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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- からくりばーすと ( No.29 )
- 日時: 2012/08/07 17:01
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: 7KCfFUM.)
【リン】〜第一話 緑の殺し屋〜
「……でね、次はこう行って……」
大きな地図を指差して話す緑の長い髪の女、リーダーミク。
アタシはそれを横から眺めて次の計画をたてる。
「はい、わかった?」
一通り話終えると、ミクは周りの人達に言った。
はーい…と、低めのだるそうな声で返事が返る。
「わ、か、っ、た?」
それが気にくわなかったのか、さっきより大きな声でミクは言った。
アタシ達を見るミクの鋭い視線に殺気を感じたのか、皆は姿勢を整え、はいっとハキハキ返事を返す。
「よろしい……じゃあ、リナ、もう一度言ってみて?」
ミクはそう言うと一番後ろに居たリナを指差した。
「え……っ…あ、あの……」
「何?ちゃんと聞いてたんだから言えるよねぇ?」
ミクは顔中に笑みを浮かべた。
まるで、最初からリナが聞いてないことを知って、技とあてたかのように…
「ご、ごめんなさい……」
「死ね。」
リナの顔が一瞬にしてこわばった。
そしてその周りにはリナを囲むようにして、メンバー達が集まった。
「私たちがぁ、何で此処に居るか、わかってるの?」
「は…はい………だ、だから命だけは…っ!」
「私達のしてることはぁ、決して、悪いことじゃないんだよぉ?」
「そ、それも……ちゃんと…」
「ならぁ、聞くべきだよねぇ……?」
「ご……めんなさい……」
ミクはフフ…っと笑うと、腰から約40cmほどの銃を取り出すとリナの頭に向けた。
「役たたずは……いらないんだよ……」
パアンー…と、乾いた音が響きわたった。
それから、リナが口を開くことはなかった…
いや、姿さえもー……
「それ、誰か片付けといてね?」
ミクは倒れ混んだリナを指差すと、また笑みを浮かべ、そう言った。
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