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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 任務実行 ( No.56 )
- 日時: 2013/05/31 10:00
- 名前: 盾無桃李 (ID: 7jx1K2pT)
開いた関係者しか立ち入れない防音扉から男性が飛び出した。
ペタペタッとふぬけた足音が何とも間抜けさを際立たせた。
キドはカノの意見を受け入れたらしい。
見送ると自然と閉まっていく戸を眺めて男性を追った。
その後に遅れてボク達が続く。
あの慌て様からそのまま飛び出して行きそうだったが、そこの道を踏み誤らないのがプロと言う名の慣れなのだろう。
約三名からじっくり監察されている男性はキョロキョロと誰か探しているようだった。
この一階に居るというのは確実のようだ。
お客を待っているのか、または仲間を呼びに来たのかそこのところはまだ不明だ。
そこへ到着した車と共に出てきた若い新人のように見える男性が出てきた。
服装は普段着のようで、リバーシブルのチェックのパーカーを着ていた。
覆面捜査官とかなる者なのだろう。
一般客ではないような風合いを醸し出している。
実際にはキツキツのポケットから手帳がチラリと顔を覗かせていた。
「探したよ!君が昨日道路交通法違反で逮捕した男2人組が実は人を眠りに陥れる薬を所持していてね。聞き出しているんだがなかなか口を割らないんだ。君は人と話すの得意だろ?皆さん君の前だと目の色を変えて豹変したかのように語り出してくれる。どうか、手伝ってくれないか?」
「薬物所持の交通法違反ってことは!」
「サングラス開発した奴らで間違い無さそうです。」
「BI・N・GO☆」
カノが嬉しくてたまらないように笑った。
歓喜の余りに普段道理の声の音量で話す。
これでも他人は気付かない。
ボクにとっては後々このことでハラハラした。
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