしてるなんて…。『サーベルト』さんって、一体誰なんだろ…。
 ありがとうございます、とおばあちゃんにお礼をしてから私たちは聞き込みを開始した。