二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- jokerに繋がるストーリー:その5 ( No.259 )
- 日時: 2014/03/01 18:55
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)
むらくも編が終了し、次の話へ。
ヒロ「それがアルフさんが忍術もとい、アサシック・スキルを習うきっかけだったんですね」
シュウ「そしてシグナムに狐耳と尻尾が付いたんですね解りました」
ジャック「でもさ、影分身の術はともかく忍刀の術を使う必要なんてあるか?お前の圧縮した魔力を拳に纏わせてたたき潰すのがセオリーだろ?」
アルフ「あぁ、あれは水辺の戦闘や表面からの魔力を通しにくい相手に使うだけだよ。これは魔力を多く送ればそれだけ刀身も伸びるから案外使い勝手もいいし」
倖「伸びるって、孫悟空の如意棒じゃあるまいし;」
シュウ「まぁありがとな。参考にはなった」
アルフから一通り話を聞いたシュウ達は腰を上げ、別の場所に行こうとする。他の人達の話しも聞きに行く予定なので、今回はここまでだ。
シュウ達は立ち去る時にアルフに礼を言い、次の場所へ向かって行った。
†
シャマル「クレイに飛ばされた時の事?」
次に訪れたのは八神家。リビングにいたシャマルの言葉にはやてとツヴァイとリインフォース、そして遊びに来ていたレッカも思い出す様に呟いた。
レッカ「あー、確かにそれが原因でクレイに飛ばされたんだよね?」
千沙「ああ。倖達がどうしても聞きたいって言うし、あたしもなんか興味があるからな……って、おい?シャマルの様子が変だぞ?」
ヒロ「本当だ、なんか視線が明後日の方を向いてるんですけど;目が虚ろなんですけど;」
シャマル「飛ばされた……時……」
ヒロ「シャマルさん!?ごめんなさい!何か酷い事言ったんなら謝ります!元気出して!?」
相当なトラウマがあったらしい。ヒロの必死の謝罪もスルーして明後日の方角を見つ続けている。
だが、
はやて&ツヴァイ(´・ω・)←期待の眼差し
シャマルΣ(・ω・;)
はやて&ツヴァイ(´・ω・)キキタイヨー……
シャマル(・ω・;)……
で、結局……
シャマル「本当は語りたくなかったのに……OTL」
ジャック「ドンマイ;」
千沙「よくやったはやて。後でたこ焼き奢ってやる」
はやて「???」←個人的に聞きたかっただけ。
観念したシャマルは傷を抉り返すような苦い顔で語り始めた。
シャマル「スイコさんから聞いた話だと、私はエンジェルフェザーの敷地内に落ちたみたいで、その直後にスイコさん達が私の治療を引き受けてくれたの。それで私が目を覚ますと……
レッカちゃんに襲われて——」
シュウ&ジャック「待て待て待て待て待て待て待て待て!!」
一つ聞かせろ。何でいきなり襲われてんの!?何をどうしたら治療後にセクハラを受ける状況に陥ったんだ!?
突然セクハラされると言う事態に思わず待ったを掛けてしまう。ヒロと千沙はいきなりシャマルが襲われた事に仰天しつつもツヴァイとはやての耳に手を当てるという防音対策は怠らなかった。
ジャック「何故にセクハラ!?何で病み上がりの患者相手にセクハラ仕掛けられてんの!?」
シュウ「つーかレッカもレッカだろ!!お前俺らの世界じゃスイコとコーリンと同じアイドルなんだぞ!!アイドルがセクハラするなんてスキャンダルもいいとこだよ!テメーにゃ自覚っつーもんが欠けてるのか!?あぁっ!?」
レッカ「がたがた言わないでよ。こっちはこっち、シュウ達の世界はシュウ達の世界でしょ?何もこっちのあたしの事が向こうのスキャンダルになる訳無いでしょ?それにさ……
あんな可愛い人を見たら、誰だっていたずらしたくなっちゃうでしょ!?」
まさかの開き直り発言に純粋組みとレッカとシャマルを除く全員が(°Д°)ポッカーン。
だがそれと同時にある一言が一同の心に思っていた。『コイツ、後で絶対潰す』と。
はやて「倖さん?何で私の耳塞でいるんや?よー聞こえへんよ〜?」
ツヴァイ「リインも聞こえないですよ〜?」
リインフォース「主達は知らなくていい……;」
ジャック「もうセクハラはいいから;それで?続きは?」
シャマル「襲われそうになった所をスイコさんに助けてもらったの……本当にどうなるかと思ったわ;」
次から回想。つか、いきなりセクハラって……;
- jokerに繋がるストーリー:その6 ( No.260 )
- 日時: 2014/03/01 18:59
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)
〜回想編02:エンジェルフェザー〜
スイコ「本当にごめんなさいね。うちの馬鹿な義妹(いもうと)が迷惑をかけて」
シャマル「あ、はぁ……;」
スイコ「全く。抽出はオペの必要は無いし、大体そんないかにもセクハラしますよ的な行為はしないわよ?」
レッカ「も〜、あたしは患者をチェックしようとしてたんだよ?それをセクハラだのとやかく言って邪魔するのも医者の仕事なの?」
スイコ「患者の安全を守るのも医者の仕事です」
口を尖らせるレッカにスイコは正論を述べて一蹴する。
そしてシャマルに向き直ると謝罪と共に自己紹介をする。
スイコ「さっきはごめんなさい。私はウルトラレア部隊隊長、スイコと言います。それで、この子はアタッカーのレッカ。どうにも貴方みたいな人を見ると悪戯したくなっちゃうのよね;」
シャマル「あはは……;私は時空管理局医療班所属のシャマルと言います。ところでここは……地球の病院……じゃあないですよね?」
スイコ「あら、意外と冷静なのね?丁度よかった。ここは第100管理外世界、通称惑星クレイと呼ばれる世界で、ここは起動病棟フェザーパレスの病室内よ」
シャマル「起動病棟……」
スイコの言葉を復唱した後、シャマルは想像した。
——アースラの様に時空間を渡る海鳴大学付属病院を。
流石にそれは無いと首を振ってそのイメージを払拭する。それと同時にある事に疑問を抱いた。
シャマル「そういえば医療にかなり慣れているみたいだけど、いつから医療班に所属したの?」
スイコ「そうね……ざっと6年くらい前かしら?」
レッカ「あたしは3年とちょっとだね」
シャマル「2人ともそんなに早くお医者さんになったの!?」
スイコ「エンジェルフェザーに所属している天使の殆どは、幼少から医師になる志が自然に生まれるのよ。この地域じゃ珍しいことじゃないわ」
レッカ「中にはあたしらより小さい時に医者になるのを決めたのもいるからね」
スイコに続いてレッカの言葉に思わず言葉を失った。自分はまだ医者としては半人前なのに、エンジェルフェザーと言う医療組織は相当熟練された組織らしい。
一通り話を終えるとスイコはシャマルにあるものを渡す。
スイコ「それとこれ」
シャマル「え?」
ふとスイコがシャマルに一つのデッキケースを渡す。
こんな物を貰う道理は無いと慌てて返却しようとするが、レッカがそれを止めた。
レッカ「それはシャマルのコアから出たカードだよ。自分のものなのに誰かに渡すなんて、変なの〜?」
シャマル「私のコアから……カードが???」
スイコ「貴方の……いえ、ひょっとしたら貴方の仲間全員は何らかの加護を誰かが人為的に受けたみたいね。それでこのデッキが生まれた……」
スイコの話についていけないシャマルは渡されたデッキから1枚のカードを抜き取る。
青い髪をなびかせ、右手に激しい電流を放出する電動式丸鋸を付けた天使のカードを。
レッカ「回転する剣(サーキュラソー)キリエル。面白いカードね」
シャマル「ヴァン……ガード……これ、何のカードなの?」
至って他愛も無い質問にスイコとレッカは思い切りずっこけてしまう。
無理もない。シャマルはカードゲームの類を知っているどころか、寧ろ今日産まれて初めてカードゲームのカードに触れたのだ。これで『知ってる』なんて答えたらどうするつもりだろう。
レッカ「あ、あのねぇ……;ん?通信。コーリンからだ」
やっとこさ起き上がったかレッカに通信のディスプレイが空中から映し出される。
ディスプレイの着信ボタンをタッチすると、金髪の凛々しい少女が映し出された。彼女がコーリンだろう。場所はどこかの森の近くの港らしく、生い茂る木々とが見える。
コーリン『こちらコーリン。報告する事があるから伝えておくわ』
スイコ「何かしら?」
コーリン『まず、ズー国家のネオネクタール領で一人魔導師の保護を完了したわ。今、聖域行きの船に乗る所よ。昼ごろにはそっちに到着するわ』
スイコ「ありがとう。とりあえず保護した魔導師達の本拠地はここでいいわね?」
コーリン『ええ。お願いね』
コーリンの話によるとネオネクタールと言う所から魔導師を保護したらしく、昼頃にはこちらへ合流できるとの事。誰だか知らないが、シャマルの知る人物らしい。その報告にシャマルは安堵の息を吐く。
ここまでは良かったのだが、次の瞬間コーリンの話からある事に発展しようとは……
コーリン『そうそう、カイトが保護した魔導師への事情聴取の為にそっちに来るから』
スイコ「そう。あの事件が起きてたから大変でしょうね……」
シャマル「あの事件って?」
スイコ「去年の秋くらい前だったわ。私達捜査局の魔導師の一人が無人世界でベルカ魔導師に襲撃を受けたのよ。一人は女性で、もう一人は狼の姿をしたハイビースト。被害は魔導師はリンカーコアを極限まで収縮され、同行していた忍軍も、負傷しつつもハイビーストを撃退。ついでにその無人世界の大型生物が数匹惨殺されたわ」
レッカ「ユキもおかげで数日は動けなかったし、カイトは時空犯罪者を手当たり次第に拷問してたりと……こっちも大変だったわよ;」
シャマル「ユキ……ひょっとして水色のフード付きのコートにミニスカートの子?」
スイコ「あら?どうしてしってるの?」
シャマル「何か特徴的な服だったし、それに時期的にも私達が蒐集を、それも私が外に出ていた時間と重なるのよ」
スイコ&レッカ「……」
スイコ&レッカの理論
↓
シャマルが闇の書事件で蒐集活動に出ていた時期=ユキがベルカ魔導師に襲撃された時期
↓
カイトは襲撃者の顔を知っている=その犯人の片割れがシャマル。
↓
カイトとシャマルが遭遇=つまり……。
スイコ「レッカ!今すぐにシャマルさんを安全な場所に避難させて!」
レッカ「イエッサー!カイトが来る前に何としても隠し通すであります、スイコ隊長!」
シャマル「え?え?」
いきなり慌しくシャマルの避難と言う訳の解らない行動をとるレッカとスイコ。
そのレッカにいきなり手を掴まれ、ベッドから引き摺り下ろされたかと思ったら今度はロッカーに詰め込まれた。
レッカ「いい!?あたしらがOKって言うまで絶対に出ないでよね!?あと、音立てるのも禁止!」
シャマル「えぇ!?それどういう「音立てたら死ぬから」はい;」
無理矢理シャマルを詰め込み、スイコが幻影魔法で先ほどまでベッドのうえにいたシャマルを映し出す。様々な工程を終えたと同時にその病室のドアが開けられ、一人の少年が入ってきた。
少年と言うには顔は中世的で、銀灰色の跳ねっ毛に蒼い瞳。まるでファンタジー物語に出てきそうな魔法使いをそのまま引き出したような少年だった。
カイト「スイコさん、レッカ。魔導師を保護したと聞きましたけど……」
スイコ「え、ええ。この病院の中庭に倒れていたから保護したのよ」
レッカ「患者や看護師の話だと、空から降ってきたみたいだって〜。ロマンチック〜♪」
2人とも顔は笑顔を保っているが、流れる汗が尋常じゃない。
そんな2人をよそに、カイトはベッドの上で眠るシャマル(幻影)を見つける。その途端に級に彼の雰囲気が冷めた。
カイト「その人……」
レッカ「あ、この人!?無理無理、今眠っててさ〜。いつになるのかな〜?「必要ないです。つか、寧ろ好都合ですし」は?」
カイトが冷たく言うと同時に彼の手に魔道書が現れる。シャマルの知る闇の書や紫天の書とも違う、禍々しさを詰め込んだ分厚い魔道書だとロッカー越しに伝わった。
その魔道書が突如開いたかと思った次の瞬間、開けられたページに会とが右腕を突っ込んだのだ!
シャマル(なっ……本の中に手を!?)
レッカ「ま……まさか……!拷問処刑道具を……!?」
部屋でレッカとスイコが身構える中、カイトは突っ込んでいた腕を引きずり出す。その中身は……
レッカ「果物……?」
何の変哲も無い果物だった。毒々しさを感じない、みずみずしい果物を盛り合わせた果物の入ったかごだった。
カイト「それ、その患者さんにやって下さいね」
レッカ「あ、どうも……」
予想外の親切なおすそ分けに目を丸くしながらかごを受け取った。
その後カイトは笑顔でその病室を後にしていった。
足音が遠のいていき、聞こえなくなると、ロッカーからシャマルが出てきた。
シャマル「何か……結構いい人なんだね」
レッカ「予想外だわ……あたし、てっきり虐殺するんじゃないかって思った……あ、なんなら食べる?」
スイコ「それは賛成するわ。最も、食べるんだったらもうちょっとマシなものをお願いしたいけど」
レッカ「は?」
どういう意味か問う前にスイコはかごの中のサクランボをつまみ上げ、それを花瓶の中に入れた。するといきなり花瓶の中から煙が上がり、生けた花が瞬く間に枯れ果て、挙句の果てに解けて無くなってしまった。
シャマル「ええっ!?」
スイコ「この果物、全部猛毒入りの奴ばかりね。しかも水に反応するタイプだから、もし食べてたら……」
レッカ「確実に内臓がどろどろの飲料ゼリーになってたって事なのね……;」
シャマル(((;;;°Д°)))
危く猛毒を食しかけたシャマル。もし食べてたら確実に死は免れ無かったであろう……
後でスイコに聞いたのだが、カイトの持つあの魔道書は『死神の書』と呼ばれる彼のデバイスであり、記されたページの中から本の中から様々な拷問、処刑道具を収納できる機能を持っていて、更に強度の高い結界魔法も記されているのだ。
カイトも愛用しており(何に使うか聞きたくないけど;)、仕事でもよく使っているのだ。更に記されていない白紙のページには新しく拷問、処刑道具を書き込むことでそれを収納、取り出しする事が可能なのだ。
スイコ「早く貴方の主が見つかるといいわね……;その人が見つかったら私も立ち会い人になるからね;」
シャマル「お願いします……;」
ここで回想終了。因みにウルトラレア部隊の3人は義姉義妹関係です。
- jokerに繋がるストーリー:その7 ( No.261 )
- 日時: 2014/03/01 19:07
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)
シャマル「その後ははやてちゃんも知ってるよね?」
シュウ「食った瞬間に溶けちまう猛毒……;想像するだけでも怖いなオイ」
話を聞いていたシュウ達も特にカイトの話にゾッと背筋を凍らせていた。
その話にはやても思い出したらしい。
はやて「そういえば、ユキちゃんのコアを抜き取ったゆうてたから、私も謝りに行ったんや。理由がどうあれ、私が事の発端やったのも事実や。知らなかった私にも責任があるんよ」
ツヴァイ「それで、カイトさんははやてちゃんを許したんですか?」
はやて「ううん。許してもろうたんや。皆怖いゆうてるんけど、ほんまはユキちゃんの事、大切に思うてるんやな」
ツヴァイ「それは良かったです♪」
シュウ「じゃあ、俺らはここで——」
シャマルの話を聞き、立ち去ろうとした時にはやてが待ったを掛けた。
はやて「ちょお待って。皆私達の話を聞いてるんやろ?どうせなら私達の話も聞いてくれへん?」
シュウ「え?いいって。俺らは……」
はやて&ツヴァイ(´・ω・)←期待の眼差し
シュウΣ(・ω・;)
はやて(´・ω・)ハナサセテー……
ツヴァイ(´・ω・)キキタイヨー……
シュウ(・ω・;)……
で、結局……
シュウ「ったく……;」
結局聞く事となりました。あれ?何このデジャヴ。
だが、小説の都合上今回はここまでにしておこう。
おまけ「THE・死亡フラグ」
????「おい……」
アルフ「ん?」
シグナム「貴様、勝手に恥ずかしい話を喋るなんて覚悟はできているんだろうな?(笑顔でレヴァンティンを抜刀&笑顔だが目は笑ってない」
アルフ「」
その後、アルフの行方を知るものは誰一人いなかった……(勝手に殺すなよ!byアルフ)
その2「こっちのはやては純粋組です」(※テイルズシリーズのスキット風にお楽しみ下さい)
レッカ「そういや他の作者さんのはやてって、ギャグカオス好物組とか、腐女子属性が多いよね?」
リインフォース「いきなりどうした?そんなことを言って」
レッカ「いやね。なんか純粋組のはやてなんて珍しいなって」
リインフォース「そのかわりお前が腐っているけどな」
レッカ「じゃああたしが、この世界のはやてに色んな事を教え——」
メゴスッ!
レッカ「ほぐぅ!?」
リインフォース「我が主に何変な事を吹き込んでいる(怒」
はやて「???」
感想おk。因みになのフェイ以外の全員のストーリーを紹介します。