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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 『ハリー・ポッター』二次小説〜騎士王の末裔〜 ( No.44 )
- 日時: 2012/12/29 18:28
- 名前: ウルワルス (ID: fS.QmYjo)
子供達が食事を終えて寝室に向かった後も、ハリー、ロン、ドラコは、それぞれの職務や家庭の現状、或いは学生時代の思い出を語り合った。学生時代の数々の諍いも、今では笑い話として済ませることが出来た。
ハリーが時計を見た時には、12時を過ぎていた。
「いかん、そろそろ帰らないと。朝帰りしたら、ジニーに怒られる・・」
「どうやって帰るつもりだ? 酒気帯び状態では、箒での飛行も『姿くらまし』も禁じられるようになってるんだぞ。」
ロンが言った。
「その法律を立案したのは、確か君の奥方だったね?」
ドラコが言った。
「そう。だから私の場合は、朝帰りするよりも今すぐ帰る方がリスクが大きいってわけだ。というわけで、今晩はこの屋敷に泊めてもらってかまわないかな?」
「世話が焼けるやつだな。夕食の席でローズが言っていた通りだ。娘よりも父親の君の方が、よっぽど迷惑をかけてるぞ。」
ドラコは呆れたように言った。
「で、君はどうする? ハリー。」
「・・やはり朝帰りは避けねばならない。法に触れようと、私は今から『姿くらまし』して家に帰るよ。」
「天下のハリー・ポッターも、自分の妻には頭が上がらないと見えるな。」
ドラコは悪戯っぽく笑いながら言った。
「だが、法を破る必要はないぞ。
レヴァル。ポッター殿に『付き添い姿くらまし』をして差し上げなさい。」
ドラコは、屋敷僕妖精のレヴァルに向かって言った。
補足
箒と「姿くらまし」が駄目ならフルーパウダーを使って帰ればいいとお思いになる方もいらっしゃるでしょうが、酔って呂律が回らなくなった状態で使えばどこにとばされるか分かりませんからね。
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