二次創作小説(映像)※倉庫ログ

弱音ハクをドSキャラにしたらこうなった。 ( No.79 )
日時: 2012/09/07 19:06
名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: .bb/xHHq)

「わあああぁっ…!ご、ごめんなさいっ!」

続いて入ってきたのは黒に近い藍色の髪の女。
入ってくるなりいきなり水色の髪の少女を捕らえて頭を下げて謝った。

「まぁ…元と言えば悪いのは俺かもだs………」

ベシっ…という鈍い音が響いた。
見るとピンク色の髪にニット帽を被った男が倒れていた…
華麗に登場しようとしたら、コンセントに足を絡ませ、今にいたるらしい。

「ミズキ姉……っ!…と、ロロ兄…っ!」

リンが入ってきた二人を見て、目を輝かせて言った。
「あれ、俺ってついでですかー…」と、下で男が言っていることも無視して、ミズキと呼ばれた女は深々と挨拶しはじめた。

「あ、皆さんお久しぶりかなぁっ?私、私ですほらMIZKIですよ!覚えてますかねぇ…」

「うわぁ…ちょっと待って…死ぬ…」と、ロロが下でうるさかったのか、ミズキは乱暴にロロを引っ張りあげ、また全員に深々と話し始めた。

「いきなりで本当ごめんなさいです…色々あったんです…」

ミズキは横目で涙目の水色少女を見ると、また向き直った。

「今日はですね、ルイ……っと、こいつが脱走しましてですね…」
「何君…死にたいの…?」

今までまともに口をきかなかった水色の女が初めてまともに口をきいた。
いや…まともとは言えないかもしれないが……

「あたしなんてさ、どうせ君の代わりにしかすぎないじゃんっ、君はいくら幸せでも、あたしは君ほど……ミズキほど幸せなんかじゃない…っ…」

涙目になりながら話す少女の腕に書かれた番組、『61』。
それを見て「はじめましての子かな…?」と言うミク。
「あわわ、大丈夫かなっ!?」と、慌てながら言うリン。
「またにぎやかになりそうかな…」 と、ミクに向けて言うレン。

そして、ミカはその女を数秒見つめた後に言った。

「あれ、その子かな?新しくできた亜種っていうの…
確かルイって………」
「黙れ。」

ルイ、と呼ばれた水色の髪の女は、狂気に溢れた顔を見せると、自分から名乗りだした。

「RUI。本名は皐月音ルイ。
ロック系の曲は得意、ホラー曲は好き、バッドエンドで終わるものが好き、後ロロの曲は全部好き。他は全て嫌い……
誰かの亜種になったつもりなんてない…あたしはあたし、皐月音ルイだよ…」