二次創作小説(映像)※倉庫ログ

GWでも騒動はやってくる:その1 ( No.310 )
日時: 2014/05/02 05:24
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: VBgkspJi)


今日は5月2日。すなわち自分の誕生日です!なので今回の小説は2本立てでお送りします!結構頑張ったよ自分。
ファイターズパックはむらくもを考えているけどデッキ構成が難しくなりそうでOTL



5月2日。クロスオーバー館にて。



八雲「やばい……非常にヤバイ……;」

リインフォース「依頼は聞いてやるから落ち着け」

いきなり八雲の不安の呟きで始まっ1本目。呆れ返るリインフォースが依頼を聞く。

八雲「実は今日買ってきたファイターズコレクションの中に1枚だけ封印を終えていなかったカードがあったんだ……;」

リインフォース「つまり、それの封印を依頼したいのか?」

八雲「そういう事;」

話から察するに、どうやら1枚だけ封印が施されていなかったカードがあったらしい。八雲はそっちの封印をリインフォースに封印を頼み、自分は念の為にもう一度封印をしようとカードエリアに向かうと言うらしい。
更なる情報を貰おうとリインフォースは話を続ける。

リインフォース「で、種類は?」

八雲「『Duoデリシャスガール チャオ』。封印から抜け出たのはこのカードだ」

ガラケー式の端末を操作し、チャオの情報を提供する。因みに作者はスマホではありません。ガラケーです。



『Duoデリシャスガール チャオ』


属性 水・氷

能力 ドレインマギア 『攻撃ヒット時やバインド時、魔力一部を吸収』

魔法 グラド・ボラシアス 『ハエ取り草の要領で氷で閉じ込め、魔力と生命力を一部吸収する』



リインフォース「……暴食を絵に書いた様なスキルだな」

八雲「それは描いた人に聞いてくれ」

どうやらカードの能力は氷や水に特化し、相手の魔力や生命力を吸収するタイプらしい。
十分な情報を得たリインフォースが早速そのユニットの捜索に出ようとした。その時八雲があるカードを渡す。

八雲「あぁそうだ。これを持っていけ」

リインフォース「カード?」

八雲「結構役に立つからな。持ってて損は無いからな」

八雲から手渡されたカードに、リインフォースはとりあえずそのカードを受け取り、改めて捜索へと出た。
因みに八雲から「あのユニットはかなり大食いだからな」と口添えさせられた。



最初はリインフォースへの依頼。書き込みはまだ。

GWでも騒動はやってくる:その2 ( No.311 )
日時: 2014/05/02 19:47
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: VBgkspJi)

やっと繋がった……;応急策でモバイルから乗せ、で、今はもう一回更新しなおしました。続きです。


依頼を受けたリインフォースは……







リインフォース「さて、どうしたものか……」

早速街に出て料理店やレストランなどを色々当たってみたが、全て空振りに終わってしまう。

ここまで来ると流石に立ち往生もやむなしと、ベンチに座る。
あのカードにどんな力があるにせよ、害になるとならば即刻回収せねば。そう思っていてふと見ると人だかりがある店に集まっていた。
何事かと人込みを割って店の看板を見てみる。




リインフォース「『CONCHITA』バイキング形式のレストランか」

何かどっかのボカロ曲に出てきそうな店名だが、何事かと尋ねてみた。

リインフォース「一体どうしたんですか?」

シェフ「一人の客を調理場を占領してるんだ。とんでもない食欲だよ」

シェフの言葉に手ごたえを感じたリインフォースが裏口から店内に入ると結界を発動。人払いを終えた所で捜索を始める。中は赤と黒のダークな感じを醸し出している。
そんな内装を見つつ、キッチンに入る。






























客「バグバグバグバグもぐもぐもぐもぐ……」

リインフォース「あれが……確かに良く食べるな」

調理場に到着すると同時に問題の客を発見した。
その客はカービィと同等かそれ以上に並べられた大量の料理を容赦なく喰らい尽くして行く。
コップに並々と注がれたジュースを一気飲みし、ステーキは一瞬で一口サイズにに切ってそのまま口に入れ、カットされたケーキは一口で食べてしまう。
人魚なのに牛飲馬食がよく似合う光景だった。
その食欲に思わず呆然となるが、すぐに我に返って端末で憑依されたカードを確認する。思ったとおり、画面には脱出したカードと同じ名前が判定された。

リインフォース「『Duoデリシャスガール チャオ』だな?」

客(チャオ)「バグバグバグバグがぶがぶがぶがぶばりばりばりばり……」

リインフォース「おーい……」

客(チャオ)「バグバグバグバグ……」

リインフォース「……(イラッ」





























リインフォース「話を聞け!!」

思わずいらだった祝福の風が机を思い切り叩く。その衝撃で料理が盛り付けられた皿が一枚床に落ちてしまった。

客(チャオ)「……!」

リインフォース「全く……チャオ、貴方には封印脱走の件があります。大人しく同行を『ヒュン!』え?」

言っている間に彼女の頬を何かが掠めた。音がしたかと思って振り返るとフォークが壁に深々と突き刺さっていた。

客(チャオ)「邪魔しないで下さい……!ご飯が私の一番の幸せなんですよ……!ご飯を粗末にする人とご飯の時間を邪魔する人が一番嫌いなんですよ……!」

凄まじい殺気を伴ったチャオが席を立つ。地雷を踏んだのかと一瞬思ったが、それより早くチャオが動き出した。

客(チャオ)「どりゃあ!」

リインフォース「うわぁ!包丁を投げるな!」

包丁の不意打ちを避けるとリインフォースは短剣を召喚して剣戟を繰り広げる。最初は不意打ちで押されていたが、次第にリインフォースが押していく。

客(チャオ)「ああもう!この身体じゃ動きづらい!セパレート!」

無理矢理自分自身にセパレートを発動。自身と客の身体を引き離した。

リインフォース「なっ!?自分でセパレートできるのか?!」

チャオ「さぁ、驚くのは後にしてどこからでもかかってきたらどうですか?」

リインフォース「ぐっ……!はぁっ!」

チャオ「はぁっ!」

リインフォース「うああぁっ!?」

チャオに殴りかかった途端、水のバリアに防がれたと思うとトランポリンの要領で弾き返された。

チャオ「ふふ、これも用意していたのよ」

チャオがこれ見よがしに1枚のカードを見せる。そのカードを見た途端、リインフォースの顔色が変わった。

リインフォース「約束の日コリマ……クインテットウォールか!」

チャオ「ええ。この魔法は5枚の盾で守り、術者から近いほどその強度は高い……!」

防御面も抜かりが無いらしい。再び包丁を剣代わりにリインフォースに切りかかる。
何か手は無いのかと防御しつつ策を練る。その時、一枚のカードが落ちる。

リインフォース「これは……!」

それは八雲が渡したカード。発動の限定条件は『ソウル10枚以上』の時。幸いソウルは捜索前に溜めている。
すかさずそれを発動した!

リインフォース「カードスキャン!『エコー・オブ・ネメシス』!」

すかさずスキャンで読み込ませる。するとリインフォースのブラッディダガーが片刃の短剣へと形を変えた。

リインフォース「これがこのカードのスキル……!凄い力だ……!」

その力を実感しつつも、ナイフを投げつける。

チャオ「そんなの、このクインテットウォールで「グサッ!」え?」

クインテットウォールを発動した瞬間、ナイフが盾を貫通し、後ろの壁に刺さる。それに仰天する間も無くナイフが次々と飛んでくる。

チャオ「うひゃあああああああああー!!!!?」

飛んでくる大量のナイフに逃げるチャオ。壁に追いやられた瞬間ナイフが彼女の身体の輪郭を覆う様に突き刺さった。

チャオ「うひぃ?!」

リインフォース「まだ、やるか?(ナイフ所持」

チャオ「あ、いえ。投降します(顔真っ青」

その後、投降したチャオを封印したリインフォースは内装を修理した後で店を後にした。
因みにあのカードは報酬代わりに貰い、そしてチャオに憑依された客は職場から上司や同僚から暫く「悪食娘」と呼ばれたのはまた別の話である。


1本目は軽くあっさりと。