二次創作小説(映像)※倉庫ログ

からくりばーすと ( No.47 )
日時: 2012/08/09 16:55
名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: 9RGzBqtH)

「はいっかんぱ〜いっ!!」

帰った途端、これだ。

ミクを中心に、皆が集まっての宴会。
アタシは大体、座って見てるだけなんだけど…

「え〜っ、今回はぁ、リンが男を捕らえ、見事に打ち倒してくれたとのことでぇ……大活躍のリンに盛大な拍手を!」

そう言ってミクが両手を上げた途端、あちこちから大きな拍手がわき上がった。

「えぇ〜っ、今回のことを祝し、これより宴会をはじめまぁ〜っす!!」

これ、言うの遅すぎないか……
突っ込みたくなるのだが、流石にアタシはそれだけの理由で死にたくはない。

「盛ぉ〜り上がっていこぉ〜うっ!!」

ミクが手に持ったグラスを持ち上げ、歓声とグラスの重なる音が響きあった。

「いやぁ〜っ、今回リンは凄かったねぇ〜っ」

うん、凄かった凄かった、と一人で呟きながら、ミクはアタシの隣に座った。

「あの……それでリーダー…」

さりげなく聞いてみた。

「ん?何かなっ?」

「レン……って誰ですか?」

ミクの顔が一瞬でこわばった。
何かバレてはまずいことでもあるのだろうか…

「その名前……どこで聞いた?」

ミクはいつにまして真剣な声でたずねた。

「今日……あの男が…アタシを見て……」

ちっ、と舌打ちが聞こえた。
そしてミクは静かにアタシに告げた。

「後で私の部屋に来な。」