二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 『ハリー・ポッター』二次小説〜騎士王の末裔〜    ( No.148 )
日時: 2015/10/07 21:44
名前: ウルワルス (ID: LF8j4K3p)




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 6月の第三月曜日、ヴァレンティン・レストレンジはホグワーツの大広間にいた。ホグワーツの閉鎖が解除されたことを祝う祝賀会が開かれるのだ。
 ヴァレンティンには、気がかりなことがあった。グリフィンドール席にローズ・ウィーズリーの姿が無い。
 生徒達が着席すると、大広間の奥でフリットウィック校長が立ち上がり、口を開いた。
「久しぶりですね、諸君。
 通知に書いてあった通り、ミスター・スコーピウス・マルフォイが『透明な怪物』の正体をヌンドゥだと突きとめ、ホグワーツから駆逐しました。」
 ヴァレンティンは、グリフィンドール席に座るスコーピウスを見やった。嬉しそうにしている。
「ホグワーツの閉鎖が解除されたのは、ミスター・マルフォイのおかげです!」 校長が言った。
「また、ヌンドゥはグリフィンドール2年のミス・ローズ・ウィーズリーに憑りついていましたが、ミスター・マルフォイがヌンドゥにかけられていた『服従の呪文』らしき呪いを解いた結果、ヌンドゥはミス・ウィーズリーを解放し、彼女は一命を取りとめました。
 これらの功績を鑑みて、ミスター・マルフォイの退学を取り消し、彼のホグワーツ復学を認めることとします!」
 グリフィンドール席から爆発的な歓声が湧き起こった。