二次創作小説(映像)※倉庫ログ

団体入団 ( No.42 )
日時: 2013/05/14 14:02
名前: 盾無桃李 (ID: YNzVsDBw)

 一気に居心地悪くなってしまった現状。
 一体どうします?
 普段のボクならば即逃走の選択を選ぶ。
 しかし、ここで二度か三度失敗した。
 視力という点も含め不利なのは分かっている。
 しかしまあ、今は相手が油断しているチャンスは今しかないはずだ。
 携帯を握りしめて逃走の準備をする。
 ナイフや玩具は諦めた方が良さそうだ。
 眼帯を勝手に持って行っては失礼かと思いそっとテーブルに置いた。
 色々とご迷惑おかけいたしました。
 でも、

 「オジャマシマシタ!」

 リビングは昨夜見慣れた場だったので出口を間違える事は無いはずだ。
 キッチンを通り越ししめたとばかりに走って行く。

 「おっはよ〜」

 そして、顔面を戸に強打した。
 なんとタイミングが悪い。
 顔に手を当て精一杯痛みにに耐える。

 「わぁ、その左目どうしたの?」

 感情なんてこもってない発言をしてニヒヒと猫目の男が笑う。
 ボクは痛みと屈辱に耐えられずその場に寝っ転がってゴロゴロ転げ回った。
 後から追いかけてきたキドさんがその状況を見て

 「馬鹿だろお前」

 そう一言呟いた。