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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【カゲプロ】人間冷凍ショコラ【オリジナル】 ( No.42 )
- 日時: 2012/11/03 13:20
- 名前: noeru (ID: JxbQz1Sc)
目の前に広がる異空間に目がくらくらする。
0と1が交差し、駆け抜ける世界にキミはいた。
ワタシもいた。
『ユキ、会いたかったよ。』
『雨樹。』
深く憎んでいる君がいる。笑ってる。
暗くなる世界で、死んだはずの2人が憎み合う。
数字も眩むような青も昇って、2人は墜ちる。
姿も随分変わってしまった。
『ずっとユキの中に僕は居たんだよ?気付いてくれても良かったのに。』
『雨樹なんて大嫌い。私のこと憎んでるくせに。』
そう、大嫌いだ。
『憎んでるよ。でもユキのこと大好きだもん。』
『おかしいよ、頭いかれてるよ。』
二度と関わりたくなかったのに。そんなこと無理だけど、もう死んだからどうでもいいかな。
『どう足掻いたってもう無駄だよ?どうせ僕らは1つになるんだから。』
『知ってるよ。そんなこともう気付いたよ。』
何の悪戯か、どんな運命かまたは偶然か。どちらが片方の中に居てもシナリオは変わらなかった。だから雨樹が生きていて、私がその中に居てもこうなるんだ。
『どこから間違えた?』
『いつから間違った?』
『どうしてこうなった?』
『どうやってこうした?』
結局は似た者同士だしさ、当たり前なんだけど。
私たちは、双子なんだから。
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