二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 任務作戦会議 ( No.27 )
- 日時: 2013/05/12 17:43
- 名前: 盾無桃李 (ID: c.0m5wa/)
「やっぱちょっと出掛けてくる。」
「どこに行くんだ。」
遠足に行くでもないのにワクワクしすぎたカノが騒ぐ。
今すぐにでも任務に取り掛かりたいところだがこいつがいつ起き出すか分からない。
セト達に任せたいところだが、逃げられそうで良くない。
悪魔でもこいつは多量の能力がある。
大人数でかからないとかいくぐられてしまう。
「散歩〜。勝手に任務しないから許して。」
こんな時間に散歩か。
外はもう暗闇に染まっていた。
「朝飯までは戻って来いよ。でないと任務混ぜてやらないからな。」
「おぉぅありがとうキド。」
ここまで長い時間を与えるのは邪魔だからだ。
明るくなるまでどっかで遊んでくれば良い。
中には入れてやらねぇからな。
そう思ってにやつきならが外にでるカノを見送った。
「ねぇ、キド……いい?」
久々にマリーが部屋から出てきた。
お供にセトもセットで付いて来た。
ずっとコイツのこと気にしていたみたいだがさすがにマリーの石にする能力は写されると困る。
だから、セトが様子を見ながら部屋を行ったり来たりしていた。
「わぁ、寝ちゃってるね。ちょっと残念。」
「しょうがないっす。起きていてもマリーには会わせられない理由があるっす。」
どうやらお客に興味深々だったようだ。
「マリー、お前どうせ起きてたとしても結局話せないだろ?」
「が、頑張るもん!お友達沢山つくってみたい!」
「とにかく今はコイツから離れていろ、いつ起き出すか分からないからな。」
珍しくやる気なのは分かったが会わせるにはかなり無理がある。
「じゃ、せめて今はお洋服洗う!」
真っ赤に染め上げられた服を見て気が気でなかったのだろう。
まあ、それぐらいはいいんじゃないかと思う。
セトを促してはけてもらった。
上着を脱がしてやるとまだ中にタイツや半袖Tシャツが着込んであった。
真夏日だというのによく着れるものだ。
ズボンを脱がすと、七分袖のスパッツに短パンまで履くという完全防備だ。
しかも腕や太腿に武器が仕込めるようにベルトの用意までされていた。
どこの戦闘民族なんだ。
なんだかこれ以上手は出さない方が良さそうな気がしてきた。