二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ギルティクラウン-Everlasting every days- ( No.39 )
日時: 2012/12/20 15:58
名前: ウルフラム (ID: aNM7VPh4)




午後4時15分59秒。

とある研究所の研究室にて。


この研究所と呼ぶにはあまりにも巨大すぎる縦30m横50mのスペースは、あらゆる大型の電子機器によって殆どの隙間という隙間が占め尽くされていた。

それらは全て高性能人工知能、言わばハイスペックスーパーコンピューターであり、以前にもこういう似たような機械で、LINPACKベンチマークにおいて10.51ペタフロップス(毎秒1.051京回の浮動小数点演算)、実行効率93.2%(LINPACK結果10.51PFLOPS/理論効率11.28PFLOPS)を記録し、最終構成である864筐体(CPU数88,128個)の搬入と据付を完了し、後にこれらの基本動作と設計性能を確認するために29時間28分間LINPACKベンチマーク・プログラムを走らせて計測した結果、世界で最も高速なコンピュータシステムの上位500位までを定期的にランク付けするTOP500において首位を獲得するに至ったという京という日本製のスーパーコンピューターがあるという経歴があるが、現在となっては過去の偉業となっており、近年の日本のこういった機械の操作性能とLINPACKベンチマーク・プログラムの複雑化は、米国のスーパーコンピューターであるSequia Ⅲや、中国の天河5号Eなどの40台のペタフロップスを記録するスーパーコンピューターにも引きを取らない。

というわけで、このだだっ広い研究室内に設置されているものは紛れもないアメリカ製のスーパーコンピューター、タイタンⅣが数十台。
また、水色の液体が入った水槽のすぐ前で、此方を見ながら話しているポーカーフェイスのようなピエロと、あたふたしている様子の黒髪の新米研究員。

そして、その水色の液体が入った水槽の中にいる実験体こそが。

実験体コード名、revivalsince1937









通称『inori』、である。