二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- ドタバタ文化祭!(当日編3)(その1) ( No.410 )
- 日時: 2013/06/05 19:52
- 名前: りゅーと (ID: BcUtmJZZ)
ここからはエッダ達がナカジのクラスが出すお化け屋敷に突入!彼らはお化け屋敷をクリア出来るのか!?そして、彼が考えたお化け屋敷の内容は・・・!!
ナカジ「そろそろ交代の時間だ。この後はゆっくりしていってくれ。」
男子A「ステージのあれは見たけど、カッコよかったぞ!あれは凄いよなー!」
タロー「何か恥ずかしいなー。あ、お化け屋敷の方はどう?」
女子A「お客さんがたくさん来たよ!何でも怖いと口コミが広まったんだって!」
サユリ「そうなの!?あ、受付を変わるね!」
サイバー「着替えたら、メイクをしろよなー?」
タロー&サユリ「ひっ!?サイバー(君)、怖っ!?」
時間までに十分自由に回ったナカジとタローとサユリは交代をする。前の係の生徒に労いの言葉をかけると、服を着替えてメイクを施す。さて、監修した本人がやったお化け屋敷は・・・?
エッダ「もっきゅもっきゅ(・ω・)」
マサムネ「美味しいか?」
エッダ「・・・おいしい!」
マサムネ「よかったぜ!スイーツはたくさん用意したからたくさん食べな!」
戦国喫茶ではエッダとマサムネが食事中。エッダはお客さんとしてうどんとわらび餅と抹茶ミルク餅を食べており、マサムネは自分で買ってきたものと店のまかないを食べる。美味しいご飯を食べた二人は本題を思い出す。
エッダ「マサムネ、そろそろ行こう・・・」
マサムネ「ああ、ナカジ達もお店をやってるからな。どんなお化け屋敷か楽しみになって来た!」
時間的にナカジ達がお化け屋敷で係をする事を思い出したエッダとマサムネは作業着のままでお化け屋敷の場所へ移動。すると、道中でメイド服のみっちゃんと軽い服装をしたDと出会う。
みっちゃん「二人ともお疲れ様!ステージのは本当に最高だったよ!」
D「あの演奏と演劇は凄かったぞ・・・」
エッダ「恥ずかしかった・・・;」
マサムネ「戦国喫茶に来てくれてありがとな〜!あとでアクセサリーをしに行くからな!」
劇でお姫様役をさせられたギラギラメガネ団の鹿の子は泣きそうになり、それをギラギラメガネ団の義賊が軽くなだめる。さらに階段で交代を貰った硝子と中等部から直接来たハヤトと合流する。
ハヤト「先輩方!お疲れ様です!ゲームに来て下さってありがとうございます!」
硝子「迷路は大丈夫だった?」
みっちゃん「硝子ちゃん、迷路は本当に楽しかったわ!あと、飛び入り参加はビックリしたわ。」
ハヤト「それ以前に鼻血を出した美津子先輩が怖いですよ・・・;」
D「ハヤトは店番を終えたばっかりなのか?しかし、その格好を見ると本当に係員っぽく見えるな・・・」
エッダ「ラウンド1の店員っぽいね。」
みっちゃん「本当に似合ってて可愛いわー。そろそろ、お化け屋敷の方に行こう。」
仲のいいメンバーと合流したエッダ達は高等部校舎内を少し歩き、ナカジのクラスが催すお化け屋敷に到着した。受付でパンフレットを貰おうとしたその時、お化け屋敷入口から・・・
客「ぎゃああああー!!」
客2「あばばばばば((°°Д°°))」
客3「だじげでぇぇぇぇぇ!!!」
客4「ひいいいいー!!」
学生「うわぁぁぁぁぁー!!」
学生2「きゃああああああ!!」
学生3「う゛ああっ!!?ギブ!ギブ!」
一同「・・・(大汗」
お化け屋敷の中から聞こえてくる先客の内容が異なる悲鳴。声の持ち主や声色や叫びは違うものの、一つだけ分かるのは今から入るお化け屋敷がとんでもなく恐ろしい事。入場前からの先客の絶叫という先制攻撃に一同は慄(おのの)く事しか出来なかった・・・。あんなに悲鳴が上がると言う事は相当気合を入れたのだろう・・・;
冒頭からヤバい・・・
- ドタバタ文化祭!(当日編3)(その2) ( No.411 )
- 日時: 2013/06/05 19:53
- 名前: りゅーと (ID: BcUtmJZZ)
受付係「お化け屋敷に入場する前に注意点をいくつか言いますね。お化け屋敷内では走らない・驚かし役や係の人を攻撃しない・室内での飲食や喫煙は禁止・携帯をマナーモードにする・体調が優れない方や妊婦さん(または可能性がある人)はお断りとなっています。また、現段階でもリタイアする人がいますので無理だと思った方は近くにいる係員に遠慮なく申してくださいね。最後にですが、お化け屋敷内では中にいる係員の指示に従ってくださいね。」
マサムネ「ああ、分かったぜ」
エッダ「マサムネ、お願いだから手を離さないでね・・・」
D「あそこ、癒しの空間だな・・・」
ハヤト「D先輩の意見に賛同出来ます」
みっちゃん(あの二人の写真が欲しくなった・・・)
受付係「では、まず、入口でプロローグビデオをご覧になってください。ビデオを見て無理だと判断した場合は引き返す事も可能です。」
どうやら混雑防止のために最初にプロローグビデオを入場客に見せるようだ。入口から少しのところに設けられたスペースには何人かの生徒や外来客がおり、エッダ達もそこで見る。
D「ビデオを作るとは凄いな・・・あ、始まった!」
ジジジ・・・
ナレーター「このお化け屋敷にいらっしゃってありがとうございます。まず、お化け屋敷の混雑防止のために最初に注意事項の説明とプロローグビデオの静聴をしてもらいます。お時間を数分ばかりいただきますが、お化け屋敷を楽しんでもらうためにも私達の指示に従ってください。」
最初に明るいナレーションが入り、受付にもあった注意事項を再び全員に伝える。念入りに行うと言う事は今回のお化け屋敷がとんでもない事ことは言うまでもない。注意事項の説明が終わると、お化け屋敷のコンセプトが分かるプロローグビデオが流れる。同時に明るかったナレーションの声のトーンも下がり・・・
ナレーション「ここは山奥にある廃校。この廃校ではある一つの禁忌の儀式が行われていました・・・。その儀式にはある一人の医者が関係していました。当時は戦争の真っただ中であり、彼は医療技術が未発達の山奥の集落に派遣されました。」
スペースの明かりは徐々に暗くなり、同時に今いる場所に設置されたテレビの電源がつき、映像が流れる。
最初に映し出されたのは使われなくなった古い木造の校舎。廃校の映像が少し流れた後、次に医者のシルエットが映し出され、戦時中に村の診療所で治療をする場面が出される。だが、彼らが見ているプロローグビデオは普通に演出している訳ではない。
アニメやゲームが大好きなサイバーを筆頭に彼を含めたクラスメイトが、映像ソフトやイラストレーターやフォトショップなどを使って映像をホラービデオ風に編集。結果、今見ている映像は古いフィルムで撮影されたかのように白黒画面で流れており、時折入るノイズが不気味さを増す・・・。
ナレーション「医療技術が未発達の集落に来た医者の存在は救世主的な存在であり、村人達は彼に感謝をしました。そんな彼も村人達には挨拶をし、診療所の仕事がない日は村の人達の手伝いをしたりと、村人と交流を深めたりしました。この集落では医者の存在を知らない人はいないでしょう。そんな彼には命よりも大切なものがありました。それは集落にいた看護師でした。彼女は医者が派遣された日から右も左も分からない彼に一つ一つ教えました。優しい笑みが似合う女性に医者は恋に落ちました・・・。」
テレビには医者が村人と交流する絵がいくつか映し出され、その次に看護師の女性が映し出された。実際の映像だけじゃなく、イラストも混ぜての技法は効果的であり、予想通りに多くの人達が映像にくぎ付け。
ナレーション「周囲の人達は反対をせず、二人の恋を応援しました。医者は戦争が終結したら、彼女と結婚しようと決意。戦時中では恋などは許されないものでしたが、戦争が終われば平和になると人々はそう思っていました。二人は何も贅沢などをせず、せっせと診療所に来た人々の治療に専念しました。「一緒にいる」。これだけが彼と彼女の幸せでした。しかし、その幸せは長く続きませんでした・・・」
映像だけ見入っているのもいいが、映像を引き立たせるBGMや効果音もいい。場面ごとに悲しい音楽や古いオルゴール、華やかな音楽やピアノの独奏と混ぜて流している。物語の人物の心境や背景に合わせて、流しているので見ている人達の心を動かす。
ちなみに音楽素材はいろんなサイトで探したり、音楽に強い子に頼んだりしたが、イメージに合うのがない場合はMZDに土下座して頼み込むほど・・・。
プロローグビデオが手の込んだ短編作品に。ちょっと長いので分けます。
- ドタバタ文化祭!(当日編3)(その3) ( No.412 )
- 日時: 2013/06/05 19:55
- 名前: りゅーと (ID: BcUtmJZZ)
ナレーション「ある日の事、不慮の事故で看護師は亡くなりました。突然訪れた彼女の死に医者はひどく慟哭(どうこく)しました・・・。彼は次第に覇気がなくなり、それは仕事にも影響が出るほどだった。それを見た村人達は一時的に彼を診療所から離れさせ、心を癒す時間を与えました・・・。しかし、悲しみを癒すのに必要な時間は果てになく長い・・・」
先ほどまでは医者と看護師のラブラブなシーンと明るい音楽が流れていたが、物語が進むと全てが一転。今度は家の中の場面に切り替わり、ポツリポツリと語るナレーションのBGMには階段から何かが転がり落ちる音と女性の絹を裂くような悲鳴。そして、男の絶叫・・・
ナレーション「彼女の死から一か月後、集落から一人の子供が行方不明になると言う事件が起きました。行方不明になった子供を捜そうと、村の人達は一生懸命捜索しましたが一向に見つかりません。この出来事がきっかけで村から一日に村人が一人ずつ消えて行き、子供だけじゃなく若い女性やお年寄りや大人の男までがどんどん消え、集落は恐怖の底へ叩き落とされました・・・。」
次の場面は集落が映し出されており、人がどんどん減っていく映像になっていく。プロローグビデオの出演者は言うまでもなく、全員ナカジのクラスメイトやその関係者であるが、念入りに行った演技と映像・音響に強い生徒の編集によって不気味な雰囲気を出している・・・。
冒頭のビデオでも震える人が続出し、お化け屋敷を断念しようかと考え始める人が出始める。
ナレーション「そんなある日、村人の男が集落のはずれにある使われなくなった廃校に黒いローブを身にまとった男が村人を運び込む場面を目撃。今までに行方を晦ました村人達はそこにいるかもしれないと思い、残った村人達は武器を持って廃校に行きました。何があっても覚悟した彼らでしたが、そこでは信じられないものを見てしまったのです・・・。」
ナレーションは話をある程度語り終えると、いったん話を止めて深呼吸をする。この深呼吸の間も長く感じられ、全員は嫌な冷や汗をかく・・・。呼吸を整えたナレーションは再び話へ戻る。
ナレーション「ある一室に入るとそこは鉄の臭いがする赤黒い液体に染まった壁と山積みになった大小異なる白い骨が・・・!室内には見た事のない道具や器具、呪(まじな)いに使われる供物、切り落とされた腕、床に書かれた魔方陣、室内を照らす蝋燭・・・。そこの部屋だけは異様な雰囲気をまとっており、一言で表すなら、それは祭壇・・・」
村の映像から一転し、真夜中に黒いローブの男が人を担いで最初の廃校へ吸い込まれるかのように消えていくシーンが流れる。そのシーンは一瞬に消え、村人達が話し合い、武器を持って廃校へと突撃するシーン、その次はある一室に入るシーンへとタイミングよく映像が切り替わったり、不気味な効果音を流すだけでも十分効果はあった。
だが、村人が入った部屋を見た時に全員は息を呑んだ。血に染まる壁や死体があった魔方陣、いわくの品がある品物が乗ったテーブルと、恐ろしい儀式が行われた祭壇が映し出された時、グロやホラーが苦手な人は小さく悲鳴を上げる。
ナレーション「日常に隠された異質に村人達は言葉を失うも、室内から聞こえる悲鳴に彼らは正気に戻り、そちらの方を見ると黒いローブの男が先ほど行方不明になった村人を鉈で切り落とすところでした。村人達は大急ぎで男を取り押さえ、さらわれた村人を何とか助け出しました。暴れる相手が身にまとうローブを取ると、そこには医者の顔が・・・!」
画面は黒いローブの男が鉈を持って人を殺そうとしているシーンであり、別アングルから撮影されているのと仮面をつけて素顔を隠しているのでローブの男が怖く見える。その後に悲鳴と村人達が殴る音が響き、次の場面へ・・・
ナレーション「どうして彼がこんな事をしたのかと言うと、恋人を失った失意の中、集落の図書館である書物を見つけました。それは死者を蘇らせる禁断の秘術が書かれた本であり、彼は儀式をして恋人を蘇らせようとしたのです・・・。そのためには多くの血肉を捧げる必要があり、彼は一か月の間に村人達を殺しては毎日儀式を行った・・・」
廃校に隠された秘密と男の愛する人を思う狂気。そして、儀式を行う医者の映像は恐怖映像であり、BGMや効果音や映像技法も恐怖を増すように編集されていた・・・。
言っておきますが、まだプロローグビデオです。
- ドタバタ文化祭!(当日編3)(その4) ( No.413 )
- 日時: 2013/06/05 19:56
- 名前: りゅーと (ID: BcUtmJZZ)
ナレーション「全てが暴かれ、連行されようとなった時、医者は必死の抵抗で逃げ出しました。だが、逃げる途中で階段から転び、近くの窓ガラスで首を真っ二つにしてそのまま息絶えた・・・。その後、地元の警察の捜索で分かった事は後者には儀式の犠牲になったのは行方不明になった人達だけでなく、孤児院の名を語る人売りから譲り受けた孤児、さらには軍事施設から送られた負傷した兵士達・・・。医者は相手の実験に協力をするだけじゃなく、その実験の中でも恋人を蘇らせる方法を探していたのです・・・。」
この後にガラスで首を斬る音が響き、場を支配する・・・。
ナレーション「大事な人を蘇らせたい一心で行った狂気の儀式と集落を支配した恐怖はここで終わった・・・。その後、廃校は封鎖され、誰も近づかなくなり、時代と共に集落から人はいなくなりました。だが、恐怖はそこで終わりません。封鎖された廃校から明かりが漏れていたり、誰かが歩く姿が目撃されたりしたのです。時は流れ、この噂に興味を持った人達が面白半分で廃校に行ったのですが誰一人として帰って来ませんでした・・・。」
映し出されるのはずっと手が付けられていない廃校内部であり、中は当時のままだった・・・。実験が行われていた部屋、死体を処理していた部屋、飼育されていた動物の死骸がある部屋、そしてあの忌々しい儀式が行われた部屋も・・・。
ビデオの方も終盤へと入り——————————
ナレーション「だけど、ずっと誰も触れていない謎があります。それはあの時に追い詰められた医者の首がまだ見つかっていないのです・・・・」
ナレーション「もしかしたら、その生首が看護師を復活させようと生きる者の血肉を求めているのでしょう・・・。この場所には犠牲になった人達の怨念やその怨念で呼び寄せられた魑魅魍魎が集い、あなた達に襲い掛かってきます・・・。運が悪いと医者の生首に出会うかもしれません・・・。皆さん、気をつけてくださいね・・・うふふふふ・・・」
プロローグビデオを見終わった後、全員は言葉を失った。三分程度のビデオでリタイアする人が出現し、小部屋にいた一・二割の人達が出て行った。最初の映像を見て出て行くのは分かるが、あれでリタイアとなると、内部ではそれ以上の恐怖が・・・
みっちゃん「つまり、ここはその廃校をモチーフにしたのね・・・」
ハヤト「先輩達の気合の入れようが十分に分かりますね・・・;」
D「ああ;あいつらがいるんだよな・・・;」
硝子「私、何か帰りたくなってきたんだけど・・・;」
エッダ「・・・(プルプル」
マサムネ「エッダ、一緒に行こうな・・・;怖いのはみんな同じだ・・・;」
みっちゃん「絵のデザインやクオリティもいいわね。私ももう少し見習うべきかしらね?」
ハヤト「美津子先輩は漫画研究部に入っていますもんね。」
みっちゃん「これでも美術系を目指しているのよ?(怯えるマサムネ君とエッダ君が可愛いhshsh」
マサムネ&エッダ「ビクッ!!(悪寒に襲われる」
硝子「怯えさせないでね・・・」
意を決した一同は覚悟を決め、お化け屋敷の内部へと踏み入れた・・・!
いよいよ内部へ・・・!
- ドタバタ文化祭!(当日編3)(その5) ( No.414 )
- 日時: 2013/06/05 19:56
- 名前: りゅーと (ID: BcUtmJZZ)
大きな教室を借りてやったので中は真っ暗で広く、廊下では近かった二つのドアが中に入ると遠くなる。怖いBGMや先に行った客や学生の悲鳴、さらには閉め切った空間もあるので全員は恐怖に染まってしまう・・・。
マサムネ「(前を歩くんじゃなかった・・・;)な、なあ・・・;ここってお札を取れと言ってなかったか?」
エッダ「え、うん・・・!二つのチェックポイントでお札の欠片を集めてお札を完成させるんだって・・・」
硝子「二つって多くない・・・!?」
みっちゃん「ささっと集めましょうね!みんな、どこにいるのかな・・・?」
ハヤト「簡単に姿を現すお化け屋敷なんかありませんよ;前に進んでクリアがいいと思います;」
D「じゃあ、行こうか・・・;」
ブシュー!!
マサムネ&エッダ&ハヤト「ぎゃああああー!!!」
みっちゃん「嫌あああああー!!」
硝子「ガス攻撃ね・・・やられた・・・」
入ってすぐのトラップで先頭にいたギラギラメガネ団の二人と最年少のスケボー少年と漫画家志望の少女が悲鳴を上げる。後ろにいた寡黙組も少なからずは驚いていた。
ハヤト「急いで行きましょう!「ペタッ」わああああー!!!」
硝子「首に得体の知れないものが引っ付いたわ!!?」
みっちゃん「南無南無南無南無・・・」
エッダ「走らないで・・・!怖い怖い!「うがぁ〜!」〜〜〜〜〜!!!」
マサムネ「こっちに来ないで!こっちに来ないで!ひぃびびびびびー!!!」
ハヤト「足元がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!」
しょっぱなから炭酸ガス・スライム攻撃・曲がり角からゾンビ・火の玉・背後から死神・足場がスポンジなどの攻撃に一同絶句。タイミングよく発動するものもあれば、不意打ちでの襲撃、動かないものが動き出すというありがちな攻撃に全員が涙目。あの表情を出さないDes組のロッカーやガラスの心さえも大きな声を出してしまう。
そんなこんなで最初のチェックポイントに到着した。最初のお札の欠片がある場所には・・・
サイバー「来た来た!へへっ!いつも通りにやってやるぜ!」
最初のチェックポイントは古い小屋の中。ビデオでは医者が死体の処理をする際、恋人の美しい姿を保とうと考えたため、剥製やマネキンや人形などを作ったのが映し出されていた。要するにこの小屋は死体の加工部屋だろう・・・。
小屋の中には不気味な人形やマネキン、剥製などが敷き詰められており、その人形達の視線は中央にあるお札の欠片が盛られた台を凝視している。特に札の前にある人形は人と同じ大きさであるので確実に何かをするのは間違いない。おまけに狭い場所には少人数ずつしか入れないので余計に不安が増す・・・。
実は小屋の中にあるデカい人形の正体はサイバーだ。特殊メイクで顔が分からないほどメイクをしたため、札の欠片を取ろうとする入場客が思わず警戒してしまう。
サイバー(お、ハヤトが来た!あいつ、すごいビビってるな〜。最初の関門の仕掛けに耐えれるのかな?)
ハヤト「人形だらけで怖いんだけど!?あ、あの・・・誰もいないよね・・・?」
サイバー(ここにいまーす)
ハヤト「欠片の方を凝視してる・・・;目の前のデカい人形が不自然すぎませんか・・・!?」
最初に小屋に入ったハヤトは恐る恐る手を伸ばして取ろうとするが・・・
サイバー「・・・」
ハヤト「今、人形が動いた!さっさと欠片を取って・・・!」
サイバー(今だ!せーの!)
ハヤト「あれ?襲って来な・・・わあああああああああああー!!!」
サイバー(作戦成功!!)
人形役のサイバーはちょっと動いて襲う素振りをするだけであり、彼の手にあるスイッチが本命の仕掛けだ。そのスイッチを押した瞬間、上から蜘蛛・蛇・ゴキブリ・蛙・百足が大量に落ちてくるのだ。完全に周囲と目の前に気に取られた瞬間、上空からの奇襲には気づけずに餌食となる。あ、蜘蛛や蛇などはおもちゃなのであしからず(ただし、本物に近い物を選んだので笑えない)。
自称正義のヒーローの作戦は成功し、欠片を得たハヤトは絶叫を上げながら小屋を出て行った。同様に後から来たエッダ達も彼同様に上からのトラップで悲鳴を上げた。
最初から飛ばしまくり;
- ドタバタ文化祭!(当日編3)(その6) ( No.415 )
- 日時: 2013/06/05 19:58
- 名前: りゅーと (ID: BcUtmJZZ)
エッダ「ブルブルブルブルブルブル(((°Д°;)))」
D「次は二つ目のチェックポイントへ・・・」
みっちゃん「最初からあれだと最後が怖いんだけど!!?」
硝子「みんな、大丈夫・・・?」
マサムネ「どれだけ道が長いんだよ!!曲がり角が怖い!!」
ハヤト「一緒に行けば怖くなー・・・ぎゃあああああー!!」
みっちゃん(いいシチュエーションを拝めてもトラウマがー!!)
二つ目のチェックポイントに着くまでの間、壁から無数の手・ふと視線を逸らしたら目の前に骸骨・窓に血文字・急に響くラップ音・首マネキンが落ちてくる・空気砲攻撃などの襲撃に遭う。包丁を持った口裂け女に追いかけ回された一同は二つ目のチェックポイントに到着した。
エッダ「次のチェックポイントに着いた・・・」
今度のチェックポイントは周囲に蛙や蜘蛛や魚や目玉や脳みそなどの標本が無数に展示された理科準備室に似た空間。ビデオでは実験室と映し出されているので予測できるが、壁が山積みになった謎の標本やまったく不明な模型なので完全に予測不可能。
フェイクと言えど、グロテスクな魚や臓器、異臭を放つ濁った青や紫色の薬品の存在がたくさんあると圧倒的であり、下手したら本物の理科室や理科準備室に入る事を躊躇(ためら)ってしまうレベルだ・・・。
硝子「理科室嫌いになるんだけど・・・」
ハヤト「どこに札の欠片はあるんですか・・・」
D「たしか、あっちの方だ・・・」
マサムネ「標本や模型などが多くあって本当に笑えないんだけど!?」
みっちゃん「奥の棚の中に札の欠片があったわ!怪しいのはないよね!?」
エッダ「さっさと回収して出よう・・・!」
半ば奪い去るかたちで札の欠片を入手。チェックポイントで得た二つの欠片を合わせると元の一枚の札になった。後は出口へ向かうのみ・・・!そう思っていると、知り合いの声が聞こえた。
タロー「あれ?マサムネとエッダじゃん!ハヤトとDと硝子ちゃんとみっちゃんも来たんだね!」
みっちゃん「タローちゃん!」
タロー「俺はこのお化け屋敷でギブアップした人を外へ送るために見回りをしてるんだ!」
エッダ「へー、そうなんだ・・・お疲れ様・・・」
タロー「そっちもお疲れ様だよ!札を完成させたんだね!あとは出口へ向かうのみだから頑張って!もし、限界なら送ろうか?」
リタイアした人のために配置されたDes組のサーファーの言葉に安心する一同。このままリタイアしたいと思うが、せっかく札を完成させたので最後までゴールはしたい。だが、ここで一つ問題があった。
ハヤト「そう言えば、タロー先輩の姿が見当たらないんですが、どこにいるんですか?」
D「お前、どこにいるんだ?暗くてちょっと見えないが・・・」
タロー「え?俺はちゃんといるよ。・・・君達の傍でね?」
そう呟いた瞬間、一同の目の前にあった巨大な標本がライトアップされた。暗がりで隠された標本の中には無残な姿でホルマリン漬けにされたスク水の学生がいた・・・!
全員「——————————!!!!!(声にならない叫び」
ホルマリン漬けの学生の正体は実はタローだった。彼の操るスキルを使えば、長時間の潜水なんかは当たり前なので標本の役を演じたのだ。出口へ走る一同に「お化け屋敷内では走らないようにー!」と注意すると、自分が入っていたガラスケースから顔を出す。
タロー「皆、行っちゃった・・・;しかし、男の俺がスク水を着るとなんか変な感じだー・・・;股間の部分は隠さないとね・・・;」
タローちゃん、あんたは可愛いけど、何故にスク水を着たんだオイ。
等身大ホルマリンはアウトすぎる・・・;
- ドタバタ文化祭!(当日編3)(その7) ( No.416 )
- 日時: 2013/06/05 19:59
- 名前: りゅーと (ID: BcUtmJZZ)
ゴールまでの間、這いずるお化け・逆さづりのお化け・謎のお経・ラジコン操作で動く腕・笑い出す骸骨・進路方向から襲い掛かってくる屍などの仕掛けに襲われ、ナカジ達の出し物であるお化け屋敷の凝った仕掛けで恐怖を堪能する一同。
何度もパニックになりながらも、一同はプロローグビデオに映し出された儀式があった部屋へ・・・!
ハヤト「よりによって儀式の部屋はやめで—————————!!!」
硝子「ちょっと!D!どこ触ってるのよ!って、きゃああー!!」
D「こっちは後ろから首のないお化けが・・・!って、今度は下半身のないお化けが!!?」
みっちゃん「ひぃぃぃぃぃー!!魔方陣から何かが出たー!!!」
エッダ&マサムネ「○×△□Ω#$%&*〜〜〜〜〜!!!(声にならない叫び」
例の儀式の部屋ではポルターガイスト現象が起き、四方八方から大量のお化け達が襲い掛かって来た!進路は一本道なので奥に逃げれば大丈夫であるが、お化け達の怖さと仕掛けに悲鳴のオンパレード。
みっちゃん(´;□;`)置いて行かないでー!!
D「相当怨念があるようだな・・・!」
エッダ「だったら、急いで奥に行こうよ!!」
ハヤト「壁の剥製が落ちて来たぁぁぁぁぁー!!!」
マサムネ「もう勘弁してくれー!!」
硝子「もうお化け屋敷はこりごり・・・」
最後の力を振り絞って奥へ行くと、そこは待望の出口があった。外の明かりが出口の暖簾(のれん)からチラチラと見えており、お化け屋敷の恐怖で地獄を見た人達にとっては天国に見える。そんな出口の付近には受付があり、そこには白い着物を着たサユリがいた。
マサムネ「サユリ、お前は受け付け役だったのか。」
サユリ「うん!うちのクラスには驚かし役が好きな子が多くいて、溢れちゃったのよねー;」
D「あいつらはマジで手加減しないからな(怒」
硝子「サイバーとタローはふざけ過ぎ。あれ?ナカジは?」
ハヤト「そう言えば、見てないですね。驚かし役か宣伝に行ったのでしょうか?」
みっちゃん「ナカジ君に会いたかったのになー・・・」
サユリ「あらら、すれ違っちゃったんだね。ところでお札は取って来た?」
エッダ「取った・・・怖かったけど・・・」
マサムネ「マジで怖かった・・・;つか、クオリティが高すぎるだろー!!?」
サユリ「あはは;でも、最後まで楽しんでくれてありがとう!」
硝子「そう言えば、私達は生首を見つけていないわ・・・」
D「あー・・・そんなのもあったな・・・;」
みっちゃん「今までの仕掛けでもそれっぽいのが無かったわね・・・」
サユリ「みんな、医者の生首に出会ってないんだね。運がよかったじゃん!じゃあ、最後にそこの箱にお札を返してね。」
ポップンの学生キャラの中でも天使の方に分類されるサユリの笑顔に全員はホッとする。苦労して取った札を用意された箱へ戻す。これでお化け屋敷は無事にクリア・・・
ゴールに着くまでは地獄
- ドタバタ文化祭!(当日編3)(その8) ( No.417 )
- 日時: 2013/06/05 20:00
- 名前: りゅーと (ID: BcUtmJZZ)
かと、思いきや・・・
ハヤト「札を返せば・・・」
ナカジ「ばあ〜!」
全員「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああー!!!」
リュータ「やっぱり最後のあれにみんなビビったなー」
何があったかと言うと、出口に置いてある札を返す箱の中には狂気の笑みを浮かべる血まみれのナカジの生首があったのだ!そう、これがプロローグビデオで語られていた医者の生首・・・!
実際にはメイクしたナカジが机や布などで体を隠し、箱に札を入れようとした瞬間にライトで顔が照らされる仕掛けである。しかも、待望の出口と受付のサユリで相手を油断させるので、最後の最後に今まで以上の恐怖に染まり大きな悲鳴を上げてしまう・・・。
サユリ「ナカジ君、大成功だよ!」
ナカジ「作戦成功!」
エッダ(°Д°)←気絶
みっちゃん「マジで怖い!マジで怖い!マジで怖い!」
D「心臓に悪すぎる!!ナカジ、お前は卑怯だぞ!!」
ハヤト「夜に眠れなくなるんですけど!!?」
硝子「これは見抜けなかったわ・・・;(腰を抜かす」
医者の生首役をしたナカジはサユリと一緒にハイタッチ。ナカジ君、君が考案したベースは文を読む限り、マジでヤバかったようだ・・・;
その後は同じように入場者を驚かせて行き、ついに交代の時間となった。ナカジ達はクラスメイトに「後は任せた!」と応援エールを送ると、見事にバトンタッチを決めた。
火神「お化け屋敷、マジで怖かった・・・;」
高尾「最後のあれはないよ・・・;(°Д°;)」
緑間「ナカジが考案したのも十分に頷けるのだよ・・・」
黒子「ラストの箱は普通にありえませんよ・・・;」
時間が過ぎてからお化け屋敷では黒バスキャラもエッダ達同様にお化け屋敷に来ていた。彼らも約束通りに来たのだが、お化け屋敷の恐怖に当然の反応をし、あの最後のトラップは予測出来なかったようだ・・・。
火神「ここのお化け屋敷は凄い良かったし、みんなに伝えようか!タツヤやセイにも伝えなきゃ!」
高尾「宮地先輩にも伝えるー!明後日には来れそうだし、その日はにじっ娘のライブがあるしwww」
黒子「黄瀬君と青峰君にも紹介しましょうか。あの二人が絶叫するのが楽しみになって来た(黒」
緑間「せっかくだから他の世界にも伝えておくのだよ。あいつらのためじゃなく、俺らと同じように苦しみやがれという訳なのだよ・・・」
黒子&高尾「真ちゃんのデレをいただきましたー!!!」
火神「だったら他の作者さん達やその作者さんのキャラにも伝えよう!」
異世界の人達にも好評だったらしく、四人は仲間に伝える。このような口コミがきっかけで初日からお化け屋敷が大混雑する始末。だが、万が一に備えて先生も対処を考える。
DTO「制限をかけておけ!あと、二時間後にスムーズに入れるように優待チケットを配布しておけ。大丈夫、万が一の時には放送で呼び出せばいい。ここまで好評とは思わなかったぜ・・・あ、ハジメ達も来た!楽しんでいけよ〜!(テストの俺でも心臓を抜かしたからな・・・;」
客が多く来た事がギラギラメガネ団の耳に入る。あの本格的に凝りすぎたお化け屋敷がまさか大好評である事に彼らは驚きの声を上げる。
ナカジ「入場制限がかかるなんて普通になかったぞ・・・;」
タロー「ナカジやみんなのおかげだもん!よかったね!」
サユリ「初日からこうだと凄い楽しいね!残りの日数も頑張ろう!」
エッダ「うん・・・!俺、劇を絶対に乗り切る・・・!」
マサムネ「俺らのお店も負けてられないな!賞を絶対に貰うぜ!」
タロー「最終日はフォークダンスも踊ったりするみたいだし、その時はナカジとサユリちゃんのフォークダンスシーンも収めて・・・」
マサムネ「さっきの女番長と女子高生陽介は凄い好評だったから女装コンテストの出場許可を出して・・・」
ナカジ(□ω□#####)
エッダ「あ、修羅場発生中・・・;」
サユリ「コラー!!ケンカしないの!早くしないと大学部のチケットがなくなっちゃうわよ!」
皆さんもぜひポップン学園の文化祭に来て下さい。今回の小説でメインの子達の催し物に来てくれたら嬉しいです。特にお化け屋敷は好評ですぜ?100%最後のナカジの不意打ちで全員絶叫するが(笑)。
次回はゲスト編に突入しますので楽しみにしててくださいね!最後にオマケをば!
最後の最後に極悪トラップwww
- ドタバタ文化祭!(当日編3)(その9) ( No.418 )
- 日時: 2013/06/05 20:01
- 名前: りゅーと (ID: BcUtmJZZ)
「おまけ」お化け屋敷の最後のトラップで・・・
トゥーン「やっとゴールに着いたよ!!早く出ようよ!!」
プリン「サユリちゃんがいたわ・・・ううっ、怖かった・・・」
ウルフ「最後に札を返して「ばあ〜!」どぅがぁぁぁぁぁぁー!!!」
トゥーン「に゛ゃああああああああー!!」
プリン「きゃああああああああー!!ウルフ、助けて!助けて!」
ティアナ「小屋のトラップは最悪すぎる・・・;」
スバル「上から降ってきた虫のおもちゃで悲鳴を上げちゃった・・・」
カジカ「ハヤトが言ってた通りに本当に怖かった・・・;」
デイヴ「最後に札を返すべ!!外でジュースでも飲も・・・「ばあ〜!」ぎゃ—————!!!」
ティアナ「ひぃいいいいいいー!!!」
スバル「」←失神
カジカ「スバルが倒れたー!!?」
アルル「本当に作り物とは思えないクオリティだよ・・・」
シェゾ「俺でも無理だ・・・;つか、アルルとウィッチ、腕に爪が食い込んでいる;」
ウィッチ「女子を守るのが男の役目でしょ!あ、ゴールだわ!お札を返し「ばあ〜!」○×△□ω#$%〜!!」
シェゾ「俺らを置いて出ていくなぁぁぁぁぁー!!!」
アルル「最後の最後に不意打ちはやめてー!!!(号泣」
ルイージ「ようやくゴールについた・・・;もう嫌・・・!」
リュカ「お父さん、お母さん、クラウス、ボニー、クマトラ、ダスター、サルサ・・・(ブルブル」
ネス「でも、面白かったね。ルイージ、リュカ、ゴールに着いたよ!」
リュカ「あ、明かりがあった!最後にお札を返して・・・「ばあ〜!」—————!!!!!(声にならない悲鳴」
ルイージ「らりるれろらりるれろらりるれろ(ry」
ネス「うわぁ、最後に悪意のある仕掛けがあったぞ(´・ω・`)」
KK「今回のはマジでヤバくないか・・・;俺でも無理があるぞ・・・;」
MZD「お前は本当に怖がりだよなー。これは作りものだって!あ、出口!」
KK「ようやく、この恐怖からおさらば出来「ばあ〜!」あ゛あ゛あ゛あ゛ー!!!」
MZD「ぎゃんあんごるちゅあ——————————!!!」
ハジメ「ハヤトの口コミを聞いてやって来たがマジで怖いな!!?」
ヒュー「高校のお化け屋敷ってここまでレベルが高いの;」
ミシェル「地上の文化や娯楽は常に進化してますね。人の知恵が働いている証「ばあ〜!」やられましたね・・・;」
ハジメ「先輩の教え子達がマジでえげつねぇぇぇぇぇぇー!!!!!」
ヒュー「ナカジ、テメーはわざとなのか——————————!!!(腰を抜かす」
最後の生首に全員呆然。あまりの恐怖に気絶する人や仲間を置いて外へ出る人や箱を開ける事にトラウマを持った人達が多くいたようだ・・・。
ハヤト「生首はダメですよ!!あ、感想どうぞ!!」
リュータ「お化け屋敷はリタイアしてもいいからな!!」