二次創作小説(映像)※倉庫ログ

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 第105話  ( No.291 )
日時: 2013/05/01 16:00
名前: フレア (ID: 1JT7H2ne)

『俺は曾婆さんからこんな話を聞いたことがある』
『うん?なになにー?』
『西の地から嫁いできた曾婆様のそのまた曾婆様は高貴な賢者だったそうだ』
『けんじゃってー?』
『……ん。実は言うと俺もよく分からないんだけどな』
『えぇー?』
『ただ、その方は女性でありながら剣術、魔力とも知り尽くしていて大変な能力の持ち主だったらしい』
『ふ〜ん。あ!それじゃあさ!きっとおにいちゃんはそのひとのちからをうけついでいるんだね!だからけんもまほーもとくいなんだよ!』
『そう都合良く行けば良かったんだが、残念ながらそうは行かなかったらしい』
『なんでなんで〜?』
『剣術こそ磨けばまだ向上する余地があるかもしれないが、俺の魔法など真に能力がある者からすれば、たかが知れてる』
『そっかなー?わたしはおにいちゃんのまほーすごいとおもうけどな』
『いや。だから俺はこう思ってるんだ。ご先祖様の魔法は俺じゃなくお前に受け継がれたんだとな』
『ふぇ……?』
『きっとお前には自分でも気付かない能力が眠っていて、いつかその力が目覚める日が来るだろう』
『そっか!じゃあわたし、がんばるよ!いつかおにいちゃんをおいぬくからね!』
『ははっ!それは楽しみだなぁ』

悲鳴。
誰かが叫ぶ恐怖の声も聞こえる。
彼女は、ベッドから飛び起きた。
「……あ……私は……」
自分の手を見てみると、あの忌々しい《杖》は握られていない。
《声》も聞こえない。あの自分を操る《声》も。
自分は、自由になったのだ。
……だが。
「……まさか!!」
ゼシカは、ドアを開けっ放しにして勢いよく走っていった。


ハワードの屋敷の庭にて。
町の者と思われる野次馬が、怯えつつもその行く先を見ている。
そいつは暗黒のオーラを纏、杖を咥えていた。
漆黒の犬、名前はレオパルド。
その犬の前に人が倒れている。
「……チェルス!!」
ゼシカは人の波を掻き分けてその青年の元へと辿り着いた。
背中からは尋常ではない大きな傷と、夥しい量の血。
「……もう死んでる」
サフィラがレオパルドから視線を外さずにゼシカに言った。
「そんな……。目を覚ましてよ!チェルス!」
ゼシカが亡骸を揺さぶるが、ぴくりとも動かない。
『あと二人……邪魔はさせぬぞ……』
頭に直接、話しかけられているかのようだった。
言わずもがな、レオパルドだ。
杖が、紫の不気味な光を放つ。
と同時に、レオパルドは犬とは思えないフットワークで建物から建物へと飛び移り、どこかに消えていった。
「……私のせいで…………。ごめんなさい……」
ゼシカが、消え入りそうな声で詫びた。
「チェルス!チェルス!!」
けたたましい声と共に、ハワードが現れた。
「……死んで……いるのか……?」
「……はい」
エイトが、頷いた。
「……儂は……儂は最後まで守り通す事が出来なかったのか……」
ハワードが崩れ落ち、慌ててサフィラとエイトが駆け寄った。

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 第106話 ( No.292 )
日時: 2013/05/01 16:35
名前: フレア (ID: 1JT7H2ne)

ハワードを、屋敷の一室に横たわらせてから、彼らは……いや、彼女は話をしていた。
いつの間にやらトロデもいたが、もう何もつっこまない。
「私……強大な魔の力に取り込まれてみたいで……」
ゼシカが、ぽつりぽつりと語る。
「私を支配した奴の名は……確か……暗黒神ラプソーン……」
「暗黒……神?」
「だけどそのおかげでいろんな事が分かったわ」
「何?」
「まあ焦らんでも良い。順を追って説明してくれい」
トロデが、ゼシカを落ち着かせる。
「……そうね。まず……私の心にラプソーンはこう命令したわ。世界に散った七賢者の末裔を殺し、我が封印を解けって」
「七賢者……!?リーザスさんの言っていたことは……!」
「どうしたの、サフィラ?」
そういえばリーザスと会ったのはサフィラとメイルのみ。
エイト達はリーザスどころか塔にすら登っていなかった。
サフィラが説明すると
「そっか……じゃあハワードさんがチェルスさんを雇ったのって……」
「運命だった、ってことか……」
「……七賢者っていうのは、地上を荒らしたラプソーンの魂を封じた存在らしいの。賢者達はラプソーンを完全には滅ぼせなかったけど、その魂を閉じこめて自分たちの血で封印したのね」
「ちょっと……まさかその杖というのは……!」
「……ええ。ドルマゲスを操って、マスター・ライラス、サーベルト兄さん、オディロ院長、あとベルガラックのオーナーを……」
「ゼシカの姉ちゃん!今まで殺されたのはあの兄ちゃんも含んで五人でがす!あと残り少ないんじゃないでがすか!?」
「……そう。ラプソーンが復活するのも時間の問題、って訳なのよ……」
「ちょっと待て。儂が元の姿に戻れなかったのもその暗黒神と関係があるってことか?」
「それは分からないわね……そういえば何でなのかしら?」
一同、首を傾げてしばらく考えるが、分からない。
やがて埒があかないと思ったサフィラが
「ねえ、ゼシカ。その杖ってやっぱりあのドルマゲスが持っていた杖だよね?」
「ええ。レオパルドが咥えて行っちゃったわね……」
「……レオパルドは北の方向に行きましたね。手がかりがほぼ無い今、もうそれを信じて行くしか……」
「……エイト、どうする?」
仲間の視線がエイトに向けられた。
しばらくエイトが考え込んでいたが、やがて「いこう」と言った。
「ミーティアの言う通り、手がかりが皆無だ。この先は……」
「……オークニス地方、か」
「?」
「万年雪山の所です。私寒いの苦手ですが……そうも言ってられませんね」
「じゃあ、ハワードさん」
サフィラが未だ意識を失ったままのハワードを見つめた。
「……チェルスさんの敵、絶対取ります。なので……呪縛から解き放たれて、残りの半生を生きてください」


第10章 完

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 第107話 ( No.293 )
日時: 2013/05/01 17:11
名前: フレア (ID: 1JT7H2ne)

かつてありし光あふるる理想郷。

其は竜神住みし天空。

見よ天に生まれし少年あり。異境より訪れし男と竜の間に生まれたる忌み子。天の峰を黒く汚し災いをもたらさん。

大いなる竜に愛されし少年は、人間の血故竜にとっては罪となるその宝をその胸に秘める。罪の名は——。

竜神の魂にして希望の言葉。時に自らを縛る鎖。


(……あー……。破れちゃってる)
(でも仕方ないか。大昔の古文書だし……)
(あーでも見たかったなぁ……。もしかしたらあの二人のこと分かるかもしれなかったのに……残念だなぁ……)
「……魔王様?」
「ふぇっ!?いつからそこにいたんだい!?」
「今ついたばかりですが」
「そっ、そう。ならそう言ってよ。はぁー……びっくりしたぁ……」
「ところで何を後ろに隠してるのですか?」
「えっ!?えっと……エロ本!」
「……ガキのくせに何ほざいてるのですか。……武士の情けで訊かないどいてあげますよ」
「……ほっ……。……で、どうしたの?」
「ゼシカからレオパルド……犬へと受け継がれました」
「へぇ……。犬、かぁ」
「人間よりあまり感情が豊かではない動物や魔物の方が染まりやすいですから、あの犬も相当使えそうです。現に、ゼシカの方は足跡を残してしまったみたいですし」
「あー……最後の力を振り絞って宿屋の女将さんに行く場所伝えちゃったんだっけ……」
「はい。……ですが、やはりあの連中にまた邪魔されそうです」
「うーん……そっかぁ……。サフィラちゃんとかエイト君とかみんな成長したよねえ。あと、新しい仲間……あのメイル?とか言う奴だっけ?あのパーティ内の癒し系マスコットになりそうだね」
「……魔王様は呑気ですね」
「ん?」
「万が一、あの連中にラプソーン様の復活を阻止できる力があったらどうします?私達じゃ敵わないかもしれませんよ?」
「大丈夫だと思うけどなぁ。あの杖の封印を解いた時点で、杖の呪いは人から人へと受け継がれて行くし……」
「……ふう。…………では、私が足止めしてきます」
「えっ……君がかい?」
「はい」
「……じゃあ、殺しだけはタブーだからね」
「………………分かりました」
「その間、心配だなぁ」
「大丈夫です。……では」
「…………」

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.294 )
日時: 2013/05/02 18:13
名前: フレア (ID: Q.pGZPl6)

フレア  「久しぶりにさー、みんな戯曲やんない?」
サフィラ 「本編は」
フレア  「たまにはギャグもやんなきゃー!」
エイト  「……」
メイル  「ピキィ……」
フレア  「ってことであんたらネタだせ」
ミーティア「はいっ!」
フレア  「みーちゃんなに?」
ミーティア「もしもシリーズはどうでしょう?例えばもしもこの小説の登場人物が警察だったらとか!」
フレア  「はい次ー」
サフィラ 「フレアに向かってザラキーマ」
フレア  「はい、他に意見ー」
サフィラ 「ちっ……命の石持っていたか」
エイト  「キャラ……」
ククール 「Toloveるのパr……」
フレア  「かめはめ波ー」
ククール 「何でお前打て……ぬわーーーーーーーーっ!」
フレア  「小説は何でもありです」
サフィラ 「ドラゴンボールのパロディとか?」
ゼシカ  「無理だと思うわ」
フレア  「悟空→エイト ベジータ→マルチェロ」
エイト  「待て待て待て待て。何であの団長が乱入……」
ミーティア「頭見れば一発で分かります」
エイト  「……なにげに酷い発言」
フレア  「クリリンは……ヤンガスで」
ヤンガス 「そんなひどい……でがす!」
サフィラ 「……やっぱ撤回。無理でしょ」
フレア  「ブルマがゼシカでー……ピッコロがトロデ王でー」
ミーティア「お父様はそれほど強くないです。まあ桧の棒一本で斧を受け止めるだけの力はありますが」
フレア  「ヤムチャはククールでいいとおもいます。かませ犬☆」
ククール 「ちょっと待った!異議あり!何でこの俺がかませ犬だ!せめて俺と似ているトランクスにしろ!」
サフィラ 「トランクスはテリーの方が近いような」
エイト  「……読者の皆様。ご迷惑をおかけしました。こんなもんやりませんからねー!!」
フレア  「そんなひどい!」

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.295 )
日時: 2013/05/03 00:50
名前: のあ (ID: 49hs5bxt)

こうしてみると、改めてドラゴンボールの名前ってひどいですよね……(笑)

野菜に中華に下着って………。

あと何気にトロデさんすごいっすねww

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.296 )
日時: 2013/05/07 18:12
名前: フレア (ID: w79JdDm2)

>>のあさん
そうですよねー……w
最近気付いたんですが、サイヤを入れ替えると野菜人……。
ブルマさんは当初コーヒーのブルーマウンテンからきていたそうですが、やがてパンツ一家の仲間入りに……w

フレア  「トロデ王ー。悟飯役は少年時代のエイトにしよっかー」
少年エイト「よろしくね!」
サフィラ 「……やりませんよ、こんなもの」

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 第108話 ( No.297 )
日時: 2013/05/13 17:43
名前: フレア (ID: /0Rf0W96)

「…………寒いっ!!」
この一言は、先程から何回も繰り返されている。
もう何か叫んでも現状が変わらないことは理解してるが、それでも叫ばずにはいられない程寒い。
現在、オークニス地方は大吹雪に見舞われている。
目をこらしても前が白一色。唯一見える物といえば目先に速いスピードで落ちる雪のみ。
「……サフィラ、大丈夫?」
「…………」
ボーッとしたまま、彼女は重い足取りで仲間達に付いてくる。というか誰か上着貸してやれ。
気のせいか顔が若干赤くなっているような……。
「熱っ!!」
サフィラの額に手をやったエイトが右手を庇った。
「どうした……?風邪でもこじらせたか?」
「…………」
「サフィラ?」
「大丈夫でがすか?」
「サーフィラー?」
バタッ
「ちょっ!サフィラ!?」
「姐さん!?」
崩れ落ちたサフィラは、頼りなく呼吸をしている。
サフィラが倒れる寸前に飛び降りたメイルが、心配げに「ピキィ……」と鳴いている。
「……何だ、これ……」
ククールがあることに気が付いた。
背中の部分の鎧の一点が、赤黒く染まっている。
「……何これ……」
「やばいな……。死ぬぜ、これ」
「なっ……」
パーティ全員、言葉を失った。
「…………とにかく民家を探せ!そこで応急処置だけでもしなきゃマジで死ぬぞ!」
「う……うん!」

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 銀閃の騎士Ⅰ ( No.298 )
日時: 2013/05/17 19:00
名前: フレア (ID: 9Zr8.vma)

「ねえねえおじいちゃん、またおもしろいおはなしきかせてよ!」
「ん?そうじゃなぁ……。……昔、この村に来た不思議な娘の話を聞かせてやろうか」
「どんなひとー?」
「銀色の髪にな、宝石のルビーのような目を持った娘じゃった。かなり可愛らしかったが……惜しいかな、笑顔一つみせんのじゃ。少なくとも儂らには」
「なんでわらわないの?」
「分からん。だが儂の孫……お前の父さんには一回だけだが笑ったらしいぞ」
「ふーん……そのひとにあってみたいなぁ……」
「会ったってもう……三十年も前の話じゃからなぁ……。あの時でどれだけサバを読んでも十五歳程にしか見えなかったから……今大体四十五位じゃな。いわゆる中年という歳じゃ」
「えー……ざんねんだなぁ」
「そら、こんなこと言っていても話が全く進まん。始めるぞ」
「うん!」


その村の付近。そこに、一人の少女が傷だらけで倒れていた。
鋭利な刃物で切られたとおぼしきその傷口からは、血が未だ流れて、少女は虫の息だった。
そんな時、たまたま猟をしている最中に男が少女を見つけた。
老人は、見つけてしまった以上見殺しには出来ないと、その少女を家に連れ帰った。
老人の孫、まだ十歳にも満たない少年レインは、最初、傷だらけの状態で家に運び込まれ戸惑っていたが、彼の賢明な看病によってかどうかは分からないが、三日後には少女は目を覚ました。
「おねーちゃん!大丈夫?」
「…………ここは……」
頭が上手く働かない。自分がなぜこんな所にいるのか分からない。
「お、ようやく目を覚ましたか」
老人が少女に近づいた。
少女が上半身を起こそうとするが、身体に鋭い痛みが走った。
「そのままでいい。お主、大丈夫か?」
「…………」
少女は、無言で頷いた。そして……
「《紅の団》、ここに来てますか」
あまり抑揚のない声で尋ねる少女。
老人は眉間に皺を寄せた。
「なんじゃ?《紅の団》とは」
「……知らないのなら結構です」
「ねえねえ、おねーちゃんお名前は?」
少女は、しばしレインを見つめると、冷たく言い放った。
「子供は嫌い」と。

少女の名はサフィラ・ラズルシェーナ。
後にとある世界で勇者と共に旅をする少女。
これはまだ、彼女がエイト達と出会う数十年前の物語。

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.299 )
日時: 2013/05/17 23:11
名前: 朝霧 (ID: l0i1WlFj)  

おそばせながらリブルアーチ編の完結おめでとうございます!いよいよ物語もオークニスですね…楽しみにしています。
今回の少女はサフィラさん…?今と随分受ける印象が違いますが、昔に何があったのか気になる朝霧です。

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.300 )
日時: 2013/05/18 08:37
名前: フレア (ID: rwdZGWyj)

>>朝霧さん
コメありがとうございます!
私、最近若干スランプ中でございまして、更新回数がかなりあれな状態です。
何でそんな更新していないのに番外編やるんだ……とつっこむ人いるだろうなぁ……。
頑張って書くのでよろしくおねがいします!
では(^^)/

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 銀閃の騎士Ⅱ ( No.301 )
日時: 2013/05/18 10:48
名前: フレア (ID: rwdZGWyj)

「……ちっ。この村にエルフの末裔がいると聞いてきたのにどこにもいやしねーじゃねーか」
「まあまあ、そう怒りなさんな。これからじっくりあぶりだそーぜ」
「……そうだな。だが、その末裔が男だったらどうすんだ?」
「どちらにせよ殺す。万が一その子孫が女だったら俺達の目的は達成されないからなー」
「なんかもったいないな。エルフの女はルビーの涙を流すんだろ?」
「普通の人間が触れると跡形もなく消えちまうらしい。つーかジャーコッシュ様の指示に背くと殺されるぞ」
「分かってる。……その前に宿屋で睡眠とりたいんだが。もうくったくたで動けねぇ。エルフの末裔がここにいるって分かってんだからいつ殺ったって同じだろ」
「しょうがねえなぁ……」


「……なぜ見ず知らずの私を助けたのですか」
「ん……?主、死にそうじゃったからのぉ」
「……分からない。何で……」
サフィラは目を細めた。
赤の他人を助ける人間は初めて見た。大抵の人間は余計なことに巻き込まれたくないと見て見ぬ振りをする。少なくとも彼女はそう思っていた。
「……聞かないのですか。私がなぜあんな場所にいたのか……」
「むぅ……。儂も不思議なのじゃが、聞かない方がいいと思ってな」
「………………」
ますます分からない人だ、とサフィラは思う。
「……とにかくありがとうございました」
おぼつかない足取りで、サフィラは玄関に向かった。
そして振り返り
「……私に関わらないでください。多分、貴方がたを不幸にしてしまうだけです」
呆気にとられている老人を残して、少女は民家を後にした。

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 銀閃の騎士Ⅲ ( No.302 )
日時: 2013/05/20 17:26
名前: フレア (ID: sUTR7t67)

「せいっ!……はぁっ!」
剣を振りかざし、勢いよく下ろす。ひゅんっ!と空が切れる音が耳に心地よい。
ここは少し村から離れた小さな洞窟。彼女が雨風凌げればそれでよいとあえて宿屋で部屋を取らなかった。傷が癒えるまでここで療養するつもりだ。
「……せあっ!!」
共に幾万もの命を奪ってきた剣が、手にしっかりと握られている。
奴らの幻影を切り裂いてはまた同じ事の繰り返し……。
しかし、彼女はその行為に微塵も虚しさを感じなかった。
むしろ、心が落ち着く。
他人から見たら明らかにおかしいであろう。
だが……それでいいんだ。彼女は自分に言い聞かせた。
私は《魔》なのだから。
「…………ん」
ふと何かの気配がして、サフィラは振り返った。
「あの……」
「……何でお前がここに」
あの老人の孫とおぼしき少年、レインだった。
小さないかにも子供らしい両手が、食べ物を載せたバスケットをサフィラに差し出す。
「これ、おねーちゃんに!」
「……いらない」
「でも、おねーちゃんおなかすいちゃうよ?」
「……失せろ」
「でも……」
「……殺すぞ」
有無を言わせぬその少女の目つきに、レインはたじろいだ。
「……ここに、置いていくから……っ!!」
レインは涙混りの声でカゴを地べたに置き、腕で目元を押さえて走り去った。
「……………………」
これでいい。これでいいんだ……。
彼女は何度も自分に言い聞かせた。
「……あ」
ぎゅるるる……と彼女の腹の音が鳴った。
そういえば三日も何も食べていない。
彼女は赤面しつつ、誰も居ないことに感謝した。

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 109話  ( No.303 )
日時: 2013/05/20 19:29
名前: フレア (ID: x1YwoWnh)

小さな手に握られている黒い筒状の物が、雪明かりで黒光りする。
「……《銃》か。殺傷能力は低いけど、心の臓か頭を的確に狙えば瞬殺できる……。とんでも無い武器……」
それをじっと見ながら、呟いた。
慌てた奴らの声が遠くから聞こえる。
「……私は、何をやっている……?」
胸が苦しくて、仕方がなかった。
「……痛い……」
包帯が巻かれた左腕を押さえた。
永遠に刻まれた、人ならざる者の証たる刻印。
「………………」
自然に、涙が流れた。
なぜ自分は幸せになれないのか。なぜ自分は人として生きれないのか。
そのことを呪って。そのことを恨んで。

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.304 )
日時: 2013/05/23 17:39
名前: フレア (ID: Yp/UGskp)
参照: http://uranai.nosv.org/u.php/novel/iori419/

フレア 「最近マギの小説を別サイトで書き始めましたー♪」
サフィラ「これの更新は……」
メイル 「グルルルル……」
エイト 「…………」無言の威圧
フレア 「上のURLからジャンプできるのでお願いしますー」
サフィラ「……………………」
メイル 「ガルルルル……」
エイト 「…………」
サフィラ「ザラキーマ」
フレア 「最近ドラクエの方はスランプで書けませんー」
サフィラ「チッ……命の石(ry」
フレア 「ではっ!こちら共々お願いしますー。シリアスですがー」
全員  「……………………」

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.305 )
日時: 2013/06/10 19:39
名前: 漆千音 ◆1OlDeM14xY (ID: 1wSGUlCd)  

 お久しぶりです!
 最近ようやく更新を再開した漆千音です((知るか

 >>300 わたしもよくスランプにはなりましたよ…
わたしの場合、とりあえずうわ何だこの文章の羅列はwwみたいになっても
ちょっと休んだあとにとにかく書いて書き続けて調子を戻しました((笑
いつかこのときに書いた話消してやるとか思いながら((爆


 フレアさんが早くスランプから脱出できることを祈ります...((*′._.

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.306 )
日時: 2013/06/11 18:26
名前: フレア (ID: biv7vyHq)

>>漆千音さん
お久しぶりですー^^
私、何で番外編やってるんだろって激しく後悔です……。
っていうか、それ以前になんで別小説書いてるんだろ……あはは……。
ま、いつか直る!いつか!
……まだ、半分くらいしか行ってないんですよね。
それだけ書く楽しみがあるって事ですが、やっぱ長いけどやっぱ楽しいですがやっぱ(ry
では、できるだけ頑張ります!出来るだけ……。

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 銀閃の騎士Ⅳ ( No.307 )
日時: 2013/06/11 19:05
名前: フレア (ID: biv7vyHq)

『うあああっ!!逃げろおお!』
『きゃああああ!!な、何でこんな村にっ!?』
悲鳴。
サフィラには、これが夢であるとすぐに分かった。
家々や木々が火焔に包まれ、人々が逃げ惑う。
そして、それを追う魔物達。
『ぎゃはははっ!!』
魔物は、顔に醜悪な笑みを浮かべると、逃げる子供の一人を捕まえ、頭をもぎ取った。
恐怖の表情を浮かべたまま、その子供は死んでいた。
『ジャー……コッシュ……?なん、で……』
その少女は、呆然と呟いた。
壊れていく村を一望できる丘に、二人は立っていた。
『これはこれは、サティア様。このような場所にいては危険ですよ。貴方は、大切な巫女君なのですから、万が一傷ついたりでもしたら……』
『私はなぜこのような事をしているのかを訊いている!!なぜ貴方はこんな真似を……っ!!』
『なぜ……だと?』
ジャーコッシュの言葉が、主君へのものではなくなった。
『いい加減お前の綺麗事にも飽き飽きしていたんだよ』
『……綺麗事……?』
『そうだ。我々魔族が、人間と共存する?何を寝ぼけたことを言っている。次期魔王たるお前が、あんな下等な生物に情けを掛けるなど……』
『それは違う!!』
『違う?何が違うんだ。人間が我らに何もしなかったとでも?人間に迫害され、一時魔族は、全滅の危機にすらあったのだぞ?』
『えっ……?』
『その顔だと、何も知らなかったようだな。……やはり、お前のような子供には任しておけん』
『……っ!!』
気づけば、サティアの胸に、剣が突き刺さっていた。
『な……んで……』
崩れ落ちるその少女を、ジャーコッシュは受け止めた。
『魔族はこの私が治める。だから安心して逝くがいい』
ジャーコッシュの顔は、欲望に歪んでいた。


「うっ……くっ……」
「おねーちゃん、だいじょうぶ?」
誰かが、悪夢にうなされているサフィラの汗を、布で拭った。
「う……」
うっすらと目を開けたサフィラの前には、レインが微笑んでいた。
「おねーちゃん、やっとおきたね!おねーちゃん、たべものぜんぶたべていてくれたから、ぼく、ほっとしたよ〜」
「まだいたのか……」
サフィラは上半身を起こし、まだ完全に覚めきっていない目でレインを見つめた。
「一応礼は言っておく。だが、もう関わるな」
「おねーちゃん、さみしそうだから、ほっとけないよ」
「……っ」
サフィラは言葉を失った。
こんな幼い子供に見抜かれていたとは、思いもしなかった。
「……う、うるさい!あ、あっちいけ!」
「えーっ?あ!そうだ!おねーちゃん、どこからきたの?どこにすんでいるの?そういえば、そのめのいろきれいだね!ほうせきみたい!あ、おなまえなんていうの?」
「…………」
サフィラは、この質問攻めが日が暮れるまで続くとは、その時は思いもしなかった。

ドラゴンクエストⅧ 反省会。 ( No.308 )
日時: 2013/07/06 17:54
名前: フレア (ID: ja6QJnOq)
参照: http://ncode.syosetu.com/n8758br/

サフィラ「…………」
エイト 「…………」
フレア 「えっと……色々ごめんなさい……」
サフィラ「…………」
エイト 「…………」
フレア 「何か最近、小説家になろうって所でオリジナル小説書くのにはまっていて……」
サフィラ「…………」
エイト 「…………」
フレア 「う、上から行けるのでぜひ来てくださいー……」
サフィラ「…………」
エイト 「…………」

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.309 )
日時: 2013/07/08 02:03
名前: のあ (ID: 49hs5bxt)

呼ばれてないけどじゃじゃじゃじゃーん!!

お久しぶりです、のあです。

私も小説家になろうやってますよ!!もしよろしければ、お気に入りユーザ登録、お互いにしませんか??
(レーナを元々書いてたのがここなので(笑))

あ、あと更新はあと一週間ぐらい待ってください……すみませんm(_ _)m

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 110話 ( No.311 )
日時: 2013/07/29 15:17
名前: フレア (ID: UUbzo1gV)

「う……」
焼けるように身体が痛く、目を開けるのもやっとだった。見知らぬ木造の天井と、覗き込んでいる仲間達。
息をするのが、苦しい。動かすのすらままならないだろう。
心配げな表情だったエイトが、顔を和らげた。
「良かった……。生きてた……」
はっきり言って、あまり大丈夫でない。
「こ……こ……どこ……?」
「君が倒れた後、偶然メディさんって人が通りかかってね」
「……あ……」
起きあがろうと力を込めたが、体中が痺れた。
「無理しないで」
「……ご……め…………」
「おいおい、大丈夫なのかよ。ちゃんと喋れてないじゃねーか」
「…………」
ククールは、一つ溜息を吐くと何かを取り出した。
釣り鐘型の、親指ほど小さな黒い鉄だった。
「……これが、お前の心臓を貫いていた。死んでない方がおかしいレベルなんだけどな。……だが、今も危ない状況だ」
「ごめん……僕の回復魔法、効かないんだ。傷が深すぎて……」
エイトが目を伏せた。
「おや、それなら世界樹の葉を使えばいいんじゃないかい」
「メディさん!?」
いつの間にかエイトの傍らに老齢の女性が立っていた。
「世界樹の……?」
「あー、でも、あれどこにやったかのう……?あ、グラッドが洞窟にしまってしまったのかのぉ……」
「あのー?」
「お前さん達、その人を助けたいのなら薬草園まで行ってきてくれんか?世界樹の葉があるはずじゃ」
「は、はぁ」

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.312 )
日時: 2013/07/30 15:15
名前: 朝霧 ◆CD1Pckq.U2 (ID: QBu8QfZi)  

お久しぶりです^^
久しぶりにフレアさんの小説を読めて嬉しかったです。いよいよ物語も佳境に近づいてきましたね…!私は諸事情により、物語を一から初めてしまいました。
では、また遊びに来ます!

セシル「アホか! 私の活躍を消す気か!?」
ゼシカ「まだ私が出てないじゃない!」
ククール「……俺は?」

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.313 )
日時: 2013/08/07 15:58
名前: フレア (ID: LAu9zylb)

>>朝霧さん
お久しぶりですー……。
親がもうパソコンのパス変えたおかげで全然いじれなかったのと、感覚が取り戻せないおかげで全然更新できませんでした……。うん、最後まで行くかな……(遠い目)



サフィラ「……で、何なの?この人」
ナイヴィ(仮)「……えっと、あのー……」
エイト「作者がこの小説プロットろくに書かなかった上に設定が中二
すぎるから書き直そうっていうわけでこの娘主人公」
サフィラ「速い速い。ってええ!?私存在抹消されんの!?」
ナイヴィ「早い話そうなります。……というか、サフィラの設定は私には引き継がれないようです。私の設定、トラペッタの宿屋で働く人らしいですから。……まあ、ちゃんと性格も口調も決めてないみたいですけど」
サフィラ「ちょっと待った!え!?消えるの?!消えるの私!?」
エイト「気が向いたら書くだって」
サフィラ「ああ……このパターン絶対私消滅する……。どうせ人々の記憶から消えるんだ……」
エイト「落ち着いて落ち着いて」
ナイヴィ「……大丈夫ですよ。いつやるか未定ですし。作者が来週やっとスマホ買って貰えるー!とか叫んでいたので来週から別サイトでやるかもですが」
サフィラ「…………」
エイト「……だ、大丈夫だよ……。きっと君は僕達の心にずっと生き続けるさ……」
サフィラ「慰め!?慰めなの!?」

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.314 )
日時: 2013/08/09 08:03
名前: 漆千音 ◆1OlDeM14xY (ID: Gx9n/IP4)  

お久しぶりでふ((*`・ω・ゞ
久々更新キt((一週間以上たってんじゃないか!! 気づくの遅すぎだbyマルヴィナ

...ゴメンナサイ、夏休みにようやく入って(ちなみに8月からでした)早々
ハードスケジュールに終われる日々でなかなかこのサイトにすら来ていませんでした...

サフィラがどこにいるって?
君たちの...心の中さ...((某漫画より
...って状況になるんですか!?((ォィ
...っっってことはメイルはどうなるんですかーーー!?((落ち着け

...えー、と。
フレアさんのこれからの小説書きを改めて応援いたします!

ではでは((*・ω・ ノシ

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.318 )
日時: 2013/08/27 21:46
名前: フレア (ID: w4lZuq26)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=25854

サフィラ「長く続けていたこの作品ですが、執筆をやめ、新しい作品『時の軌跡』を書くことにしました」
エイト「読んでくださった方々、あんまいないと思うけど、楽しみにしてくださった方、本当にごめんなさい!」
エルニス「これからは……時の軌跡で頑張っていく……作者が」
メイル「ぴきぃー」
サフィラ「ってなんか私たちらしくないね……」
エイト「まあ、作者がいつかやるルイーダの酒場にてで僕ら出てくるらしいから、それで、ね」
サフィラ「ではっ!」

ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡 最終話 ( No.319 )
日時: 2013/10/06 20:47
名前: フレア (ID: 7KCfFUM.)

麗らかな風が、彼女の頬を撫でた。
眠りから目が覚めて、サフィラは机から上体を起こす。
「ああ……寝ちゃってたんだ」
寝ぼけ眼で、机の上の執筆途中だったものを見やる。羽ペンは無造作に置かれて、紙に黒いインクがべっとりとついていた。
「あーあ。もったいないなぁ」
溜息を吐いて、サフィラはこぼしたインクを布切れで丁寧に吸い取りながら、机の端にちょこんと座っているメイルに声をかけた。
「メイルー?起きてー」
「……ぴきぃ?」
まぶたを閉じていたメイルは、うっすらと目を開ける。
その小さなスライムの表情に、サフィラは微笑んだ。
「ははっ……やっぱ可愛いなぁ」
「ぴっ……ぴき!?」
やはりメイルは雄だけあって、『可愛い』と言われるのは好きではないらしい。少しだけ照れたような、起こったような、そんな複雑な表情を見せた。
「悪い悪い」
そう言って、メイルから視線を外し、サフィラは全開にした窓から外を眺めた。
「……エイトも、みんなと一緒にこんな風に楽しくやってるのかな……?」
「ぴきー」
みんなで平和にした、あの世界。既に、驚異は去った。
エイトの想い、サフィラの祈り、エルニスの叫び、クリアの誓い。そしてーー生きとし生きるもの、全ての願いを込めた剣は、邪を滅ぼした。今度こそ、完全に。
「エイトとミーティア、幸せかなぁ……?ゼシカとククールはどうなったのかな?ヤンガスはゲルダさんと発展したかな?トロデ王は相変わらずかな?エルニスは探しているもの、見つけ出せたかな……?クリアは、自分の望む世界にできたかな?」
「ぴきぃー!」
「ははっ!そうだね」
サフィラは椅子から立ち上がり、机の横に立てかけてあった剣を持った。
別れの時にエイトから貰った『竜神の剣』。ドラゴンの強靱な爪を連想させる獲物。彼女に取って、それは大切な思い出だった。
「……みんな!約束、果たしに行くからね!」

「……サフィラ?」
扉を開けると、誰もいなかった。
開け放たれたカーテンのみが、風の動きに合わせて踊っている。
その時、机の上に乗っていた一枚の紙が、風に揺られて彼の足元に落ちた。
「……?」
彼は、その紙を拾い上げ、思わず微笑を浮かべた。
「……良い表情をするようになったな」
そして、彼は机にその紙を戻した。
ふと窓の外を見ると、子供がはしゃいでいるのが見えた。
桜の花弁は暖かく優しい風に乗って、どこまでも飛んで行く。

——季節は、春だった。

Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇の軌跡  ( No.320 )
日時: 2013/10/06 22:44
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

光と闇の軌跡だ!!!

最終話!!

サフィラだ!メイルだ!!

フレアさんのはどれも状況が頭に流れ込んできます!!

paulsmith バッグ ( No.321 )
日時: 2013/10/29 21:14
名前: paulsmith バッグ (ID: 2PyyO6el)
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バック ファッション ( No.322 )
日時: 2013/10/30 02:09
名前: バック ファッション (ID: SXYfKeG/)
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日時: 2013/11/19 19:14
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Re: ドラゴンクエストⅧ 光と闇 ( No.324 )
日時: 2013/12/21 15:55
名前: ああああ (ID: enDlMgfn)

ユウと言う人がこの小説をパクっています。

日本手机??? ( No.325 )
日時: 2014/08/11 07:49
名前: 日本手机??? (ID: jt9./KQq)
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