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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 明るい黒の絵 ( No.10 )
- 日時: 2013/02/25 23:13
- 名前: 盾無桃李 (ID: 7Hzptsk2)
「うわぁぁぁあ!!!」
男の声が辺りへ響き渡る。
周囲の目は彼へと注がれた。
「大丈夫か?」
「五月蝿い……この音は金属音?」
目を見開き尋常では無いほどの汗が流れ落ちた。
まだ夏とはいえ夕暮れが過ぎてきて群青と橙の色が混じり、気温も落ち着いてきてはいた。
「まず……ここは平穏な場だ。辺りの視線が痛いぞ。」
「あ………。」
あまり会わない近所の方々の視線が痛々しい。
きっと悪い噂が立ち込めるのだろう。
「とにかく移動だ。行くぞ」
付き添いの青年がバイクの後ろ側へ跨がり、運転してくれとせがんだ。
それを承諾しセンタースタンドを外すとヘルメットと耳当てパッドを装着して爆音を鳴らした。
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