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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 駆け出した真実 ( No.2 )
- 日時: 2013/02/20 19:44
- 名前: 盾無桃李 (ID: xoJWIaF4)
やっとの事でたどり着いたのに
仲間のいるこの街へと
それなのにも関わらず
喧嘩した。
出てきてしまった
もう、逃げたいなぁ…
逃げられないなぁ…
何からもボクは逃げられない。
だからと言って受け入れたくはない。
急速に発展したこの街は一気に都会化して
ボクには居にくい場となってしまった。
なんせ人が多い。
わざと人通りが少なく見つからなさそうな
路地裏を縫うように進んだ。
腕時計の針はもう午後4時を刺していた。
特別する事も無ければやることも帰るとこも無い。
ただただ時が過ぎるのを待っているようなものだ。
気分転換にたまたま見つけた図書館へと入ってみる
夏休みも終わりが見え始めた季節
小さい子供が自由研究のためだろうか資料を集めて
ひたすらメモしている。
ボクは棚を舐めるように目を通して読みたい本を探す。
小説もいいのだが夢中になってしまうと閉館時間を過ぎるだろう。
だからと言って借りるのは少々気が引ける。
そんなこんなで諦め図書館はあっという間に出て行った。
はぁ、つまらない。
そして、なんか今の時間は平和のような気がした。
ただ暇で何もない、喧嘩して出て行った後でも
それでもなんか気分は良かった。
人通りの無い路地裏を進むのも楽しいかった
細くて人2人やっとの幅を大股で進む。
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