二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 団体入団 ( No.39 )
- 日時: 2013/05/13 23:00
- 名前: 盾無桃李 (ID: e2r21W3i)
「そう言えば自己紹介まだっすね。」
名前を互いに知らないと言うことが気にならなかったのだろうか。
大体ボクはみんなよく名前で呼ぶんだな〜って思いつつ会話内容から把握できている。
ただ勝手に名で呼ぶのは気が進まなかった。
自己紹介してくれるなら名乗りやすい。
「改まってする事ではないだろ。」
まさかの放置。
「そんなことないっす。俺はセト、っでこっちがキド、後さっき猫目イメージのがカノで、他にマリーがいるっす。」
マリー?昨夜コピーされると困ると言っていた能力者の少女のことか。
姿も見てないからまだピンとこない。
可愛らしい声の持ち主だったけど、
「キドぉ………。」
そう、こんな感じの。
「お、マリー起こしてしまったか。すまんなあいつのせいで騒いでしまって。」
ボクのせいかい。
ほとんど思考ばかりで無言だったぞ。
でも、悪い事をした。
面目ない。
「ううん、違うのずっと起きてた。」
起きてた?ずっと?
今は情報社会きっとネットとかゲームとかやっていたのだろう。
こんな可愛らしい声の女の子を巻き込むなんて罪な時代だ。
無論ボクは被害者である。
あれ、でも彼女もここに暮らしているのか?
この部屋も結構生活感溢れている状態だったが、
でも、見たところ似てそうでもないし兄弟姉妹ではなさそうで、保護者や親の姿がやはり見あたらない。
あっ、そっか前のボクの思考のモルモットという考えが一番理にかなっているかもしれない。
きっと、みんな遠いところからここにつれてこられ監禁されているんだ。
悲しい話だ。
「夜なべしてコレ作ってたの」
夜なべ!?手作り!?なな、なんと古臭い言い回し。
いいい、いいやきっと内容はパソコン使っての曲や絵になるのではないだろうか、そっちの方が現代ではあり得る。
「ぷふっ なかなか、器用だな。」
「キド笑わないで!格好良いと思ったの作ったんだから!」
「心がこもってあるから大丈夫っすよ。」
セトさんはさすがだ救世主として毎回君臨してくれる。
偉いぞと褒め称えてやりたい。
「会わせて貰いたいんっすよ。キド、今回のマリーの働き無駄にするっすか?」
「まあ、良いだろう。」
「よかったっすね」
「うん。」
わーっセトさんとマリーちゃんの組み合わせはポワポワしてまるで親子のような感じがする。
見たことないマリーちゃんの可愛らしい笑顔が想像できるようだ。