二次創作小説(映像)※倉庫ログ

ボーカロイド『RUI』の誕生 ( No.7 )
日時: 2012/09/09 19:47
名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: OBZwk3oo)

「ミズキ………」

振り替えるとそこには勇馬がいた。
勇馬は、私が落ち込んでいるといつも私を気にかけてくれる。本当に優しい人だ。
少し恋愛的に鈍感なとことか、バカなこととか、色々あるけど、それでも私にとっては『兄』とは少し違う意味で大切な人だ。

それでも私は勇馬に心配かけるのも嫌だから、少し明るく答える。

「私…私は大丈夫だからねっ?勇馬も頑張ってきてくださいねっ!」

勇馬は私に薄く笑みを浮かべると、「ありがとう」と言って部屋に戻った。

私はマスターの部屋を出ると、廊下を真っ直ぐ進み、一番突き当たりの部屋に入った。
そこが私に用意された、何もない、真っ暗な部屋だった。