二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケモンBW2〜双子の英雄ともう一人の英雄〜 ( No.38 )
日時: 2012/11/27 16:55
名前: シグレ (ID: FAqUo8YJ)

第7話 サンギ牧場

サンギタウン

サンギタウンは街の中央の時計台がシンボルの街だ。

ボーン ボーン

鐘が鳴った。

「素敵な音色だったね」
「うん。僕もあんな音色は聴いたことが無い」

「お前さん達ー」
アデクが街の北にいた。
キョウヘイとラウルはアデクのところに行く。
「では修業しようか!」
アデクはキョウヘイの持っているタ2つのウンマップに目についた。
「ところで…何ゆえタウンマップを2つも持っておる?」
キョウヘイは「あっ」と言ってタウンマップを見る。
「このタウンマップのは俺ので、こっちのはヒュウ兄のです」
キョウヘイは説明した。
「友達のタウンマップか。お前さんの友達だが、ツタージャを連れているだろう」
「はい」
「先程20番道路でポケモンを鍛えておったな…。それならば!先にタウンマップを届けるのだ!」
アデクは東を指差す。
「20番道路なら、道なりに進めばすぐだ!」
キョウヘイは頭を下げ、礼を言う。
「はい!有り難うございます!」
キョウヘイとラウルはサンギタウンを後にした。

サンギ牧場

サンギ牧場は、ポケモンと人が集まるうち、いつしか自然と牧場になった場所だ。
牧場地には綿毛ポケモン・メリープ達が遊んでいる。

「ヒュウ兄は何処かな?」
キョウヘイとラウルがヒュウを探し始める前に、すでに見つけた。

「キョウヘイ!ラウル!」
ヒュウがやって来た。
「ちょうど良かった!はい、タウンマップ」
キョウヘイはヒュウにタウンマップを渡した。
「妹ちゃんがヒュウ兄に渡してほしいって」
キョウヘイが説明した後、ヒュウは照れくさそうに後頭部をかいた。
「あいつめ、妹のくせに…。お前等も有り難うよ、早速俺の役に立ったな!」
夫婦らしき男性と女性がこちらに来た。
「にぎやかーと思えば、ポケモン勝負だったのですね。良いねー若いねー」
ほのぼのと男性が言う。
キョウヘイ、ヒュウ、ラウルは目を丸くする。
「「「ダレ/ですか?」」」
「ダレって…僕はこの牧場のオーナー!隣にいるのは奥さん!」
男性は自己紹介をした。
「ところで、君達。この辺りで僕のハーデリアを見なかったー?何処へ行ったか見当たらないんだよ。いつも2匹なのに、こんなことは初めてだから。ちょっと心配だなー」
それを聞いた瞬間、ヒュウの表情が変わった。
「なんだそれ!本当に心配なのかよッ!?ポケモンがいなくなったかもしれないってのに!」
キョウヘイは驚いた。ヒュウの口調と表情を初めて見たのだから。いつもは優しく、熱血漢溢れるヒュウがこんな怒りをするのは今までになかった。
「いい!俺が探すッ!キョウヘイ!ラウル!お前も手伝えッ!!」
ヒュウは走って行った。
キョウヘイ達は知らなかった。

—この事件の首謀者がキョウヘイの前に立ち塞がる敵ということに。