二次創作小説(映像)※倉庫ログ

サンドリヨン ( No.32 )
日時: 2012/09/29 15:42
名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: /..WfHud)

「お母様……お母様だけは私の味方だよね………」

両手を胸の前で合わせると自分の頬を何かが伝った。
その時だった。

「おーいっ、キーマ様のお帰りだぞーっ!」

家に繋がる扉が開いたかと思えば、茶髪の男が入ってきた。そう、紛れもなく、その男は私の父なのだ。

「お父様…お帰りなさい……」

「あぁ、灰被りか……ただいま……」

まるで他人のような降るまいで、父は言った。

「あ、そうそう…頼まれてた『お土産』だよ、」

父はそう言って、なにやら細長い物を私の手に押し付けると、そのままスタスタと家に入っていった。素っ気ない。自分の実の父とは思えないな。

「ありがとうございましたーっ、」

父に聞こえるように少し大きめの声で叫ぶと、私は握っていた手をゆっくりと開いた。中には何処にでもありそうな木の枝があった。