二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 夢という名の世界で〜イナイレ〜 ( No.1 )
- 日時: 2012/08/10 18:13
- 名前: ゆりかん ◆Qd6XA/vkyQ (ID: bdCN.0aH)
第1話「安藤先生と居眠り」
「久山...」
「zzzz」
「久山」
「zzむにゃzz」
「聞いとるのか久山!!お前は毎度毎度授業中に居眠りして!!廊下に行きなさい!!バケツを持って!」
ふぁ〜い
ってまた安藤先生かぁ〜そっちこそ毎度毎度私の安らかな睡眠を妨害しやがって...
「はやく廊下へ行け!」
あはは、また廊下かぁ〜
やった☆これで大嫌いな授業を受けずに心安らかに眠れるぞ
「聞いてるのか、久山!!さっさと行けといってるだろ!!」
う〜こわッ!安藤先生、そう毎度毎度起こらなくても...
これ以上怒らせると先生の血圧が上がりそうなので私は廊下へ退場
もちろんバケツなんかもってかないよ〜
へへ、やっぱ廊下のほうが落ち着くかもw
だって先生に見られないし
ふふ、これで心置きなく眠れるぅ〜
それじゃ、おやすみなさーい
「久山!!!!!!」
ん?なんか耳元で怒声が...
「誰が廊下で居眠りしろと言った!!」
あーもう!うるさい!
「先生が廊下へ行けって言ったので行っただけなんですけど。別に先生、立ちなさいとは言わなかったじゃないですか。何をするかわからなかったので居眠りしました。日ごろ、私睡眠不足なんですから」
うん、私のほうが正論だし睡眠不足ってのも当たってるし...
けど、当の本人は正論で納得するような人間じゃない
今の今まで赤かった顔がさらに赤くなってきた
お、きたきた
いつもの追いかけっこだなw
「それじゃ、センセ、さよなら」
へへ、学年一、いや、学校一足の速い私についてこられるかな?
「あ、おい!貴様、逃げるきか!!待てー!!」
この世の中に待てといわれて待つような人はいないと思うが...
しっかし先生も懲りないねぇ〜
毎日こんな追いかけっこしてるし、第一私に追いついたことなんて一度もないじゃん
んで、逃げられた私の悪態をつくのがいつものパターン
「お、追いかけるんですか!それならこっちにだって手はありますよ!」
私は廊下の窓を開け(ちなみにここは3階)すぐそばにある木の上にジャンプした
いつもはしばらく先生の気の住むまで学校中追いかけっこだけど今日はいつもより眠かったからいったん外に出ることにした
案の定
「こらーーー!久山ーーー!!窓を使うなんて卑怯だぞーー!戻ってこーい!!」
先生、そういうの負け犬の遠吠えって言うんだけど...知ってるかな
自己紹介遅れました!
私の名前は久山明日香、ま、苗字なんてさっき先生がありったけ叫んでたからすぐわかると思うけどね
ふつーの中学校に通うふつーの中2です!
いや、普通じゃないかな?
今みたいに授業中居眠りして先生と追いかけっこしてここまで逃げてくる中学生なんて全国探しても私だけかも...
え、問題児?
違うよ〜だいたい周りの子に迷惑かけてないのに騒ぐほうがおかしいの
いまの安藤先生みたいにww
さて、自己紹介しているうちにグラウンドの木の下にたどり着いた
ここは最近見つけたお気に入りの場所
後者からも見えないし、用務員さんが通らない限り絶対に安全な場所
たまに、同級生の円堂君がいるが気にしない
というか気にしたら負けだと思ってる
今日みたいに授業をエスケープした日はたいていここかな
日ごろの疲れとストレス、そして睡眠不足が重なって私は木の下にねっころがった
「ここならきっと大丈夫...」
そう呟いて私は目を閉じた