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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【魔法少女】嗚呼、きっとそれは【まどか☆マギカ】 ( No.37 )
- 日時: 2013/03/24 23:45
- 名前: ィなかへった ◆8BhNs.rAiU (ID: L7bcLqD7)
「おや、これは失礼しました」
軽く礼をして、彼女は謝罪する。
「まさか驚かせてしまうとは思いもしませんでしたから。大丈夫でしょうか?」
「いえ、大丈夫よ・・・・・・。それよりあなたが転校生ですか?」
「ええ、そうです。少々遅れてしまいました」
肯定の言葉を述べ、また彼女は詫びる。そしてクラスメイトに体を向け、
「初めまして、瑞原 夜と申します」
ゆっくりと口角を上げた彼女はとても魅力的で。口の動作とともに細められた、あまり開かれていない——けれど開けば大きいであろう——つり目は純粋な黒色をしている。ウェーブのかかった明るいブラウンの髪は肩に付くぐらいの長さだ。オーバーニーソックスを履いた彼女の脚はすらっと長く、スカートと靴下の間に存在する素肌・・・・・・所謂絶対領域も見逃せない。
暁美ほむらを凛々しい美女と表現するならば、瑞原夜は優しそうな美人と称するべきであろう。暖色系の制服やリボンも相まって、尚更柔らかな人間だと印象付けるのだ。
「不慣れなところもありますが、貴方々とは良好な関係を築いてゆきたいです。これからよろしくお願いします」
その振る舞いは実に優雅で。上半身をただ折り曲げ、挨拶を行うだけでも彼女が奥ゆかしく感じる。
今度はその雰囲気で比較的容易だったのだろう。紹介を終えるとクラスメイトは絶え間なく、大きな拍手を送った。
しばらくした後、本日二度目の鐘が鳴る。和子が一言述べ、一斉に礼をして転校生紹介とホームルームを終わらせたのであった。
第4話
(2人の転校生)
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