二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【カゲプロ】人間冷凍ショコラ【オリジナル】オリキャラ募集終了 ( No.248 )
日時: 2013/01/08 22:06
名前: noeru (ID: kBuEHw3O)
参照: 初音ミクの『クレヨン』のPVしづさん!シンタローに似てる!


「え〜っとですねっ!はいっ!先ほどは雨樹がお騒がせしましたー!」


雨樹からしっかりとナイフを徴収した後、全員に2人で深々と謝罪をし(雨樹はずっと睨みっぱなしだった)た。ナイフは私の手の中にちゃんと保管されている。


「ユキ、くわしい説明はないのか……」

「えへへ……話せばとんでもなく長くなるのと、私もまだよく分かんないからさあ……?今日はこれで許して?キド?」

「ったく……」

「……ちっ」

「雨樹!舌打ちしたらダメ!」


ちょっとでも気を抜くとすぐに牙を剥くので目を離せない。今のように他の人に構っているとすぐ嫌悪感をむき出しにする辺り、やはり子供っぽい。


「ってことでこれからはじゅーぶんに見張りますので〜!あと1つ足すとすれば、私が死ぬときに雨樹も消える……くらいかな?」

「死ぬ時って……ユキちゃん病気なの?」

「生まれつきだよ〜。多分あと2、3年で、死ぬの。」


マリーちゃんが「あわわわ……」と慌ててる。怖くってシンタローの顔は見れなかったけど、雨樹がちょっとだけ得意げな顔してるのは見えた。
その時、ふと違和感を感じた。
いつも病気のことを話した時と似ているけど違う、憐みよりも恐れの視線だ。そういえばなんだか皆、今日は少しだけ余所余所しい気がした。


「ねえ、みんなどうしたの?」

「え?何もないよ?」

「……本当?」

「本当になんでもないっスよ?どうしたんスか?」

「それなら、いいんだけ……」




ぐにゃり

——————



「ねぇ、何で私に隠し事するの?」


えっ、とみんなの顔が歪む。私を驚ぃた目で見る。傍にぁったコーラが並々注がれたグラスに向けてナイフを翳す。強烈な破裂音、両手がパチパチとベトベトで埋まる。雨樹は想定内だったょぅで、全く驚ぃてなぃ。


「こぅなりたぃの?私にゥソ吐くの?私のこと嫌ぃなの?ねぇ……なんか言ってょぉ。」


まるで私、別人みたぃ。
誰にも溺れないなんて別人みたぃ。
誰にだって溺れて堕ちて狂ぃ喰らぅのって、なんて楽しぃんだろぅ!


「ユキ……?どうしたんだ?」

「っぼみちゃん、どぅしてそんな目で私を見るの?私はこんなにっぼみちゃんが大好きなのに。」


だからそんな怖ぃカォしなぃでね。っぼみちゃんは私だけのモノだから。
唯一の女の子の友達だった、可愛くて妹みたぃだった。今はぉ姉ちゃんみたぃだけど、どちらにしろっぼみちゃんが私のモノなのに変わりはなぃ。


「っぼみちゃんだけじゃぁ、なぃょ?みんな、だぁーぃすきぃ。しゅぅやもこぅすけもしんたろーもぇねももももまりーちゃんもひびゃもこのはも……もちろん、雨樹も。……彼モ……愛シテル……ねぇ、言ったでしょぉ?ウンガョケレバァェルッテェ?」


ぬちゃぁべちゃぁ、音とともに。
私は私に侵されて、本来の姿に戻ってく。



「ワタシもボクも、×したいくらいミンナダァィスキィ!」


殺セ、壊セ、『  』。ソシテ『   』。
宴の時間だ。
大型のナイフに、私と雨樹の紅ぃ眼が映る。