二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ギルティクラウン-Everlasting every days- ( No.15 )
日時: 2012/11/12 17:32
名前: ウルフラム (ID: 6xDqgJhK)






集はズボンのポケットを左手の感覚のみで探し、その中の赤色に光る旧来型開閉式携帯電話を左手で掴む。

スマートフォンといわれる一画面の携帯電話では、義手の右手が反応しないことや、点字表記か画面下に存在しないことを考慮して、春夏が持たせてくれた携帯電話がまさにこれだった。

集はその携帯電話の点字や、記憶している番号の場所配置を頼りに、或る相手の携帯電話にコールを試みる。

「………………………」

返しがない。しかし、20秒程待つと、じれったいことでお馴染みのあの声が異音と共に聞こえてきた。

「おか、け…になっ…た……電話…は、現在……電波の……ガッ…」

集はガッという異音が耳の奥に響いたと同時に、さっと携帯電話から自分の耳を離すように左手を下げる。

「これも駄目だ…。妨害電波……、じゃない。あれは正常な電波の流れに妨害電波をクロスさせて、圏外状態にするもの……、だとしたら携帯電話の本体や電子機器には、影響はない……はず……」



集は義手の右手を自分の顎の辺りに当てながら、もう一度考える。

ここだけじゃわからない。他がどうなってるかも、確認しなければ。