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パァン＿＿＿＿ッ！


物凄い音が響きわたり、木屑が飛び散る中、ドアは倒れた。

中々いい気分だ。
今まで溜まっていた全てを吐きだしたような。
でも、まだまだこれからだ。

あたしは倒れたドアをゆっくり、ゆっくり踏みしめていく。
一歩歩くごとに、ドアは「ミシ、ミシ」と音をたて、更に粉々に砕けていった。

「何だ…！？」

奥の部屋のドアが突然開き、そこから誰かが駆け出してきた。
それは紛れもなくあのマスターだった。
いや、それも『マスターだった』人のことか。