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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 駆け出した真実 ( No.3 )
- 日時: 2013/02/20 19:45
- 名前: 盾無桃李 (ID: xoJWIaF4)
そんなウキウキな気分のボクの前に
人1人裏路地へと入ってきた。
狭いのでスピードを緩め
小幅ですれ違うタイミングを待った
その際どうしても相手をよく確認してしまう。
狭いのでさらに繊細に脳へと映る。
キレイな顔立ち、フードを被りその顔を隠しているようだった
そして、耳にはイヤホンがしてある。
きっとボクとは違う別の音が聞こえるだろう。
そして真実を隠しているようだった。
ふと気がつくと、きっとその人だろう人物と
笑いあう仲間のような……
団体のような風景が目に映った。
無意識に「目」を通してしまったようだ。
なんだか今のボクには羨ましかった。
だから
「君達の集まりは、なんか楽しそうだね……。」
すれ違いざまについポツリとつぶやいた。
相手はイヤホンをしている
ボクには聞こえない別の音を聴いているに違いない。
ボクの言葉は気づいては貰えないだろう。
「そんな事はない。」
ハスキーボイスの女性の声が聞こえた。
しばらくの沈黙。
目の前には人は居ない。
振り返ると先程の人が振り向きこちらを見ていた。
脳がゆっくりと声の主をその人だと信号をだし。
「ふ、ふぇぇぇ!!」
あまりにも情けない声をあげてしまった。
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