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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 玩具は武器、口は災い ( No.24 )
- 日時: 2013/05/12 00:10
- 名前: 盾無桃李 (ID: c.0m5wa/)
黒パーカー男に連れ戻されソファへと逆戻りした。
もう、いいよね。
黙秘権あるよね。
今声でないし。
やっぱりこういうのは実力で逃げ出す?
ポケットへ手を伸ばす。
そこにはサバイバルナイフが入っていた。
なぜ持っているかって?
先人の知恵だよ。
その他に玩具のエアガンが足に隠してある。
これは、ノリだ。
「まあまあ、落ち着いてっす。怖がっているじゃないっすか。」
現れた救世主。
思わず出してしまったナイフを流れに任せて近くの机に置いてしまった。
これには、少々カッコイい女性も引けたように見えた。
何となくだが、エアガンも差し出した。
うん。分かったよ。
暴力は何も産まない。
「君は何者!?」
ニヒヒとあいからわずの反応を示してくれる男性。
ボクは多分人間です。
持っている武器を差し出したお陰か、彼女は少し恐怖感が抜けた。
助けてくれる際に取られた音の拳銃を面白そうに眺めていた。
「とにかく答えてくれよな。」
問い詰める女性。
銃をもって居るものだからちょっと怖さ拡大。
「あーっ、もしかして入団したかったとか?ここは能力者の集いだし、逃げ場がないって感じだったし。」
「それも、そうっすね。力になれることならしてあげるっす。」
えっ?
いきなりの変化球。
でも、確かに逃げ場はもう無い。
しかも能力者の集まる所、奴らが気付けば皆巻き込んでしまう。
でも、それでも、その言葉が嬉しかった。
事実ボクを助けてくれた。
それならば、またボクは守りたい。
「わっちょっと何泣いてるの?」
いつの間にか両目から涙が溢れ出ていた。
透明な液体で。
見られたくなくて、袖口で涙を拭こうとした。
その瞬間ボクは倒れた。
まだ袖口からは甘い匂いがした。
一度口に押し当てられた薬が残っていたのだ。
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