二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 『ハリー・ポッター』二次小説〜騎士王の末裔〜 ( No.164 )
- 日時: 2019/09/18 21:12
- 名前: ウルワルス (ID: 3Mpht8EV)
Side:ハリー
ロンとテディに別れを告げると、ハリーはローズ、スコープと共にホグワーツへと飛び立った。
箒に乗りながら、ハリーは過去を語った。ハリーはホグワーツの2年生だった時、ドビーという屋敷僕妖精と知り合った。ドビーは当時とある闇の魔法使いの召使いだった。その魔法使いは、ホグワーツに恐ろしい怪物を解き放とうとしていた(その魔法使いが誰かは話さなかった。スコープを苦しめないためだ。)。その陰謀を知ったドビーは、ハリーを危険から守るためホグワーツに行かせまいと9と4分の3番線の出入り口を封じたのだ。そのためハリーは一緒にいたロンと共に、ロンの父親の持ち物だった空飛ぶ車でホグワーツに向かわざるをえなかった。
「私かスコープにホグワーツに行ってほしくない人がいるのかしら。」 ローズが言った。
「サウロス達だろう。」 スコープが言った。「自分の家の屋敷僕妖精に命令したんだと思うよ。」
「サウロス・マルフォイやヴァレンティン・レストレンジが君達と仲が悪いことは、アルから聞いているよ。」 ハリーは言った。アルとは、ハリーの次男でローズ・スコープと同学年であるアルバス・ポッターのことである。「彼らが容疑者であることも、校長に話しておこう。証拠が無いから、逮捕はできないだろうが。彼らが君達に危害を加えないように、先生方が気を付けてくださるだろう。」
3人がホグワーツの校門に着いたのは、ちょうどセストラルが引き、生徒達が乗る馬車が入ってくるところだった。セストラルとは天馬の一種で、人の死に立ち会ったことがある者にしかその姿を見ることができない。大半の生徒達には、馬車が何にも引かれず勝手に動いているように見れる。
ローズとスコープには、まだ見ることはできないだろう。今後も見ることがありませんようにと、ハリーは思うのだった。