二次創作小説(映像)※倉庫ログ

金髪(かなかみ)乱れて修羅となりて:その1 ( No.226 )
日時: 2014/02/14 17:12
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)

バレンタイン特別小説。フェイトがめっちゃ暴走します。当然なのフェイフラグです(爆弾投下)。


2月13日 ハラオウン宅


フェイト「〜♪〜♪〜♪」

すずか「フェイトちゃん、凄く楽しそうだね」

リンディ提督とクロノが地球で拠点とする家のキッチンでチョコ作りに勤しむフェイト。
もうすぐバレンタインデーなのでよほど気合が入っているのだろう。隣にいるすずかとアリサにも彼女の熱気が伝わってくる。溶かしたチョコレートを型に収め、冷蔵庫に入れれば後は待つばかり。
そこ、すずかの氷の魔力で凍らせたらどうだとか言うな。雰囲気が大事だから。そして数時間後。凍ったチョコにクリームで文字を書き……

フェイト「できた!」

すずか「うわぁ〜、凄い可愛いよ!」

アリサ「ファンタスティック!いい出来じゃない!」

出来上がりにフェイトも満足し、そのチョコを冷蔵庫に大事に保管する。あとは明日のバレンタインを待つばかりだ。

フェイト「すずかはどうするの?」

すずか「私はお姉ちゃんとファリンとノエルとセレナに渡す予定。皆にはお世話になっているからね」

アリサ「あたしは鮫島と千鶴とユウゼンに。で、肝心のなのはは?」

フェイト「何でもクエストでプププランドに行ってるよ。明日には帰るって」

アリサ「本当は完成したらすぐに渡したいんじゃないの〜?」

すずか「流石にフェイトちゃんも……いや、するかも;」

フェイト「ち、違うよ!ほら、こういうのは雰囲気が大事だし//////」

愛しい思い人を思って今日はこれで終わる。そして、彼女が望んだ2月14日。

フェイト「……」

だが、当日の彼女の顔は暗かった。周囲の風景までまるで暗い色合いになるくらいに。

ユーノ「これが終わったから、もう後の仕事は無いね。——……って、あれ?フェイト、どうしたの?」

そこに仕事帰りのユーノが異様な雰囲気のフェイトを見てやや引き気味に尋ねる

フェイト「ユーノ……」

ユーノ(なんか、声に生気が宿ってない;)

フェイト「実はなのはがまだ帰ってなくて……」

アリサ「本当なら午前中にも帰ってきてもおかしくないのに……」

ユーノ「ふーん……そんなに心配ならちょっと聞いてみるよ」

フェイトが言うには今日帰る予定だったなのはが正午を回っても帰ってこないらしい。
一応交命館のクエストカウンターを調べてみてもまだクエスト達成のサインは書かれていない。つまり、なのははまだプププランドにいるということになる。
何かあったのかと思ったユーノがデデデ大王の城に連絡を入れてみる。すると、とんでもない返答が帰ってきた。







ユーノ「えぇ!?人間の女の子がオールドオデッセイに行ったきり帰ってきてない?!」

フェイト&アリサ&すずか「」

この報告を聞いたフェイトは……







フェイト「今すぐ人手を集めるよ。目的はなのはの救出!人手が集まり次第プププランドへ直行!!すずかは念の為なのはが帰ってきたら連絡をお願い!」

すずか「フェイトちゃん、本気だ……;」

ユーノ「何か殺気も混じってるよ!?」

アリサ「そりゃあ、大事な恋人を攫われたらそうなるでしょ;」

完全に誘拐犯を殺す気です。早速人手を集め、なのはが向かったプププランドへとゲートを渡って行った。
その頃セクトニアの城では……













セクトニア「なにをどうしたら人間の娘を攫ってくるんじゃあああああああああああああああ!!!!」

タランザ「スイヤセンデシタッ!!」

なのは(フェイトちゃん!?)

本来誘拐するべき人物をなのはと間違えたタランザにセクトニアがあせりと怒りを交えた表情で怒鳴り散らし、クモの様に6本の腕を持つタランザは思い切り謝罪していた。
頭を抱えるセクトニアは壁に掛けてある巨大な翼の装飾を施した鏡を一瞥してため息を吐いた。

セクトニア「『例のあれ』を任せられるのはは星の戦士くらいだというのに……それ以前に誘拐なんて下劣な真似をしろと誰が言った?!クエストに依頼したと言っておろう!」

タランザ「で、ですけどセクトニア様!なにぶん遅すぎるのでつい……;」

セクトニア「お黙り!誰がただのピンク球かどうか確かめるために態々あんな長い道のりを作ったのだ!——ん?どうやら連れに星の戦士がいるな……。良かった;来ないんじゃないかと冷や汗をかいたぞ;」

禍転じて福となす、か。水晶越しにフェイト一行を見ていたセクトニアが何とか来て欲しいと願う。
その願いは叶うだろう。とんでもない災い(フェイト)が一緒に。






そしてワールドツリー根元では……


メタナイト「——という訳だ。我々や他の世界には独自のルールが存在し、そのルールは絶対に破る事は出来ない。お前達も気をつけてくれ」

フェイト、アリサ、ユーノ、千鶴「はーい!」

なのは救出隊に同行した仮面の剣士が『ワールド・オブ・ルールの法律』について話をしていた。


ここで『ワールド・オブ・ルールの法律』について説明しよう。

他のジャンルのキャラが別作品の世界に行く時、その世界へ行った人物がその世界の法律に則るよう改変が施された一種のセキュリティシステムだ。
言うよりもこうした方が早いだろう。





例:あかねとれいがSAOの世界に行った時、あかねのオペレーションキーはただの鍵となり、れいの首筋に刻まれている刻印も見えなくなる。加えてフルダイブ式オンラインゲームにログインするとあかねは投擲能力の高い状態で、れいは弓系が特異なステータスになりやすい(初期設定は変わらないが)。

例2:バンが罪と罰の世界に行った時、LBXA(LBXアーマード)システムが失われ、自分のLBXが最も使用している武器が召喚される。

例3:サキ・アマミヤが緋弾のアリア、バイオハザードの世界に行った時、主要武器が実弾ピストルと木剣になり、ミサイル等のカウンター(剣戟でミサイルを跳ね返すあれ)は出来なくなる。



つまり、この星のカービィにも『ワールド・オブ。ルールの法律』に従い、一番近いコピー能力になったのだ。因みにこの世界ではカービィも翻訳機無しで喋る事が出来ます。
そして全員の能力は以下の通り。



フェイト → スパーク

アリサ → ファイア

ユーノ → スピア

千鶴 → ソード



フェイト「じゃあ早速行こう!ワールドオデッセイ3−4へ!」

カービィ「このチョコレート食べていい?」

メタナイト「ダメに決まってるだろ」

千鶴「で、この剣日本刀に変えられないの?」

メタナイト「我慢してくれ。ソードは西洋剣に自動的に決まってしまうからな。だが威力は申し分ないぞ」

千鶴は本来刀を主力としているのだ。それがいきなり西洋の剣になってしまったら多少の困惑はするだろう。だが、問題はもう一つ。

フェイト「チョコ、どうしよう……」

ユーノ「すずかを連れてこなかったのは大きな誤算だったね…」

そう、昨日フェイトが作ったチョコレートだ。氷属性のすずかがいたなら長時間日光にかざしても平気だと思うが、生憎彼女は今はいない。
このままではなのはのところに向かう途中で溶けてしまうのがオチだ。
だが、メタナイトはそこを見越してたのか、カービィを連れて一旦根元近くの小屋に入る。そして出て来た時、カービィがアイスコピーをして帰ってきたのだ。

千鶴「あれ?アンタいつの間にそんな格好になったの?」

メタナイト「能力お試し部屋の扉が開いていた。これなら問題ないだろう」

フェイト「ありがとうございます!よし、それじゃあなのは救出に出発!」



書き込みまだ。

金髪(かなかみ)乱れて修羅となりて:その2 ( No.227 )
日時: 2014/02/14 17:17
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)



ワールドオデッセイ エリア3−4



ユーノ「ここだね。なのはが消えたって言う場所は……」

下から風が吹き流れるエリア。ここからなのはの行方がわからなくなったのだ。
普通にホバリングしても通れるが、フェイト達にそんな芸当はない。ついでに言えばここは無敵キャンディのある場所でもある。

ユーノ「確かこのスキルには飛行技もあったんだよね?じゃあまず僕が先に行って……」

メタナイト「そこから私とカービィがフェイトとすずかを運ぶというわけか」

フェイト「確かに私達、今バリアジャケット姿だから……;」

アリサ「お気遣いどうも;」

千鶴「一応あたしは竜形態になって飛ぶ事も出来るけど今回はお願いね」

ユーノ「おいおい;」

まぁ、なのはシリーズ女子は大抵スカート姿だからね……;そこに気を使ったんでしょ;使ってないけどスバルとティアナとヴィヴィオはスカート装備じゃないけど。
飛行出来るユーノが千鶴を連れてスピアコプターで空を飛びながら敵を倒し、そこからメタナイトとウィングをコピーしたカービィがフェイトとアリサを連れて飛んで行く。
そしてある程度進んだ後、ワープスターに乗り込んだ5人。
その場所は高い標高の雪山だった。

フェイト&ユーノ&千鶴&アリサ「寒い〜〜〜〜〜〜!!!」

カービィ「おぉぅさぶい;」

メタナイト「強風だけは勘弁願いたい……;」

ユーノ「僕は獣形体に変身できないし、フェイトのバリアジャケットも防寒機能も起きてない〜〜〜!」

フェイト「だけど、なのはがもし誘拐犯に冷凍室に閉じ込められていたら……!」


〜フェイトの想像図〜


なのは「寒いよ……フェイトちゃん……(全身ずぶぬれ&震えている」


〜想像終了〜


フェイト(それに、へんな怪物に襲われているかもしれないし……!)


〜再び妄想開始〜


なのは「いやぁぁ!フェイトちゃん、助けてぇぇぇぇぇぇ!!(パクトに襲われている&パクト自体はそのまま咀嚼(そしゃく)せず舌で堪能している」


〜妄想終了〜


フェイト「こんな寒さに負けられるかぁぁぁぁ!!!」

千鶴「フェイトォォォォォ!?」

アリサ「とりあえず温まったら?その服じゃきついだろうし(ファイア能力で多少平気」

メタナイト「天の恵みのフレイムガルボス、だな(温まってる」


この様子を見たセクトニアは……




セクトニア「あの娘、『恋は盲目』を身体で再現していないか?!どんどんボスを倒しまくっているぞ!!TORの氷使いの大剣士か!?」

タランザ「あ、クラッコとLV4のワイルドワールドのお化け屋敷で幽霊がぶっ飛ばされた;」

なのは「フェイトちゃん凄〜い!!」←解ってない

セクトニア(コイツ、ある意味スゲェよ……;)





恋のパワーによって瞬く間に遺跡エリアへと到着した。ここ、結構好きです。


フェイト「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……;」

ユーノ「ベルトコンベアだらけで進みづらい……;」

アリサ「おまけに奥から炎が飛んでくる〜!」

カービィ「スパイラルホーン!スパイラルホーン!——お゛え゛っ、酔った……;」

このコンベア連続ルートは子供にはかなりきついエリアだ。おまけにコブラみたいな像が炎を吐いてくるのでそりゃキツ言ったらありゃしない。

千鶴&メタナイト「……」

ユーノ「2人とも何してるの!早くしないとコブラ像の攻撃を食らっちゃうって!」

メタナイト「像って、どこにある?」

千鶴「どこにも無いよ?」

ユーノ&カービィ&アリサ&フェイト「え?」

封竜の剣士と仮面の剣士が現状と矛盾した言葉を投げた途端、コンベア上の足場を飛び……!








千鶴「だりゃぁ!」

メタナイト「はぁぁ!」




斬ッ!斬ッ!斬ッ!斬ッ!斬ッ!斬ッ!斬ッ!!

ユーノ&カービィ&アリサ&フェイト「」

なんと、一瞬でコブラ像を瓦礫にしてしまったのだ!メタナイトと千鶴は崩れ行く瓦礫を足場に再び跳躍し、更にコブラ像を斬り刻んで石片にしてしまった。

ユーノ&フェイト(忘れてたー!この2人剣術は滅茶苦茶強いんだったー!)

アリサ「千鶴凄ーい!」

千鶴「いやー、ちょっと邪魔くさかったから全部斬り捨てといた」

メタナイト「こういうのは好かん」

平然としているお前らがスゲェよ。
ともあれ、LV4のボス部屋まで到達した一行。目の前には巨大な蛇の像が立ち塞がった。

ドク・ロ・ガラーガ「命知らずめが……あのまま家で大人しくしていれば長生きできたろうに……」

メタナイト「これが、LV4のボス……!」

アリサ「な、蛇!?」

カービィ「……」

ガラーガ「誰が蛇「ガンッ!」だ!我は「ガンッ!」崇高なる神の御使「ガンッ!」い、ドク・「ガンガンッ!」ロ「ガンガンッ!」・ガラーガだ!この肉体に「ガンガンガンッ!!」我が魂を「ガンガンガンッ!!!」定着させたセクト「ガンガンガンッ!!!」ニアの命により、貴様らを「ガンガンガンガンガンッ!!!!!」って、さっきからガンガンうるさいぞ!道路工事か!?」

ユーノ「ねぇ、なんか変だと思わない?自分の身体の事?」

ガラーガ「はぁ?何を言う。こんなにも我が魂が肉体にフィットした事は今までに無かったぞ。でも、今は何かちょっと座高が低くなったような……ん?」

カービィ「それって僕がダルマ落し見たいに身体を飛ばしちゃったから?ゴメン、何か見てたらダルマ落とししたくなっちゃって……」

ガラーガ「あぁお前か……え?」

話の途中でガンガンといううるさい音といい、急に目線が低くなったことといい、全てはハンマーカービィにあった。
つまりはダルマ落しの要領で身体を鬼殺し火炎ハンマーで叩かれて胴体を無くしていたのだ。守る鎧が無くなった今、トドメの一撃をカービィが放つ!

カービィ「じゃあ最後の一発は……」

ガラーガ「え!?ちょっと!?」








カービィ「大王に届け!友情の鬼殺し火炎ハンマーぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ガラーガ「デデェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェン!!!!」


ドク・ロ・ガラーガ、身体と共にフロラルドの空にキラリと光る赤い星となる。
後に正座となり、「へびがみざ」と呼ばれる様になったのは、今から約半年後のことだそうな……







セクトニア「何だ、今の映像;」

タランザ「小さな幼女でも濡れ透け効果で色気を出し——あでぇ!?」

セクトニア「だまらっしゃい!」

なのは「……(白い目でタランザを見る」



タランザwww

金髪(かなかみ)乱れて修羅となりて:その3 ( No.228 )
日時: 2014/02/14 17:22
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)


LV5 エバーエクスプロージョン エリア5−1


フェイト「か、火山!?」

アリサ「これ、とっとと過ぎてった方がいいんじゃない?ぼさっとしてたら溶けちゃうよ!」

千鶴「そう?マグナ・プリズンと比べたらまだぬるま湯程度じゃん」

アリサ「封竜のアンタとフェイトのチョコを一緒にしないでよ!」

メタナイト「そこは置いといて、まずこの火山岩をどうにかするぞ!」

次のエリアに訪れた一行に突然の火山弾の洗礼を受ける一行。このステージは奥に手前に中央にとありとあらゆる所に上空から火山弾が降ってくるのだ。それらをメタナイトとフェイトが筆頭に砕いていき、猛ダッシュで進んでいく。
道中、サンストーンの取りこぼしが多々あったがそんな事を構っているフェイトではなかった。なぜなら、彼女はなのはに渡すチョコを持参してこのフロラルドを訪れたのだ。しかも今自分達がいる場所は火山フィールド。のんびりしてたらチョコが溶けて折角の力作が台無しになってしまう。

ユーノ「早く急ごう!、カービィのアイスコピーが役立ってるけど急いでここを離れた方がいい!」

フェイト「うん!」

急かされてもなおクリアしていく一行。水のエリアを超え、次のステージは……


エリア5−3


メタナイト「急げ〜!」

作者も苦戦した一撃死トラップのエリア。ここは作者が地獄を見た場所&何回やってもサンストーンが取れなかった経験のある、ある意味トラウマの地。

フェイト「潰される!潰される!潰される!」

カービィ「コンクリート漬けは嫌だぁぁぁぁぁ!!」

アリサ「あ、ワープ装置!」

迫り来る壁の前にワープ装置を発見した一行はすぐさまそれに乗り、何とか壁に潰されるのを回避する。
だが、今度は左から壁が壁が迫ってきた。これが嫌なんだよね。

カービィ「また来たぁぁぁ〜!!」

ユーノ「や、休ませて……;」

アリサ「潰されたくなかったらとっとと走る!」

連続で迫る壁を何とか全て乗り越えた一行。ついにエバーエクスプロージョン最後のエリアに到着する。
3Dワープスターを通り、梯子を上った先に待っていたのは今まで自分達(大半はフェイトとメタナイト)が倒したボス達だ。だが、どこか色が違う。

メタナイト「こいつらは……DXボスか!?」

ユーノ「DXボス?」

メタナイト「今までの奴らだと思うな。こいつらは普通の奴らより数段実力が上がっているぞ!」

フロスティDX「その通りさ!今の俺たちにとってお前らなんて取るに足らない存在だ!積年の恨みを晴らしてやる!」

メタナイト「じゃあ手加減抜きでいいよな?(宝剣ギャラクシアを構えている」

フェイト「右に同じく(プラズマ波動弾用意」

フロスティDX「え?」

メタナイトとフェイトがそれぞれ最強技(フェイトはこの世界のルール上)であるマッハトルネイドとプラズマ波動弾を放っていた。これがミスター・フロスティDXの最後(違)の光景だった。



フロスティDX「出番これだけ!?」




ザシュザシュザシュザシュザシュ!!!バリバリバリィ!ズッガァァァァン!!





※えー、このシーンは余りにも惨い惨殺ぶりなのでカットさせて頂きます。


セクトニア「酷い……;つか、他のDXボスもフロスティ同様無残な姿に変わっていくぞ!?」

タランザ「だ、大丈夫ですセクトニア様!LV5のボスは作者も所見プレイで苦戦したヴォルガノス(実話ッス)!奴らもここで終わりです!」

タランザが自信を持って宣言する。それと同時にフェイト一行がボスエリアへと到着した。


エリア5−B


フェイト「溶岩の湖……なんか珍しいね」

ユーノ「でも、もうボスの部屋だから油断しない方がいいよ」

アリサ「ん?何かしらこの紙切れ」

ふと、近くの岩に貼り付けてあった紙を発見するアリサ。
しかも、その上にはボスクラスのキャラを倒さなければ手に入らないサンストーンが……













アリサ「えーっと『ここのサンストーンを奪いに来た奴に伝えておく!俺様は去年の正月で見逃したウルトラマンDASHとガキ使の笑ってはいけないシリーズの録画ビデオをまだ見ていないのを思い出したから俺様は帰る!サンストーンは勝手に持って行け!!』だって」

4人&セクトニア&タランザ「」

カービィ「あ、そういえば熱風海陸のアニメまだ見てなかったっけ」

まさかの試合放棄www自分もガキ使をまだ全部見終わってないから気持ちは解るがせめて倒されてからにしろよwww
ともあれフェイト一行は無事LV5をクリア。当然セクトニアは……















セクトニア「あんのダルマもどきテレビの為に仕事放棄しやがったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(大ショック」

タランザ「よ、予想外なのね……;」

なのは「あ、私もSAOスペシャルをまだ途中からしか見てないんだった」


ボスが棄権ってねぇよwww

金髪(かなかみ)乱れて修羅となりて:その4 ( No.229 )
日時: 2014/02/14 17:29
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)



LV6 ロイヤルロード


アリサ「ここが最後のステージの様ね」

千鶴「なんか聖域連合の首都みたいね」

フェイト「ここになのはが……!」

ついに最終ステージへと到着した一行。
この城にセクトニアが、なのはがいる事は間違いないと確信しているフェイトの目に気合が伝わる。



〜フェイトの想像図〜


なのは「フェイトちゃん……!(ピーチ姫コス&牢屋に閉じ込められている」



なのは「フェイトちゃん!(十字架にロープで磔にされている」



なのは「フェイトちゃぁぁぁん!!(手かせを着けられている」


〜想像終了〜



フェイト「なのはああああああああああああああああああああああ!!!!!!(正面突破で正門をぶち破る」

フェイト以外全員( Д)                                    °°

フェイトの奴、ワープスター使わずに正門をぶち破って突入しやがったあああああああああああ!!!
警備のシャッツォも追いつかないスピードで突進したので彼女に動揺するも、残りのメンバーに集中砲火する。が、メタナイト達は間一髪ワープスターに飛び乗ってフェイトの後を追って飛んでいった。




セクトニア「ついに我の城へと向かったか……兵を集めよ!奴らを迎え撃て!」

タランザ「あのー、非常に申し上げにくいのですが……;」

セクトニア「ん?」

タランザ「既に全勢力を向かわせているのですが、あの金髪の娘が兵士を片っ端からぶっ飛ばしてるのね;お陰で80%の兵士が夜空にキラリと光る星になっています;」

セクトニア「ですよねー!(泣」

何と次々とセクトニア兵をフェイトが片っ端からぶっ飛ばしていってるのだ。
だが、これを見越していたのか、すぐに冷静さを取り戻す。

タランザ「ですがご安心を!この城の道中に今までのボスを配置しました!しかも例の3体は生死の境より舞い戻った兵ども!ここまで来るのは不可能!せいぜい見学していましょう、奴らが朽ち果てる様を!」

セクトニア「そうか。つまり私達は高みの見物と言う訳だな(せめて星の戦士だけはここに来て欲しい;」

なのは(なんか、本当に許せない……!)

皆さんお分かりだろうが、LV6には今まで戦ったボスとの再戦エリアが2つある。今、フェイト達はそこにいるのだ。しかも話によると先ほどの中ボスと同じくDX化しているだろう。

セクトニア「さて、奴らの死闘の様を、」



————バキッ!



セクトニア「紅茶でも飲みながら、」



—————ドガドカドカッ!



セクトニア「高みの見物でも、」


————チュッドゴーーーーン!!!



セクトニア「しているか。——ん?タランザよ、奴ら、もう天空の民のいる所まで来ているぞ?」

タランザ「ぎゃー!ボス達があっという間に夜空にキラリと光る星になっていますー!しかも奴ら、勝手に天空の民を解放しています!」

セクトニア「何ー!?やはりボス3体だけじゃ心細かったか……!」

タランザ「だけどあのエリアは相当曲者なのね!タランザも何回か迷ったから」

セクトニア「誇らしげに言うな」

破竹どころかレーシングカーさながらの暴走振りを見せるフェイト一行。
彼女らは今タランザが迷ったという例の場所で天空の民達を解放していた。

カービィ「もう大丈夫だよ!」

天空の民1「ありがとうございます!」

フェイトの暴走に乗じて民を解放するアリサ達。
だが、解放された天空の民の一人がアリサ達に話しかけた。

天空の民2「あの、お願いがあるんです……」

千鶴「え?」

天空の民3「セクトニア様は「悪しき女王」と呼ばれているんですが、民には凄く優しくて、民の皆も女王様が好きなんです!それにこれは一種の結界の役目も担っていたんですよ」

アリサ「世間じゃ暴君なのに天空の民にとっては名君って事?変なの」

フェイト「とにかく、私はなのはを助ければそれでいいです。だから、なのは——人間の女の子がどこに連れて行かれたのか教えて下さい!」

天空の民4(現・セクトニア城のメイド)「王女様ならタランザ氏と共に「女王の間」にいると思います!」

フェイト「ありがと!じゃ!(情報を聞き終えたらすぐにダッシュ」

メタナイト「早っ!」

必要な情報を得たフェイトはすぐさま女王の間へと行き、残る面々も慌てて後を追っていった。





天空の民5「ねぇ、あの事を言わなかったの?」

天空の民4「言おうとしたけど凄い勢いで走って行っちゃったんだよ;」

天空の民3「『私達は常に魔力を放出している』から、女王様は態々私達を守る為にこんな事を……」







メタナイト「なんで次のエリアがDX版中ボスぼすぶっちなんじゃあああああ!!」

ユーノ「これ全部を相手にしなきゃいけないの!?単体でも大変だったんだよ!!」

次のエリアはなんとDXボスが所狭しと跋扈するエリアだった!奥にいるフレイムガルボスDXの攻撃を避けて進む。だが、これからDXボスの連戦となると気が滅入る。そんな時、道中でも良く見たパワーアップアイテム「きせきの実」を発見した。真っ先にカービィが食べ、ビッグバンカービィとなる。

カービィ「とりあえず中ボスにビッグバン吸い込み!!」

フェイト「相変わらず凄い光景……って、DXボスが吸い込まれた?!」

メタナイト「ビッグバン……なんて効果だ;吸い込んだだけでボスを倒したぞ;」

これには作者も驚きました。驚くのも束の間、強力な能力を得たカービィを筆頭にDXボスを吸い込んでは次々と胃袋に押し込んでいった。そしてワープスターで飛んでいくと、強化したLV1のボス、「ウィスピーフラワーズDX」が立ち塞がった。

ウィスピーFDX「お前ら!これ以上暴れるなら「ビッグバン!」え゛!?ちょ、待て待て待てぇぇぇぇぇ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜〜〜〜!!!!!(髪(木の葉)を全部むしられカービィの胃袋へ直行」

哀れ、ビッグバンカービィの前にウィスピーFも食料と化す。
ロイヤルロードのボス前のエリアをクリアした一行はついにセクトニアのいる女王の間へと到着した。

セクトニア「ついにここまで来たか……どうやら奴ら、星の戦士に匹敵する力を持っている様だな(これなら『アレ』を何とかしてくれるはず……あと、漸くシリアスに入った;」

タランザ「セクトニア様が本気を出せばあいつらなんてチョチョイのチョイと倒されるのね!」

なのは「好きに言ったら?絶対にフェイトちゃんは助けに来る……!」

漸くシリアスに入ったことを内心安堵したセクトニア。杖を構え、扉の先のフェイト達を待ち構える。








ズガァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!








フェイト「なのはああああああああああああああああ!!!!」

セクトニア&タランザ「ハプルンテッ!!」

前言撤回。フェイトがプラズマ波動弾と飛び蹴りのあわせ技で扉をぶっ飛ばしやがった。
吹き飛んだ扉に衝突したタランザは床に倒れて気絶し、セクトニアは勢い余ってもう一つの聖札が大量に貼られた扉に激突してしまった。
だが、その事は眼中に無いらしく、フェイトは一直線に檻に入られたなのはの元へと駆け寄って抱きついた。


フェイト「なのはっ!」

なのは「フェイトちゃんっ!」

助けに来てくれた恋人の胸に抱きつき、そしてその嬉しさに涙が流れるなのは。そこから先はTHE・二人の世界。
そこから遅れてアリサ達が到着した。

アリサ「全く、バレンタインデーでこんな騒動を起こさないでよね!」

千鶴「フェイト、なのはに会うのに必死だったからね;というかさっきから疲れが全然見えてない;」

カービィ「あぁ〜あ、折角のチョコが……」

メタナイト「諦めろ」

セクトニア「あいたたたた……あ、髪が酷いな……;」

重い扉を押し上げて何とか這い上がったセクトニアが目を回しながら壁に手をついた。ふと、髪が乱れている事に気付いたセクトニアが髪を直そうと鏡の前に立つ。
そこで、ある重要な事を知ってしまった。









自分の姿が鏡に映っている事に。

セクトニア「ぎゃああああああああああああああああああ!!!」





書き込みはマダですよ〜。

金髪(かなかみ)乱れて修羅となりて:その5 ( No.230 )
日時: 2014/02/14 17:33
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)

何事!?




セクトニア「ぎゃああああああああああああああああああ!!!」

セクトニア以外全員Σ(°Д°)!!?

セクトニア「よ、よ、よ……よりによって……!よりによってわらわ自身の魔力が……!」

カービィ「あれ?それって鏡の国の聖なる鏡だよね?なんでこんな所にあるの?」

セクトニア「呑気な事を言ってる場合か!今すぐここを離れろ!」

メタナイト「随分大袈裟な……あれは決して害あるものでは……」

セクトニア「害があるから逃げろといっているのがわからんのか!!!」

鏡に映った自分を見た途端に動転するセクトニアにタランザ以外が着いていけず混乱する。
その間にも鏡は髪を直そうとしているセクトニアを写したままで停止し、そこから鏡の中のセクトニアの姿を変えていく。身体を消して頭と羽だけの、禍々しくも艶めく、妖しい魅了を兼ね備えた姿に変貌する。

セクトニアソウル「キキーーーッ!!」

セクトニア&セクトニアソウル以外全員「うわぁぁぁ!?」

セクトニア「わらわの後ろに隠れろ!」

突然暴走を開始したセクトニアソウルが衝撃波を発してなのは達を吹き飛ばした。その直後、衝撃波が止まった僅かな隙を突いてセクトニアがバリアを貼ってなのは達を守る。
バリアを貼ったところでひと段落したのか、セクトニアはことの発端を語りだした。

セクトニア「事の発端はあの鏡だった。初めはわらわもその鏡を気に入っていたのだが、ある日を境に変わってしまった。あれは膨大な魔力を持つ者を映した時にその者の姿コピーし、塊となって現れた魔力を使い果たすまで破壊の限りを尽くす最悪の道具だった!それを知ったらわらわはすぐに民を結界でコーティングした檻に閉じ込め、鏡も物置に閉じ込め、聖札で厳重に封印したのだ。放っておいたら危ないからな……」

アリサ「じゃあなんでワールドツリーなんてものを生やしたのよ!」

タランザ「あれは天空の民のもので、下界の森を広げる為に使うのね。緊急用のワールドツリーにセクトニア様がちょっと一工夫こしらえたけど」

セクトニア「本当の星の戦士ならば……鏡の国で『マスター』を習得した者ならばあの魔物を破壊する事ができる。上ってきた者が星の戦士でなくとも、強力な魔力を持つ者なら封印にまでこぎつけられるのだからな」

ユーノ「それでなのはが3−4で迷ってるのを、業を煮やしたタランザがなのはを誘拐したんだね?」

白い目でタランザを見るユーノの言葉に一斉に全員が冷たい視線を彼に送りつける。

タランザ「ち、違うのね!あれは人間の娘をセクトニア様の城に招待「あれはまごう事なき誘拐だったぞ」セクトニア様?!」

千鶴「とにかくチョコを渡すのはあの鏡の魔物を倒さないといけないわね……って、フェイト、チョコはちゃんと持ってる?」

フェイト「え?確かここに……あれ?」

ふと封竜の剣士がフェイトに尋ねてきた。何を言っているとポケットを叩くが、次の瞬間彼女の顔が青ざめていく。嫌な予感を感じたフェイトはポケットを探ってみると。










フェイト「ち、チョコが無くなってる!!」

嫌な予感は的中するもの。そのチョコレートは不幸にもセクトニアソウルの目の前に転がっていた。
当然それに目をつけたセクトニアソウルがそのチョコに近付く。

ユーノ「ま、まさか……;」

ユーノが思ったこれから起こる悪い予感が実現する……










パクッ!!










なのは&セクトニア&タランザ以外全員「あ゛!」

見事に喰らいつきました。箱ごと中のチョコもバリバリと捕食する。彼女の口からボロボロと無残な食べかすやラッピングリボンのかけらが地面に落ちる。

フェイト「」

アリサ「ヤバ……;」

千鶴((((°Д°;))))gkbrgkbr……

ユーノ「確実に地雷を踏み抜いた……!」

カービィ「ぼ、僕のチョコがぁ〜……(泣」

メタナイト「お前のじゃないだろ!あと、セクトニア達は隣の部屋に避難しろ!」

セクトニア&タランザ&なのは「え?え?(意味を解ってない」

確実に地雷を踏み抜いた事に顔を青ざめ、フェイトを残して隣の部屋へと移って行った。
残されたセクトニアソウルは魔力の高いフェイトを獲物と見定めて奇声を上げる。












フェイト「……た………は…」

セクトニア「キキーッ!!」

フェイト「アンタって人はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」



ビシッ!バキッ!ゴキッ!バチバチバチ!バキッ!ゴキッ!グシャ!バチバチバチ!ガシャーン!ガシャーン!ドゴォ!グチャ!バリバリバリ!ドシュ!バキィン!バゴォ!バチバチバチバチバチバチ……ドッゴォーーーーーーーーーーーーン!!!



その直後、女王の間から凄まじい音が響き渡った。音がやんでメタナイトが女王の間を見ると、部屋は無残に戦闘で荒らされ、鏡が粉々に砕かれ、その部屋の中央にはリボンの欠片を手に膝を着いて涙を流していた。





フェイト「折角……折角なのはの為に作ったチョコが……」

アリサ「酷い有様ね。欠片しかないわ」

ユーノ「頑張って作ったのに……箱やリボンまで……」

無残に食べられてしまったチョコを見てあちゃぁ……と声を上げるアリサに続いてユーノも悲しそうな声を上げる。
ここまで来るのに色々あった。火山のステージでチョコが溶けそうな時はアイスカービィに冷やして貰ったり、ボスの猛攻に負けずチョコを死守したり、トゲ床にチョコを落とした時なんて、自分がダメージを受けるのを躊躇わずに取りに行った。
だが、その努力も突如現れたセクトニアソウルが全て平らげてしまった。折角なのはに渡す為に頑張って作ったチョコが……

セクトニア「使え」

アリサ「え?あ、どうも。これは……」

セクトニア「天空の民が今日の祝日に渡すチョコレートのレシピだ。そなたらを巻き込んでしまった詫びにそなたに提供しよう」

フェイト「あ、ありがとうございます!」

セクトニア「礼などよい。どのみち本題である魔の鏡も、粉々に砕けてしまったからな。さっさとそれを持って下界へ帰れ」

廃棄処分する手間が省けたと粉々になったガラスを片付けながらぼやいた。
レシピを貰ったフェイトはなのはに駆け寄る。

フェイト「なのは、待ってて!今すぐ美味しいチョコレートを作ってくるから!」

なのは「あ、うん……」

すぐにタランザに台所の場所を案内するとすぐにアリサとカービィを連れて向かっていった。


〜10分後〜


フェイト「できた……!」

アリサ「全く……あたしらの能力使ってチョコ作りしないでよね;」

カービィ「僕はチョコもらえて嬉しいよ?(余り物のチョコを食べている」

アリサの炎とカービィの冷気を使って即効で完成させたチョコを手にフェイトがなのはの前に出た。

フェイト「なのは……これ!」

なのは「え?あ、チョコレート……そっか、今日バレンタインデーだったね//////」

フェイト「だから、これを//////なのはに//////」

なのは「ん//////ありがとう//////」



千鶴「あ〜あ、二人の世界に入っちゃった;」

アリサ「ああなると数時間ぶっ続けなんだよね;」

ユーノ「今は長く会っていないからいつもより濃厚なオーラが;」

セクトニア「ちょっとコーヒーを淹れてくる;」

タランザ「甘過ぎて吐き気がするのね……;」

カービィ「おかわりは?」

メタナイト「だまらっしゃい」



HAPPY VALENTINE!

金髪(かなかみ)乱れて修羅となりて:その6 ( No.231 )
日時: 2014/02/14 17:36
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)




おまけ「他のバレンタインでは……」



キノじい「おや、マリオ殿にルイージ殿」

マリオ「おっす!」

ルイージ「ピーチ姫に呼ばれて来たんだ」

その頃、ピーチ城。ピーチ姫に呼ばれたマリオブラザーズがキノじいと会話していた。
そしてピーチ姫のいる所へ行く途中、台車に乗せられた大量のチョコの山が目に留まった。

マリオ「これ、まさか姫が送る奴なのか?」

ルイージ「へぇ〜凄い数だね。これ作るのも大変だったんじゃない?」

キノじい「いやはや、実はこれは姫様が作ったものではないのです」

マリオブラザーズ「え?」

キノじいがそれを拒否すると、おもむろに台へ振り返り……

キノじい「おんどりゃあぁ!!」

マリオブラザーズ「!?」

空手チョップで台のチョコレートを全て粉砕したのだー!
木っ端微塵になったチョコを見てマリオブラザーズは口を開けたまま固まってしまう。

キノピオ「あのチョコレートの山はピーチ姫に求婚を要請した人達からなんですよ;それで毎回キノじいさんが粉砕しているんです;」

ルイージ「あ、そ;」

マリオ「そうか、だから俺に『奪還中に参戦することになって姫様が倒されたらそいつを全力でぶっ飛ばしてくだされ』と言ってたのか……」





joker組では……



アサカ「れ、れれれ、レン様!こ、こっこっこっこ、これを//////(赤面状態&頭から煙」

レン「やぁ、ありがとうございます♪——って、あれ?」

こっちでもアサカがオーバーヒート寸前で想い人であるレンにチョコレートを渡していた(因みにアサカの恋心に全く気付いてない雀ヶ森氏)。
レンが受け取って礼を言おうとしたら、もうアサカの姿はそこに無かった。どこに行ったのかというと…

アサカ「今なら頭でハムエッグが作れるOTL(オーバーヒートなう」

スイコ「少し、(氷のうで)頭冷やしましょうか?」

本当に恥ずかしかったらしく、現在スイコによって頭を冷やして貰っている。
そして別の場所では……


エミ「か、っかっかっかっかかかカムイ君……!(こっちもオーバーヒート寸前」

カムイ「アイ、ナンデスカ?(緊張のあまりロボ化」

こっちはもっと酷かったよ。両方とも両思いになってからガッチガチじゃねぇか。
だが、何とか渡すもわたわたと何か一言加えようかとうろたえる両者。


カムイ&エミ「こ、これかりゃもよろ『ゴンッ!!』いっだぁっ!!」

言おうとした途端に頭と頭がごっつんこ。まるでギャグみたいに終わるのであった。




エイミィ「く、クロノ君。これ//////」

クロノ「ん、ありがとう//////」

こちらでも初々しいカップルのバレンタイン。
クロノとエイミィもカムイとエミやアサカ程ではないが顔が赤かった。

クロノ「そうだ、何ならこれでも」

エイミィ「ん?」

と、今度はクロノがエイミィに何かを渡す。それは色とりどりの花束だった。

クロノ「フラワーバレンタインというのを耳に挟んで……で、折角だから僕も便乗して//////」

エイミィ「クロノ君が、ねぇ……」

フラワーバレンタインと言うものに便乗したりするなど意外だと思ったのか、露骨に意外な感情を表す。

クロノ「何だ?僕がそんな女々しいイベントに参加しちゃ悪いのか?」

エイミィ「ううん。何か意外だなーって思っちゃってさ」

クロノ「全く、本当に君って奴は……」

流石に長年コンビを勤めていただけの事はあったのか、急にいつもの様に笑い合う様になっていた。





コーリン「あ、アイチッ!」

アイチ「あれ?コーリンさん、どうかしたんですか?」

一方、廊下でアイチを呼び止めたコーリン。彼女も背中に隠したチョコレートを渡そうとしているのだ。
だが、彼女の心の中では思い切り羞恥と理性が正面からの真っ向勝負を繰り広げていた。

コーリン(な、ななな何でこんなに心音が激しいわけ!?ただチョコを渡すだけで終わりよ!何ここで止まってるのよコーリン!意地を見せなさい意地を!そうよ、これは別に本命なんかじゃない、別にアイチが好きって訳じゃないのよ!これはただの義理。そうよ、俗に言う義理チョコよ!それにほら、同じ国家の者同士仲良くすりゃいいじゃない!誰よ、『バレンタインデーは恋仲の急接近作戦』って下らないものを考えたのは!結局お菓子業者の陰謀によって皆言いように踊らされてるだけよ!お菓子業者の懐を満たす為に手の上で踊らされてるのよ!面白い、ならば踊ってやろうじゃないか!この心音は踊らされる道化の憎しみの鼓動よ!そうに決まっている!何が恋心だ!誰がヘタレじゃああああー!)

アイチ「あの?熱でもあるんですか?顔赤いですよ?」

コーリン「なな、なんでもないですっ!(声が裏返っている」

完全に緊張しているコーリンにアイチが労わる様に声をかける。彼女の中の真っ向勝負も知らずに。

コーリン(ええい貴様はそんなに臆病だったのかコーリン!違う!私は幾つもの戦場を潜り抜けてきた!ゆえに私はこの程度のことで臆したりはしない!)

コーリン「あ、アイチ……!こ、これを……う……う……!」

アイチ「え?」

コーリン「受け取れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」


ズゴォン!!


コーリン(や、やった……?)

そっと目を開けてみる。だが、

アイチ「き、気持ちは嬉しいけど……できれば……もう……ちょっと………穏…便に……渡して……欲し…かっ…た……」

コーリン「あ……;」

どうやらさっきの行動が原因でアイチの身体の中心にチョコを渡すと同時に思い切りパンチをかましたようだ。流石のアイチもまさか不意打ちが来るとは予想だにしなかったので無防備だった。それで先ほどのコーリンの一撃をモロに食らってしまったという。

コーリン「ぎゃー!スイコー!急患よぉぉー!」





おまけ2「ホワイトデー計画」


ワールドツリーを下りている時のなのはとフェイトの会話。


なのは「ありがとう。今日は色々迷惑掛けちゃったね」

フェイト「そ、そんな事無いよ//////私はなのはにチョコを渡したかっただけだから」

なのは「うーん……じゃあ、ホワイトデーはなのはがフェイトちゃんのほっぺにキス、でいいかな?//////」

フェイト「はうぅ?!//////(顔真っ赤」

なのは「あ、今のは忘れて//////流石にちょっと恥ずかしいから//////」

フェイト「ふしゅぅ〜//////」








ATOGAKI



今回はバレンタインデーのなのフェイを書いてみました。
道中ドタバタもありますが、フェイトはなのはの事を、逆になのははフェイトを大切な恋人だと思っています。まだ10歳なのに。
自分もトリデラを2日でクリアして、今はキーホルダー集めの最中。真・格闘王は勿論スナイパーでクリアしました!
因みにLV6のボス部屋でのセクトニアの「何ー!?やはりボス3体だけじゃ心細かったか……!」と言う台詞。あれは次回以降載せる予定です(ヴォルガノス以外でトリデラ小説に出なかったボスは誰でしょう?)。
では最後に……



八雲「この小説で他の世界のなのはとフェイトにケンカ売ったと思う人、手を上げて」


大半の常識人ポジ( ・ω・)ノ


はやてやツヴァイなどの純粋組ポジ( ・ω・)?



感想おk。
















リュータ「リア充爆発しやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!(血涙&今年『も』貰えなかった人」


本当におk。