二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 逃走中2〜かぐや姫の罪を正しく裁け〜 ( No.213 )
日時: 2013/11/07 00:03
名前: ヨーテル ◆I.1B0IMetU (ID: BSNeBYwh)

長かったミッション3も、ゲーム残り時間39分で全員がクリア。そろそろ1stステージも終盤戦に入ってきた。残る逃走者は14人。この中から、何人が2ndステージ進出の切符を手に入れるのか!




ミクモ「あと40分くらいか〜何とか逃げ切れるといいな」

ミッションをいち早くクリアし、現在は森の中に身を潜めている、自称・大ドロボウ一条ミクモ。

ミクモ「行動力には自信あるけど、ここは慎重に行かないとね。大ドロボウ・ヤタガラスとしてここで捕まるのはあまりにもかっこ悪いからね」

彼女は、以前世間を騒がせた大ドロボウ・ヤタガラスを自称している。その実態は、真実を盗む大ドロボウなのだとか。ちなみに、ヤタガラスというのは3本足のカラスのことで、実際には存在しない伝説の生き物である。




狂った猫「う〜ん。とりあえずこの辺でいいかな」

人里の中で、隠れ場所を探す狂った猫。路地裏の細い道にとりあえず隠れることに決めたようだ。

狂った猫「欲を言えば、シードグループに入ってお茶でも飲んでたかったけど、まあ仕方ないよな」

狂った猫、予選22位で惜しくも1stステージ免除の権利を獲得することは出来なかった。

狂った猫「しかし、上位陣のアカギさんとか文さんはどうやって相手の心理を読んでるんでしょうね」

スタッフ「う〜〜〜ん。強い人が何を考えながら心理戦に挑んでいるか……難しいところですね」

狂った猫「でも、相手の心理を読むってことは、必ずそれなりの根拠があるはずなんです。『読み』には必ず『理論』がある。〜〜だから相手は〜〜と考えている……みたいな。その理論さえ突き止められれば、極論私にだって、アカギさんみたいな読みが出来るはずなんですよね。理論上ですが」

スタッフ「私は、なんとなくで読むこともありますが」

狂った猫「なんとなく……それは結局のところ勘だと思います。なんとなくで精度の高い読みが出来るわけがかない。精度の高い読みには、必ずなんらかの理論があり、理論のない読みは存在しない。それは私の持論ですが、あながち間違ってはいないでしょう?」

狂った猫の言う理論。確かに、上位陣がどのような理論を展開し、相手の心理を読んでいるかは気になるところではある。だが、これを知っても真似できるかどうかは……また別問題である。




こいし「とりあえずこの辺歩いてればいいよね?」

特に何も考えず、人里の中央を危なっかしく蛇行するこいし。ハンターへの恐怖心とかは、あまりないのだろうか……

こいし「ん?あれってハンター?」

ハンター「…………」

案の定、ハンターを見つけてしまう!しかし、ハンターはまだ気づいていないようだ。

こいし「じゃあ逃げないと!」

素早く近くにあった曲り道を曲がるこいし。なんとか、ハンターに見つかる前に隠れることが出来たようだ。

こいし「よし、順調順調♪」

……案外、こういう逃走者がダークホースとして生き残ったりするのかもしれない。




お面をつけた町人「あ、ちょっといいですか?」

ネコ娘「え、私達?」

鬼太郎「みたいだね。何ですか?」

鬼太郎とネコ娘は、お面を付けた怪しい町人に声を掛けられていた。

お面を付けた町人「栄養のある飴を開発したんですが、1個試食していただけますか?」

ネコ娘「また試食?新しい食べ物を作るのが流行ってるのかしら?」

鬼太郎「まあ、食べてみようよ」

町人がかごから取り出した飴を1つずつ受け取る鬼太郎とネコ娘。ちなみに、鬼太郎がもらった飴の色がピンク、ネコ娘がもらった飴の色が白である。平安時代の飴なので、味は申し訳程度の甘いだけなのだが。

ネコ娘「あ、でも意外においしいわね。これ結構売れると思うわよ」

鬼太郎「そうだね。さっきの団子みたいに極度に甘いなんてことないし、おいしいよ」

お面を付けた町人「本当ですか!いや〜ありがとうございます!」

2人が感想を漏らすと、町人は嬉しそうな声で二人にお礼を述べた。

お面を付けた町人「じゃ、これをもう少し改良してから、販売したいと思います。お二方、そのときは是非!」

町人は、かごに入っている大量の白い飴を鬼太郎たちに見せつけた後、スキップしながらこの場を去った。




鬼太郎「さて、それじゃあ僕らは隠れ場所でも探そうか」

ネコ娘「意外と見つからないものね〜。これなら2人で2ndステージまで行けるかもね」

その言葉が、死亡フラグにならなければいいが……