二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケモンBW2〜双子の英雄ともう一人の英雄〜 ( No.4 )
日時: 2012/11/25 12:20
名前: シグレ (ID: FAqUo8YJ)

プロローグ

冬のヒオウギシティ。
ある女性が家に帰ろうとしたその時…。

ライブキャスターが鳴った。

「もしもーし、どうしたの?」
女性はライブキャスターを繋げた。
「アララギから連絡なんて、すごい久し振りじゃない?」
どうやら相手は女性の知り合いのようだ。

「…へぇ!ポケモン図鑑…。それをうちの子に?良いんじゃない!だってあたしもあの子に旅してほしいもの!」
女性には、一人の子供がいる。その子供はもう14歳だ。

「で、なあに?その子ってばもうこっちに来てるの?何よそれ。相変わらずね、決めたらすぐに行動なんだから。うん!ベルちゃんね!大きな緑の帽子っと。はいはい、大丈夫!大丈夫!」

女性はライブキャスターを切り、自宅に入る。

「キョウヘイ!ただいまー!!」
「はーい!」と大きな声が帰って来た。
「お帰り、母さん!」
サンバイザーをつけた少年がやってきた。名はキョウヘイ。
「アララギ博士って知ってる?ポケモン研究で有名な博士なの。ママの古い友達なんだけど、久し振りにお話してたの」
「へぇ〜」
「突然だけど、キョウヘイ!」
キョウヘイはドキっとした。
「自分のパートナーとなるポケモンはほしい?」
それを聞いた瞬間、キョウヘイの目が太陽のように輝いた。
「ほしい!!ほしいよ!!」
キョウヘイはまだポケモンを持っていないらしく、ポケモントレーナーになることを夢見ているのだ。
「よし!第1ステップクリア!じゃあポケモン図鑑って知ってる?」
キョウヘイはピクリと反応した。
「知っている!出会ったポケモンを自動で記録していくすごい図鑑でしょ!!」
「流石!またまた質問です!」
キョウヘイは唾を呑み込んだ。
「あなた、ポケモン図鑑もほしいよね?」
「勿論ほしい!!」
キョウヘイの答えは全てyesに決まっていた。
「よし!第2ステップクリア!キョウヘイ!あなたのやるべきことが決まったわ!あなたに会うためにベルという女の子がいます。アララギ博士の助手で大きな帽子が目印だって!」
「つまり、ベルって人を探せば良いの?」
母は頷いた。
「そう!そして、パートナーとなるポケモンとポケモン図鑑を受け取るのです!あ、多分ベルちゃんは初めての街で迷っているかもしれないし、探してあげてね!」
「うん!」
キョウヘイはショルダーバックを背負う。
「じゃあ、行ってきます!!」
キョウヘイは家を出た。