二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第1話 魔法にショタにお屋敷に…なんでもあるな!!part3 ( No.85 )
日時: 2012/11/25 23:44
名前: のあ (ID: kEC/cLVA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

 最近…というか、今気づいた。
 エイトは交渉術にたけてるなーってことに……。
 たらぺった…じゃなくてトラペッタのときは情報を集めるとき別行動だったし、人と話をするのがうまいのもただ単に人見知りが少ないからって思ってたけど…それは違っていたってことをハッキリと理解した。
 だって…あれからたった十分ぐらいで必要な情報を聞き出しちゃうんだもん。
 もちろん人に聞き込みをするだけではなくて、噂話をしている人たちの声にも耳を傾け、気になるキーワードが出てきたときには即座に尋ねる。
 …要するに耳が良くて、頭の回転も早いエイトだからなせるわざってこと。
 で、わかった情報をまとめると…。
 まずサーベルトさんって言うのはこの村の用心棒で、しかもここを治めている名家『アルバート家』の息子だったという。かといって偉ぶったりはせず、誰とでも気さくに話す…まさに絵に描いたような心優しい青年だった。
 妹のゼシカという兄とは違い魔法に優れている人もよくなついていて、村人全員から愛されていたみたい。
 けれどある日彼は『盗賊団』の手によって殺害されてしまい、現在村は喪に服している…と。
 …なんかとっても悲しい話だな…。そんなに人望があった人が殺されるなんて…。
 村全体が少し暗くなるのもしょうがないのかも…。
 
「話を聞く限り、ここにドルマゲスは来てないみたいだね。ルイネロさんの占いも、久しぶりだから外しちゃったのかな?」
「…ねぇレーナ、ヤンガス。なんでサーベルトさんは賊なんかに殺されちゃったんだろう…?」

 エイトが顎に手を当てながら不思議そうに呟く。

「え?宝物を盗む所を見られたからじゃない?」
「じゃあそんな奴らにホイホイとやられるような人だったのかな…。用心棒ってことは、少なくてもそれなりの実力はあるはずだけど…。」
「たまたま人数が多かったとか強かったとかだったんじゃねぇでげすかい?いくら強くてもサーベルトさんも人間ですでげすから…」
「う〜ん……なんかひっかかる……?
 まぁいいや。とりあえず宿屋にいこう。続きは明日にしてね。」
「「わーい!!やった〜(でげす〜)!!」」

 正直言って疲れてたんだよね〜。(何もしてないけど)これって天からのめぐみってやつかも!!
 宿屋の前まで行くと、ちっちゃい女の子に呼び止められた。