二次創作小説(映像)※倉庫ログ

ボーカロイド『RUI』の誕生 ( No.11 )
日時: 2012/09/10 21:53
名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: xMxTbxuA)

[ー10分前ー]

「はいっ、じゃあ今日はこれで終了、」

私の部屋から少し離れた、マスターの部屋から声が聞こえた。
どうやら今日は終わるらしい。

「はあぁ…」

今日もまた無理だったな…
いつになったら私は歌えるようになるんだろう……
そもそもマスターは私に歌をくれるのかな…

「VY1、」

「は、はいぃっ!?」

びっくりした…
マスターの声がすぐそばから聞こえてきたんだ。
おそらく私の部屋のドアの前にでも立って話しかけているのだろう。

「言うことがあるんだけどさ、」

少し、期待してしまった。
マスターが私に歌わせてくれるんじゃないかと。

でもそんなこと…あるはずないのに…


「もう、終わろうか。」


マスターの口から出た言葉は、それだった。