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・＊旅人＊・

（松潤Ｓｉｄｅ）
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サーシュ…っていう少女は自分の名前を言った後、当たり前のように
俺の隣に座った。
というよりコイツの服…魚人島のクリミナルの服だ。

サー「…どうかした？」
松「あ…いや…その服どこで手に入れたの？」
サー「コレ？魚人島よ。
　　今じゃいろんな所で売ってるけど、現地で買いたくて。
　　あ、そういえばアナタ、名前は？」
松「ま、松本潤…」
サー「へぇ…。変わった名前ね」

サーシュはフッと微笑んだ。
魚人島っていう事は偉大なる航路（グランドライン）の中盤の島。
つまり、コイツはここから来たって事か。
でもなんでこんな所に…？

サー「さてと」
松「何処行くんだ？」
サー「この島を出るの」
松「はっ！？」

サーシュの答えに俺は情けない感じの声を上げた。

サー「ちょっとしかお話できなかったけど楽しかったわ」
松「ちょ、ちょっと待てよ」
サー「…なぁに？」
松「君は何者なんだ？」

俺の質問にサーシュは一瞬苦い顔をして、答えた。

サー「強いて言うなら、旅人ね」
松「？」
サー「じゃあね、ジュンくん。またどこかで」

そう言ってサーシュはエンジェルビーチから去って行った。
俺はその姿を呆然と見ていた。































サー「それまで命を大切に。嵐のみんな」