二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- ポップンロンパ3(その1) ( No.748 )
- 日時: 2013/09/11 19:08
- 名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)
前回と同じダンガンロンパパロ。原作同様に鬱展開や死ネタが多く、ポップンの学生キャラ同士の殺し合いを見たくない人は回れ右!ポジションのためかMZDの性格が最悪です。あと、若干本作のネタばれっぽいのも含まれてるかな・・・?
今回でポップンロンパは最後です。キャプション同様に鬱になります。
次から例の如くヤバいシーンに突入します。カップリングは烈鈴とナカサユ濃いめです。では、どうぞ!
タブー「ちーたんのおパンティとブルマをキボンヌ(^ω^)」
- ポップンロンパ3(その2) ( No.749 )
- 日時: 2013/09/11 19:09
- 名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)
『美しき花は毒の蜜を吸って美しい毒の花になる』
「簡単な説明」
折り紙が完成へと近づく中、四度目の殺人が発生。現場は庭園であり、口から血を吐いて倒れているリゼットと頭に致命傷を貰った烈。複数の生徒が殺された事に衝撃が走るも、サユリ達は大急ぎで捜査をする。リゼットの死因はお茶に入っていた毒によっての死亡。だが、化学室や保健室からは劇薬や毒が持ち出された形跡はなく、捜査は難航する。おそらく犯人はリゼットを呼び出して毒を飲ませて毒殺。そこを烈に見られてしまい、近くにあった鍬(くわ)で殴って殺害したと考えられる。
ナカジの一言で毒は実際にあったのだ。その毒はギムネマ茶と言う苦くて甘みを感じなくなるダイエット用のお茶に混ぜてあったストリキニーネ(害獣駆除用の薬)が原因だった。そして、犯人が鈴花である事を突き止める・・・!
サユリ「鈴花ちゃんは烈君と大の仲良しだったじゃない!どうして・・・!」
氷海「鈴花、あなたは何をしたのか分かってるの!?あなた、自分の恋人を殺したのよ!!」
クロが鈴花である事にサユリ達は問い詰める。鈴花は烈とは恋人関係だったのに自慢の彼氏を殺したのはありえなかった。周囲の生徒達からいろいろ聞かれるが・・・
鈴花「私が殺した?うふふ、何を言ってるのかしら?私は疲れていた烈を楽にさせてあげようと、私がおいしいおいしいお茶を入れ、疲れていた彼を安心させようとちょっと休ませただけよ?」
サイバー「おい・・・!この女、何かヤバくねぇか!?」
硝子「この子のオーラからまずい気が流れてるわ・・・!」
鈴花「だって、烈は私達のために捜査に協力をしたり、困っている人を助けたり、イベントでもみんなを引っ張っていくんだもん。烈は考えるより即座に行動する性格だから私達や周囲も迷惑している部分はあるけど、みんなを引っ張っていく力は凄かったわ。そのおかげか超高校級のリーダーと言うカッコいい称号を貰った。そんな称号を貰う前から私は烈の事を知ってた。私達が合同で参加する学校のイベントでもちゃんと競えるように話し合いをしたり、一緒にトレーニングをしてくれたり、終始ずっと付き添ってくれた。誰にでも優しいし、人を魅了する彼に男女問わず誰もが魅了されたわ。その一面で私も惚れたし、烈もこんな私の事を好きになった。だけど、烈は無理をしすぎるのよね・・・。私や氷海達が止めないとずっと行動しちゃったり、風雅と下らない事でケンカをしたり、無茶をして大怪我をするのよ・・・。それはそれでやんちゃだからある程度は目をつむって来たわ。学園に閉じ込められた時は烈はサユリやナカジやみんな同様にここから脱出しようと考え、頭が弱い彼でも無い知恵を絞って諦めずに頑張っていた。学級裁判や学級裁判の後にあるおしおきでも自分は辛いのに私や氷海に気をかけてくれた・・・。すっごい頼りになると思った反面、自分が情けなく思ったの・・・。死体を見てダウンする私や捜査に慣れない私や学級裁判で精神的なダメージを負う私、さらにはおしおきのあとで気分が悪くなる私に烈は毎回面倒を見てくれた・・・。肝心なところで役に立たない私はサユリや氷海みたいに気を配ったり、美味しい料理を振る舞ったりした・・・。だけど、私は他の女子以上に精神的な強さはなかった・・・!もちろん、烈や風雅や氷海みたいに強くないのは当たり前で、みんなをまとめたりなだめたりするだけじゃなく、死体や学級裁判に立ち向かう烈や氷海やサユリ達が凄い羨ましかった・・・。しっかりしなきゃと思う中、三回目の学級裁判で全てが壊れた・・・。そう、悪夢とも言える風雅の死が原因で私は壊れちゃった・・・。四人の誰か一人がいなくなった瞬間、私の世界は表と裏が逆になったかのように一転した・・・。今までは必死に耐えて来たけど、もう限界になった・・・。壊れた私に真っ先に声をかけたのはもちろん烈で、彼は私の心の変化には全く気付いてなかった。壊れた心にその優しさと気遣いと思いは身に沁みるほど嬉しかった・・・。だけど、それはかえって烈を苦しめる要因になっていた・・・!仮に私が大丈夫だったとしても、彼は自分から動いて無茶をするからいつか早死にするかと思ったわ・・・。少しは休んだらどうと声をかけて休むも、休憩の後に必ずどこかに行く・・・。いつもの事だけど、風雅が死んでからいつも以上に奮起になっていた・・・!この間だって、MZDを殴ろうとして危うくしにかけてたじゃない・・・!だからね、ずっと体を動かして他人の事を第一で考える烈を休ませるために私が用意をしてあげたんだ!美味しい美味しいお茶を用意して、ぐっすりと休める方法を考えたの!烈のためにね・・・!!!!!」
両手で頬を押さえて恍惚(こうこつ)顔になる超高校級の園芸部に全員は少し離れる。淀んだ目で「烈・・・烈・・・」と愛しい恋人の名前を呼ぶ鈴花は壊れてしまった・・・
次で鈴花の動機が・・・
- ポップンロンパ3(その3) ( No.750 )
- 日時: 2013/09/11 19:10
- 名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)
事件時・・・
烈「ここの庭園はすっげーよな。四季の花もあるし、鈴花はこの場所が好きだろ?」
鈴花「うん・・・ここに来ると心が落ち着くし・・・」
烈「なあ、鈴花。用事があるって何だ?」
鈴花「大した用事じゃないけど、お茶を飲みながら会話をしよう?」
四季の植物や花が咲き誇る庭園のカフェテラス。鈴花は烈を呼び出した。彼女はちょっとしたお菓子とお茶を用意し、小さなお茶会をする。丁寧に注がれたお茶は独特の香りがしたが、そのお茶には毒が入っている事を相手は知らない。
鈴花「烈、タローから聞いたんだけど、MZDを殴ろうとしてたじゃない?風雅の事で切れるのは分かるけど、ちょっと落ち着こうね?」
烈「あー・・・あの時はつい、カッとなっちゃって・・・だけど、ナカジが止めてなかったら俺はどうなってたんだろうか・・・?三人には後で謝罪しねーと・・・」
鈴花「不安なら、あとで一緒に行こうか?はい、お茶。今回のお茶はすっごい落ち着くお茶なの・・・安らぎを与える効果があるの。」
烈「ありがとな。鈴花は優しいよな〜。俺もこんな可愛い彼女を持てて幸せだー・・・。」
鈴花「もうっ!私は料理を作ったりお茶を入れる事しか出来ないのに本当にごめんね・・・」
烈「いいって!いいって!おー!ハーブティーか中国のお茶なのか!?俺、そう言うのは知らないけど、花や植物関連に詳しい鈴花が用意した物なら貰うぜ!」
烈は笑顔で恋人からのお茶を貰う。ニッコリと微笑む鈴花は可愛らしいが心の中は・・・
鈴花(おやすみなさい・・・烈・・・少し休んでね?)
これを飲めば、烈は別の意味で安らぐ。だが、そこに予想外の事態が・・・
リゼット「あーあ・・・今日も学園内から脱出が出来る方法がまた見つからなかったな〜・・・みんな頑張っているのに・・・植物庭園で手がかりがなかったら、今日の行動は早めに切り上げよう・・・ん?誰かいるの?」
烈「あれ?リゼットじゃん!お前も探索中だったのか?」
リゼット「烈と鈴花だ!うん!新しく開いた場所や封鎖されてた場所を重点的に探してたの!」
鈴花「!?」
そこに植物庭園にリゼットがやって来たのだ。彼女は烈同様に学園から脱出する手がかりを探していたのだ。他のみんなより劣るが、リゼットなりに頑張っている。生徒の中でもたった一人だけ外国人である彼女であるが、元々あったフレンドリーな性格のおかげでみんなの輪には馴染んでいた。
そんな超高校級の留学生の登場に毒殺を考える鈴花にとっては予想外のものであり、完全に邪魔な存在だ。さっさといなくなってくれと願うが・・・
鈴花「そうなんだ・・・お疲れ様・・・リゼットも無理しないでね?」
リゼット「分かってるって!みんなが頑張っている時に休んでいるのはよくないからね!」
烈「何かあるなら教えろよー?俺も手伝おうか?」
リゼット「一人で十分だよ!あ!おいしそうなお茶とケーキだ!これ、鈴花が用意したの?」
鈴花「う・・うん・・・」
リゼット「休憩がてらにいっただきまーす!」
鈴花(何、勝手に飲んじゃってるのよ!!?それは烈に飲ませるのに・・・!!)
最悪な事態が発生。毒入りのお茶をリゼットが飲んでしまったのだ!一気に青ざめる鈴花とは余所に烈は摘まみ食いされた事に切れ、リゼットはお茶の感想を述べている・・・。
烈「それ、俺の!?勝手に飲むな!!」
リゼット「えー?いいじゃん!お茶はまだまだあるし、一杯ぐらいはいいでしょ!しっかし、このお茶苦すぎるね・・・うげっ」
鈴花「・・・」
烈「鈴花が用意したお茶だから珍しいものがあんじゃねーか?って、ケーキも食うなよ!?」
リゼット「お口直しで一つだけ!飾りやイチゴは残すって!ケーキもちょっと・・・ん!?このケーキ、まったく甘くないんだけど・・・!?」
烈「え?甘くないケーキ?」
リゼット「甘くないケーキを用意してたの?珍しいね。作り方が特殊なケーキかどこの国のケー・・・!!?」
烈「リゼット!?おい、どうしたんだ!?口から血が出てるんだが・・・!!」
突然、リゼットが口から血を吐いて倒れたのだ!烈は痙攣する彼女に声をかけるが、次第に動きは弱くなりついには動かなくなった・・・。
烈「リゼット!リゼット!死んでる・・・!一体、どうして・・・?まさか・・・毒が盛られていた・・・!?」
幸いにも鈴花が用意したものを口にしていないため、烈は用意されたものに毒が盛られていた事に気づく。これを用意したのはずっと黙っている恋人・・・!
烈「鈴花・・・お前がやったのか・・・」
鈴花「・・・」
烈「まさか、俺を殺そうとしたのか・・・?どうしてそんな事をしたんだ!?」
鈴花「・・・のためよ」
烈「え・・・?」
鈴花「だって、烈のためだもん」
笑顔でそう言うと、近くに立てかけてあった鍬(くわ)を手に取り・・・
被害者:超高校級のリーダー 焔烈
超高校級の留学生 リゼット・アーネル
クロ:超高校級の園芸部 菊池鈴花
動機:サユリ同様に優しくて思いやりがあったが、彼女の内面はナイーブであったので一番傷つきやすい。連続で起きる殺人が原因で精神的に苦しんでいたが、恋人の烈の気配りや言葉でずっと保って来た。だが、第三の学級裁判後の風雅の死がきっかけで鈴花の感情が崩壊。さらには元々あった自分の心の弱さと烈への依存が原因で烈の負担になっているのに気づき、烈を救うには自分が殺して楽にするかないとヤンデレ思考に。
ナカジ「・・・」
鈴花「とっくに私は壊れてたわ・・・そろそろ、烈の元へ行きたいわ・・・MZD、お仕置きをしてちょうだい。私はもう死ぬ覚悟は出来ているわ・・・今すぐに烈の元へ行かせて・・・お願い・・・」
キクチさんがクロにきまりました。おしおきをかいしします。
「TOMMELISE RINKA」
超高校級の園芸部 菊池鈴花の処刑執行
彼女が命を絶えたと同時に自室の花瓶に挿していたハマカンザシの花が床に落ちた・・・
「説明」
鈴花のヤンデレ化を思いついた理由はポップンで空想メソロギヰを選曲した時に思い付いた。脳内に恍惚(こうこつ)のヤンデレポーズが出て来たので・・・。それと、鈴花の自室にあったハマカンザシは彼女の誕生花です。花言葉は「思いやり・同情・歓待・可憐・共感・滞在」。うわぁ・・・;
リゼットの死は不幸にも巻き込まれての死亡です。リゼット、マジでゴメン・・・;
- ポップンロンパ3(その4) ( No.751 )
- 日時: 2013/09/11 19:11
- 名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)
『思い出した』
「簡単な説明」
物語の終盤になり、体育館でナカジが黒幕に近づくためにMZDを殺す。学園長を殺した事により、黒幕が用意したMZDのデータで学級裁判が行われる。サユリは事件を解決するのだが・・・
サユリ「どうして、ナカジ君が・・・!」
タロー「こんな事なんてすんな・・・!一緒に脱出しようと言ったのに・・・!」
ナカジ「黒幕に近づくためなら殺す事なんて構わない。それにサユリの成長を見たかったからだ。昔みたいに一緒に遊べないのは残念だが、一緒にいられて十分だ・・・二人とも泣かないでくれ・・・」
その言葉にサユリの脳にある過去がよぎる・・・。それは以前に自分が見た懐かしい懐かしい夢・・・
「ナカジ君、遊ぼっ!」
「ナカジ、そこにいたのかー!」
「ビックリした!サユリ、タローも驚かさないでよ!」
「ナカジ君、その本はなーに?」
「お化けの本だよ」
「この妖怪、俺も見た事あるー!お父さんが昔話してたよ!」
「今度、貸そうか?それよりも、俺に用事があったんじゃないのか?」
「あ!あのね、近くの川でホタルが目撃されたの!みんなで見に行くんだけど、行かない?」
「よかったら、一緒に行かないかー!!」
「・・・時間があったら行く」
「転校しちゃうの・・・?私達を忘れないでね・・・」
「俺は絶対に忘れない・・・サユリとタローも・・・」
「ナカジ君、これ・・・」
「これは・・・?」
「プレゼントのマフラーだよ!かなり長く作っちゃった・・・」
「ちょうどいいよ。成長したら似合うと思うし、ずっと使えるからな。ありがとう・・・」
「へへっ・・・」
「あ!ナカジがデレたー!!サユリちゃん、やっぱり喜んだでしょ?」
「タロー!おめぇはずっと見てたのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!」
サユリ「あ・・・あ・・・」
タロー「まさか・・・」
ナカジ「あの時の長いマフラーは今ではピッタリになった・・・昔から変わっていなかったな・・・」
被害者:MZD
クロ:超高校級の退魔師 中島進
動機:あえて黒幕の罠に乗っかった。みんなが助かるためなら死ぬ覚悟は出来ていた。
サユリ「ナカジ君・・・お願い・・・ダメ・・・」
ナカジ「俺は死ぬ覚悟はある。サユリ、お前は本当に昔っから変わってないな・・・折り紙が趣味だと言ってたけど、あんたの趣味はいつの間にか上達してたな・・・捜査や学級裁判、おしおきはかなり辛いのによく頑張った・・・あんたがいると俺の心は落ち着く・・・素直に言えなくて悪かったな・・・タロー、昔よりは十分強くなったな・・・昔は俺やサユリの後ろに一生懸命ついてくる子で何かあるとワンワン泣いていたよな・・・俺らよりも小さかったあのチビ助が今では俺を越して、今では世界的に有名なサーファーになって・・・そして、どんな場面でもサユリやみんなを守ってくれた・・・」
ボロボロと泣きじゃくるサユリにナカジは折り紙の最後の欠片を渡す。そして、最後に昔みたいにニッコリと笑い・・・
ナカジ「最後に思い出してくれてありがとうな。もう、俺に思い残す事はない。ただ、昔みたいに三人で遊びたかったな・・・この約束だけ果たせなくてごめん・・・タロー、サユリを頼む・・・」
タロー「うああああああああああああああああああああ—————!!!!!」
サユリ「ナカジ君・・・!?嫌・・・お願い・・・!やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて——————————!!!」
記憶を取り戻した彼女の叫びは無慈悲にもMZDの叩かれた槌によって遮られた・・・
GAMEOVER
ナカジマくんがクロに決まりました。おしおきをかいしします。
次はナカジのおしおき
- ポップンロンパ3(その5) ( No.752 )
- 日時: 2013/09/11 19:14
- 名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)
ナカジは真夜中の墓場にいた。顔がどこか涼しい彼はポケットに入っている札を数枚取り出す。その横ではサユリとタローが自分の名を呼んで泣いていた・・・。
その数秒後に墓から腐った生きる屍・・・いわゆるゾンビが大量に出現・・・。
「繚乱ハザード」
超高校級の退魔師 中島進の死刑執行
ゾンビ「ガアアアー・・・」
ナカジ「ふんっ!!」
ゾンビ「グゥオアアー!!」
ナカジ「たあっ!!」
ゾンビ「ア゛ー・・・」
ナカジ「甘い!」
元々ある退魔の才能でゾンビ達を蹴散らしていく超高校級の退魔師。霊的なものを察知したり、魔や邪悪を払うスキルを持つ彼にとってはゾンビは雑魚だ。ゾンビの弱点である頭を潰して戦う。だが、長期戦やどんどん増える敵にナカジにも疲労の色が見え始める。
ゾンビ「ググゥ・・・」
ナカジ「ちいっ!これ以上したら体が持たん・・・!!一旦、逃げないと・・・!!」
霊力もほぼなく、肉体と精神に疲労が蓄積するナカジは逃げながら戦う。逃げる彼に対し、生きる屍は逃げる相手を追いかける。屍の数はざっと三十あり、一人では対処が出来ない。逃走を図る高校生の前方に新たな敵が・・・
ナカジ「またか・・・!頭を軽く吹き飛ばし・・・なっ!?」
行く手を阻む敵の登場に驚くのは無理はないが、それよりも驚く点があった。そう、現れた敵は・・・
翔「死にたくない・・・死にたくない・・・」
空「星を見たい・・・星を見たい・・・」
凛「まり花やイブやめうや咲子に会わせて・・・」
まりん「熱い・・・熱いよ・・・」
ナカジ「死んだ奴らを操ったのか・・・!!」
そこにいたのはMZDの言葉に踊らされた犠牲者である生徒達だった。しかも、彼らは死んだ時と同じ姿であり、翔の腹にはケーキサーバーが刺さっており、空の頭は潰れ、凛の首には縄がきつく締められ、まりんは体の一部が火傷していた・・・。
かつての仲間達が蘇った事にナカジはMZDが死者を冒涜している事に怒りを覚える。だが、この一瞬の油断と躊躇(ためら)いが原因で思わぬ一撃を貰う。
ニッキー「俺にはやりたい事がまだあるんだぁぁぁぁぁ!!!」
ナカジ「ぐあっ!!」
風雅「・・・」
ナカジ「いつの間に・・・!!」
背後から水死体となったニッキーと爆発で体が崩れている風雅からの攻撃は致命傷であり、急所であるみぞおち部分から血が噴水のように溢れ出す。腹を押さえて逃げる彼に対し、ゾンビ達は攻撃の手を休めず、ナカジは満身創痍に追い込まれる。
リゼット「私が何をしたというのよ・・・どうして・・・」
烈「ごめんな・・・俺が気付いてやれなくて・・・」
鈴花「みんなを楽にしてあげたいなぁ・・・あはは・・・」
ナカジ「邪魔だ・・・!」
口から血を吐くリゼットと頭から血を流す烈と胸に空洞が出来た鈴花の猛攻を避けたナカジは偶然見つけた小屋の中へ逃げ込み、棚を動かしてゾンビ達が入って来れないようにバリケードを張る。そんな事をしてもほんの数秒の時間稼ぎにしかならず、どう足掻いても死は免れない・・・
ナカジ「・・・」
ひゅーひゅーと呼吸をする超高校級の退魔師の脳裏には小さい時の思い出や学園生活中の出来事が走馬灯のように蘇る・・・。特に自分と一緒にいてくれた少女と少年の笑顔が印象的であり、それは脳裏に焼き付く・・・。
知らない内に涙を流していたナカジは最後に微笑んでサユリが作ってくれた青いマフラーを握りしめる。その直後に仲間のゾンビが多くの生きる屍を引き連れて強固なバリケードを破き、小屋へなだれ込む・・・
- ポップンロンパ3(その6) ( No.753 )
- 日時: 2013/09/11 19:12
- 名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)
『希望は絶望を追い詰める』
ついに完成した折り紙。彼女の手に持つ希望の象徴とも言えるそれは自分やナカジやタロー、生き残った仲間や死んでいった仲間の思いが込められている・・・。多くの生徒の死と度重なる絶望を乗り越え、ここまで来た彼女にはもう怖いものはない。
サユリに協力をし、一緒に絶望に立ち向かったタローと硝子と氷海とサイバーとDも同じ気持ち。
タロー「ナカジの言葉の通りにサユリちゃんやみんなを守る・・・!こんなにも頼りない俺でも出来る事があるとあいつは言ってくれた・・・!」
硝子「ようやく悪夢が終わるのね。だけど、敵も私達以上の力をつけてるから警戒した方がいいわ・・・!サユリ、無理はしないでね?」
氷海「仲間の死で相当苦しかったけど、立場を変えるとみんなも加害者や被害者になってもおかしくはないわ。三人とも、私はもう負けない・・・!」
サイバー「最後の戦いとなるなら、俺らは覚悟は出来ている!こんな人を殺し合う学園生活とはおさらばだぜ!!どんな事があろうと俺らは諦めない・・・!」
D「同意見だ!これ以上の犠牲と悲しみの連鎖を起きないためにも、俺らがここで立ち止まるわけにはいかない・・・!」
折り紙をしっかりと大事に抱えて、学園長室へ向かう六人。全ての元凶である黒幕がいる部屋の扉を開けるのにやや緊張が走るも、ここで立ち止まってはいけない・・・!意を決し、超高校級のクラフターは扉を開ける・・・!
サユリ「どうして、そんな事をしたのか説明してくれる?黒幕さん?」
希望を胸に秘めたサユリとその仲間達の最後の戦いが始まる・・・!
と、こんな感じ。最終的に残るのはサユリとタローと硝子と氷海とサイバーとDであり、黒幕に勝った彼女達は学園を脱出をして希望を胸に前へ進む・・・。最後の最後に主要人物であったナカジの死は意外だったでしょう。黒幕の罠というのを分かりつつ、黒幕に近づくのとサユリ達を外に出すためだけじゃなく、大事な幼馴染の成長を試そうと殺人を犯します。
ナカジの正体はある組織から派遣された高校生であり、敵組織に対抗をして戦っていました。今回の事件の事は事前に知っていたのだが、今度入学する生徒に幼馴染のサユリとタローがいる事にショックを受け、二人を守る事を優先に自ら危険な橋を渡りに行く。ナカジ・サユリ・タローは幼馴染であり、共に過ごしていたのだがナカジは親の都合で引越しをする。サユリの夢に出た男の子の正体はナカジであり、彼の首に巻いているマフラーはサユリがくれたプレゼント。もちろん、タローの夢に出て来た男の子もナカジであり、昔は弱かったのだが彼の言葉に影響を受けて今みたいに強くなり、サユリをずっと守って来ました。初対面時ではナカジは二人の事を覚えていたが、二人は薄らかに覚えている程度。だが、思い出した時はすでに遅く・・・
最後は二人のおしおきについて説明を。
- ポップンロンパ3(その7) ( No.754 )
- 日時: 2013/09/11 19:13
- 名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)
・鈴花の「TOMMELISE RINKA」
季節は春。巨大な花の上に鈴花がいた。彼女の姿はまるで花の妖精のように可愛らしい。だが、彼女を狙うかの如く生き物達が襲来。最初にヒキガエルが出現し、彼女を背中に乗せて移動をする。だが、激しく動くカエルから落ちてしまい、川にある睡蓮の葉に着地。頭をさする彼女は葉に括りつけられたリボンを持った蝶がいる事に気づき、蝶が葉を動かすのをただ見ている。お気づきの方もいますが、実は親指姫をモチーフにしてます。TOMMELISE(トーメリーセ)はデンマーク語で親指姫。原作同様に動物達が鈴花を嫁にしようとやって来ます。その後はコガネムシやモグラ達に拉致されるも、何やかんやあって最初にいた花の上に戻る。この時、鈴花は季節が変化している事に気づいておらず、足場の花が枯れてしまいバランスを崩して落ちる。地面に激突して死ぬのかと思った時、そこに王子様風の格好をしたMZDが巨大なツバメに乗って飛来し、ツバメのくちばしが鈴花の胸を突いて花の茎に刺さる。MZDは迎えるはずの姫をうっかり殺しちゃったとカメラ目線でてへっ☆となってEND。
鈴花は花を見ながら烈の元へ行けるならと死ぬ気でいます。だが、MZD的には物足りないと思い、希望を運ぶ象徴であるツバメを使っての予想外の殺害を思いついた模様。あと、植物は冬になると体内の水分を抜いて冬を越す性質があるあります(中に残っていると気温の低下によって水分が凝固し細胞壁が破裂します&ポケモンで草タイプが氷タイプを苦手とする理由もこれに該当)。
・ナカジの「繚乱ハザード」
いかにもな墓場にいるナカジ。すると、墓場から予想通りにゾンビが蘇り、彼らが襲い掛かってくる。退魔師であるナカジは持ち前のスキルでゾンビ達を倒していく。ゾンビを倒しながら逃げるも、行く手を塞ぐかのように新手のゾンビが出現。いつも通りに倒そうとするが、現れたゾンビはかつて死んでしまった仲間達が死亡時の状態で蘇ってたのだ。生ける屍と化した仲間の登場にどうしても躊躇(ためら)いが生じ、その一瞬の隙が原因で致命傷を負う。仲間のゾンビ達から命からがら逃げだしたナカジは小屋へ身を隠すも、それはわずかな時間稼ぎにしかならない。だが、彼は大事な仲間を守れた事と黒幕への手がかりを見つけた事、そしてサユリとタローが自分を思い出してくれたので何も思い残す事はありません。最後に涙を流しながらマフラーを握りしめて優しく微笑む彼は何を思ったのだろうか・・・?
マフラーをしっかりと巻き、目をつぶって仲間を思う彼の元にゾンビ達が部屋になだれ込む。そして、小屋の外では某特殊部隊風の格好をしたMZDが遠くでロケットランチャーを構えており、ゾンビが密集する小屋に一発撃ち込む。小屋は派手に爆発し、ミッションを終えたMZDが一息ついたところでEND。
次回はNGシーン集&裏話&コラボ
感想おk!次回のはポップンロンパ番外編でありギャグがありますwww