二次創作小説(映像)※倉庫ログ

QUEST5:マジックアイテムを生成せよ! ( No.538 )
日時: 2014/12/10 22:32
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: S5DpgI4u)

今回はグレイディアさんと琴葉姫さんのコラボ。
2つの依頼の同時進行は初です!因みにαサファイアをプレイ中。今日色違いのジュゴンを見つけました。無論ゲットしましたが何か?




北風の厳しい季節の中のクロスオーバー館にて。
タクトはソファで読書し、れいは弓の手入れ、セレナはみんなにココアを淹れている。
リビングの中になだれ込むようにアリサとなのはと和人が入ってきた。

なのは「うぅ〜寒かったぁ〜;」

クロノ「そう言うな。冬でも晴れの日は暖かいんだから」

リズベット「お疲れー。頼んだ素材は……うん、全部集まったみたいね」

和人「そっか。にしても雪山の鉱石を頼むって、無茶言うよなこんな季節に;」

タクト「まぁまぁ;でも、和人さんたちはリズさんにはお世話になってるんですよね」

明日奈「うん。リズのお店が無かったらクリア時間ももっと長くなっていたかも」

外の冷気に震えながら会話をしていく4人。
そこにセレナが人数分のホットココアを持ってくる。

セレナ「皆さん、ホットココアを用意しました。これで温まってください」

明日奈「ありがとうございます」

素材集めに行ったのは雪山と今の季節には厳しい場所だ。すぐさまホットココアに手を伸ばして冷え切った身体を温める。
ここからは自由時間であり、各々やりたい事をする。すると……


ピンポーン!


れい「あれ?誰か来たわね?」

どうやら客が来たらしい。一番近くにいたれいが扉を開ける。
訪れた客は……



シグバール「なぁ、ここが依頼を受けてくれる場所だって聞いたけど、ここであってるか?」

マールーシャ「地図によるとここだが……」




バタン!!(勢い良く扉を閉めた音)



セレナ「……あの、依頼者じゃないんですか?」

れい「ううん。悪質なイタズラだった」

和人「嘘吐け、門前払いしただろ」

いきなりの門前払いに黒の剣士がツッコミを入れる。だが、鍵世界の異世界の少女は冷静に倉庫室に入る。

れい「ねぇ詩乃。確かこの倉庫室に置き場所に困ってた機関銃があったよね?」

詩乃「あるにはあるけど……でもそれ車とかに装備する奴よ?」

和人「いや、それをなんでお前が持っているんだ;」

引きずり出した機関銃を正面にセットし、もう一度ノックする。そして扉が開き……







ズババババババババババババ!!!!!



ぎゃあああああああああー!!!!!!



れい「殲滅完了!」

和人「どこが!?明らかに依頼者だっただろ今!!挨拶無用のガトリングならぬ、門前払いの機関銃か!!」

れい「だったら入り口のドアにこう書いたら?『裸族及び外道キャラはお断り』って」

タクト「それ以前に後ろにロクサス君とゼクシオンさんがいたよね?せめてあの2人だけでも治療をさせてやらないと……」

和人「お前もサラッと酷い事を言ったな;」



ピンポーン



なのは「また?」

フェイト「早く機関銃を片付けて;ちょっと待って下さーい!」

続けてきた来客に掃射直後の機関銃を倉庫室に仕舞う。そしてフェイトが対応に出る。









プレシア「ちょっといい?頼みたg……」



バタン!!(勢い良く扉を閉めた音)


なのは「……フェイトちゃん?」

フェイト「…………釘とお札、貸して」

なのは( ・ω・)つ釘とお札

フェイト「ありがと」


トントン!カンカン!トントン!カンカン!


フェイト「よし!」

和人「閉じ込めるな!!」

今度はフェイトが釘とお札で完全に封じ込めました(笑)。おい、2度も締め出すな。

アルフ「おい、今のって……;」

フェイト「大丈夫だよ。お母さんは天国でおねえちゃんとリニスと一緒に私とアルフを見守っているから……(遠い目」

なのは「フェイトちゃん、帰ってきて〜;」

明日奈「とりあえず、アルフとなのはちゃんはフェイトちゃんを連れて別の場所に行っててね;」

泣きじゃくる数秒前の顔になってしまっているフェイトを連れて隣の部屋へ撤退。改めて釘を外しきった和人が対応に出た。

和人「さっきはほんとに失礼……」







プレシア「娘に嫌われた……OTL」

和人「……少しでもいいから話を進めさせてくれ;」

その後、何とか心と体の治療を済ませて話を聞く事に。
ってか、大丈夫か……;

明日奈「……で、話ってなんですか?」

プレシア「え、えぇ……;さっきはごめんなさい……;」

『依頼名』
作品完成を手伝って!

『依頼者』
プレシア・テスタロッサ

『依頼内容』
グレイディアがマジックアイテムを作ってるのは知ってるよね?
今回も作ってたんだけど、誰かに材料の一部を盗まれたらしいの。
私達で何とかしてあげたかったけど、カオス組が大暴れしたせいで半分が治療中だし、そうじゃない人も仕事でどうにもならない状況なんだ
だから八雲さん所の皆で、以下の材料を集めて欲しいんだ(勿論、私達も手伝うよ)



明日奈「なるほど……キリト君、そっちは?」

れい「本当に申し訳ありませんでしたOTL」

シグバール「気にするな、ってハナシだ。眼帯がもう一つ増えるか否かの瀬戸際で済んだから」

マールーシャ「あれだろ?私達を裸族と勘違いしたんだろ?私もギャグカオス好物組の雷と響と鉢合わせしたら馬鹿デカい鋏で真っ二つにしてるからな?」

れい「遠慮無しにマシンガンを撃って申し訳ありませんOTL」

和人「まぁいい。それで、依頼があって来たんですよね?」




依頼名
「デバイスの使い方を教えてください」

依頼者
「琴葉姫&シグバール&ゼクシオン&マールーシャ&ロクサス」

依頼内容
「突然申し訳ありません。琴葉姫です。俺のレスでちょっとだけ言ったんですが、13機関の嫁達にリリカルなのはのデバイスを武器としてプレゼントしたんですが、中々うまく使えないようで…俺自身なのはもKHもにわかなので良くわかっていないのもあるのでプロの方達にご指導お願いしたいな、と…」

成功条件
「とりあえずまともに戦闘できるようになる」



和人「デバイス?そんなのあったんですか?」

琴葉姫「まぁな。でも、グレイディアさんと一緒になるなんて思わなかった……(震え声」

和人「大丈夫か;まぁ寧ろ、タイミング的に良かったんじゃないか?」

ロクサス「どういうことだ?」

明日奈「どうやら、こっちでもとんでもない事が起きてるみたいなの」

一方で明日奈のほうでもどうやらただ事では無いらしい。琴葉姫達も加えて改めて聞くことに。

プレシア「私達の世界ではマジックアイテムの品評会があるのよ。うちの作者もたまにそれに参加して、評価を貰っていたの。でも、今回はちょっと事態がね……」

和人「と言うと?」

明日奈「今回は作るための素材が誰かに盗まれたのよ」

里香「はぁ!?って事は何?そいつはグレイディアさん所から奪ったアイテムで品評会に出るつもり!?」

プレシア「そうなるわ。グレイディアの調べでは、クリート氏の企業みたいなのよ。人気が出てきたのも時期的に重なるわ」

里香「ふざけやがって……!」

その犯人は密かに無境館から素材アイテムを盗み、妨害を試みたのだろう。同じ鍛冶職人であるリズこと里香にも怒りが湧き上がる。
これも理由に判明し、本クエストと同時進行でクリートの行動も調べる事を決定した。
これだけでも十分と判断した和人は早速タクトと打ち合わせを行おうとするが……

琴葉姫「あのー、だったら俺の分は保留でも良かったんじゃ……?」

明日奈「うん。グレイディアさんのところなら素材が無くても採取場所に行って採って来ればいいのに……」

話を聞いていた琴葉姫さんだ。
確かに普通なら琴葉姫さんを巻き込む事は無いはずだろう。

プレシア「本来なら確かにそうしたいけど……うちのギャグカオス好物組と裸族が大暴れしたせいで大半が動けない状態になってるのよ;もっと細かく言えば3割がジルのドラム缶、3割が裸族技の餌食、2割がウェスカーの暴走の巻き添えで大怪我したわ」

セレナ「どんな事をしたらそうなるんですか!?」

シグバール「つまり身内の所為で人手不足になったってハナシか;」

これで準備完了。グレイディアはリズベットと共にアイテム生成、琴葉姫さんは監視塔でクリートの情報を捜索する。


キリト「と言う訳で、今回は2人の作者の依頼です」

タクト「場所は3箇所、それぞれマジックアイテムの素材の収集。そして完成したアイテムの運輸。琴葉姫さんの依頼はデバイスを使いこなせるようにする事であるので、グレイディアさんの依頼と同時進行で行います」

数時間後、リビングルームで作戦会議を行う一行。
今回の作戦は上述の任務とクリート氏の調査の2種類を行うのだ。

タクト「素材の情報はグレイディアさんが予め送られています。あとはメンバー分けですが……」

キリト「属性やコンディションを考えて……こんなんでどうだ?」




流氷の渓谷:プレシア、イサラ、マールーシャ、シリカ、???、すずか、セレナ、ユーノ、フェイト、ナオキ、アルフ、ユウ


爆炎火山:フェイト(グ)、クルト、ロクサス、???、アリサ、千鶴、カムイ、エミ、はやて、なのは、レオン、アスナ、ヴィータ


招雷の遺跡:シャマル(グ)、シグバール、???、ユーリ、シグナム、リーファ、アイチ、コーリン、シノン、リインフォース、ザフィーラ、ユキ


調査:志木、ツヴァイ、ユイ、ゼクシオン、ディアーチェ、ウィズ、ミサキ

制作:リズベット、新田、シンゴ、キリト




1:最初に3つの素材を入手する(琴葉姫さんの依頼もここで同時に行う)。

2:その後、グレイディアさんの無境館に送り、マジックアイテム工房でアイテム制作。

3:調査メンバーはその間にクリート氏の調査をする。

4:最後にアイテムを会場に運び完了。





大体の内容は理解した。
早速行動しようとした時、こちらのフェイトがグレイディアサイドのフェイトにあるものを渡す。

フェイト「あの、これを……」

フェイト(グ)「え?」

渡されたのは1つのお守り袋であり、カード1枚分のサイズはありそうだ。

フェイト「私の大切なお守り。しばらく貸してあげる」

フェイト(グ)「ありがとう。終わったらちゃんと返すからね」

フェイト(グ)は何かと思ったが、あえて聞かずにそのお守りを懐に入れて行った。




今回はWで!無謀だったかな……;

QUEST5:マジックアイテムを生成せよ!その2 ( No.539 )
日時: 2014/12/09 19:45
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: S5DpgI4u)

これが5回目なのは前回タイトルを付け忘れたからでしたOTL


『流氷のマテリア班』


マールーシャ「ここが最初の素材があるところだな?」

プレシア「ええ。でも、ここは本当に地獄だわ……;」

一行がいる白銀の世界は青天にも拘らず気温はマイナス値を記録している。
当然防寒着を着なければ1時間もすれば体温をごっそり奪われるだろう。

セレナ「本当に極楽ですねー♪」

イサラ「何故にあなたはメイド服一丁で平気な顔してるんですか!?」

すずか「あー、セレナは寒さは平気だもんね;」

メルティア「貴方も同じようなものでしょ」

訂正。約二名は平気なようです。セレナは極寒の氷海で産まれ、すずかは魔力素質の変換の影響で寒さにはある程度平気である。
因みにここは寒さと同様にこの環境に慣れたモンスターが出る場所だ。

イサラ「肝心のマテリアは、サメのモンスターに埋め込まれているんです」

アルフ「サメの?」

イサラ「はい。時々地上の動物でさえも獲物にするんだとか……」

ナオキ「お、言ってる間に来たみたいぜ?」

会話の最中についに最奥のエリアへと到達した。

イサラ「確かこの辺りのはずですが……」

アルフ「何もないね?」

すずか「ひょっとして、まだ来てないとか……あれ?」

ユウ「どうしたすずか?って、何だこれ?」

すずか「ここだけ氷が薄いみたいですよ」

すずかとユウがふと足元を見ると、一部の氷が薄くなっていた。一応追記しておくが、ここは海面が凍りついて雪が積もり、地面の代わりとなっている。
何故ここだけ氷が薄いのか疑問に思っていると、ふとイサラの言葉を思い出す。


——時々地上の動物も獲物にしているとか——


すずか「まさか……!」

バゴォッ!!

そう思った次の瞬間、地面から蒼く、背やヒレを氷の鎧を纏ったサメ、トールシャークが襲い掛かってきた。

ナオキ「今の何だ!?海中から出てきたぞ!?」

すずか「やっぱり水の中に生息していたんだ!」

セレナ「なるほど、この場所に迷い込んだ動物を捕食していたんでしょう。私が奴を引き寄せますから、皆さんは出てきたところをお願いします!」

すかさずセレナが氷海へと飛び込む。続けて「私も!」とすずかも追う様に飛び込んだ。

ナオキ「常に水中にいるのか。だったら飛び掛ったところで一撃ぶちかますってのはどうだ?」

ユウ「いや、獲物目掛けて飛び込んでくるなら喰われる危険がある。真正面から突っ込まずに側面から攻めたほうが良い。イサラ、あいつって何分くらい陸で活動できるんだ?」

プレシア「いいの!?女の子2人が飛び込んだのよ!?」

なんとかして地上に引きずり出す方法を考えなければこちらが不利だ。セレナとすずかが水中で頑張っている間に対策を練らなければならない。

イサラ「(ナレーター、貴方もですか;)図鑑での情報ですが、獲物を獲った後すぐにもぐれない時でも、1時間は陸上で活動できます」

シリカ「つまり、リミットは1時間……氷を壊して水中の敵に当てるのは……流石に魔力の無駄遣いですね」

ユウ「いや、氷をぶち壊すって案はいいかもしれないぞ?」

シリカの言葉を聞いたユウが何かを閃いたらしい。早速思念通話でセレナとすずかに伝える。

ユウ「イサラ、ナオキ、お前らは地面の氷を出来るだけ砕いて奴が出やすいようにするんだ。爆薬とかもあるんだったらそれも使え。アルフとユーノ、フェイトとプレシアは出てきたところをバインドで封じろ。あと、この中で氷魔法を使える奴は手伝ってくれ。出口を凍らせるぞ」

メルティア「私は使えるわ……って、無視!?こんな所で寒中水泳なんかしたら、冷凍人間が2つ浮かんでくるよ!?」

フェイト「確か、マールーシャは相手にカウントを与えるやつが使えたんだよね?」

マールーシャ「あぁ、死の宣告か。確かにあれなら効くかもしれん。待ってろ」

早速取り出したガラスのペンダントの待機状態のデバイスを取り出し、起動する。

『Stund,Up.』

手にしたペンダントから電子音声が鳴り、刃がガラスのように透き通った鎌が現れる。

マールーシャ「お前達は奴を引きずり出す準備を!」

約2名のツッコミを無視し、最初に氷を砕く。ユウとメルティアが氷属性の魔法を詠唱待機する。

イサラ「これを壊すんですね。爆砕斬・牢!」

ナオキ「爆砕ブロー!」

まず、ナオキとイサラが地面の氷を砕いていく。

フェイト「セレナさん、すずか!氷が砕けたからこっちにおびき寄せて!」

セレナ『了解しました!お嬢様、こちらへ!』

すずか『うん!』

水中でトールシャークと戦闘をしていたセレナとすずかが早速海面へと飛ぶ。それに続き、トールシャークも牙を向けて飛び上がる。

ユウ「今だ!アイスフィード!」

メルティア「アイストーネード!」

アルフ「ストラグルバインド!」

ユーノ「チェーンバインド!」

フェイト「ライトニングロック!」

出てきたと同時に海面を凍らせ、トールシャークの動きを封じ、海面を凍らせて出口を封じる。
だが、出口が封じられたと知るや否や浮遊魔法を使い、浮かぶ。

マールーシャ「出口を封じたか……アルストロメリア!」

『Death,Countdwon』

浮遊魔法を使った直後にマールーシャがトールシャークの耳元で呪詛を囁く。その瞬間トールシャークの頭上に『5』の数字が現れる。
一方でトールシャークが地上に引きずり出されたと同時に配下のミョルニルシャークが数十匹現れた。

プレシア「マールーシャを筆頭に地属性を使える人はトールシャークの討伐に当たって!雷属性を吸収するから、雷系の術技を使う人はミョルニルシャークの討伐を!」

プレシアが上げた指示に従い、それぞれ行動に移る。

シリカ「背中は無理です!硬すぎて攻撃が通りません!」

ユーノ「僕とシリカが空で囮をするから、3人は攻撃を!」

硬い氷の鎧に攻撃は効かないと判断し、上空から攻撃して注意をひきつける。
すぐにトールシャークが上空の2人に向かって鋭い牙で噛み付いてくる。

マールーシャ「ダンス・マカブル!」

ユウ「ガイアソード・ロックジャベリン!」

アルフ「バリア・ブレイク!」

トールシャーク「ガアアアアアアア!!!」

激戦の末にトールシャークを撃破。相手が気絶している間に流氷のマテリアを獲る。

フェイト「ほんのり冷たい……これがマジックアイテムの素材ね」

シリカ「前にリズさんが使ってたけど、氷属性の能力が上昇して、ウンディーネには必須アイテムらしいですよ」

イサラ「休憩は後です。まずは帰りましょう」

QUEST5:マジックアイテムを生成せよ!その3 ( No.540 )
日時: 2014/12/09 19:54
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: S5DpgI4u)






調査班


ウィズ「さて、そろそろこっちも情報収集を始めるぞ」

ミサキ「ゼクシオン、デバイスの調子は?」

ゼクシオン「ばっちりです。管理塔の情報もこっちから受け取ってすぐに位置が割り出せました」

一方、調査班はクリートの経営する企業の本社ビルがある街に来ていた。
ビルの周辺にはインテリア系の店が並び、上質なインテリアが栄える。

ディアーチェ「なんだ?マジックアイテムが一つも無いぞ?」

ゼクシオン「いえ、本業は家具系の制作を行っているみたいです。マジックアイテム系は寧ろサブで、3桁の社員の中でも社長を含めた十数人しか作業に当たれないそうです」

ディアーチェ「たった十数人か。それなら本業にこぎつけるだけでも一苦労であろうな」

ユイ「ですね。って、ツヴァイと先生はどこに行ったんですか?さっきから姿が……」

志木「すまんすまん!待たせてしもうた!」

ウィズ「ったく、一体どこに……」








志木&リイン:某世直しの旅をする隠居の時代劇31部に登場する強力(ごうりき)忍者と連れている少女の服。



ミサキ「不審者を届けたよー(近くの交番に連行」

志木「待て待て待て待て待て!いきなり何をする!?」

ツヴァイ「リイン達も調査するんですー!」

ユイ「だったらその衣装は止めて下さい。つか、時代考慮して下さい」

そりゃそうだ。志木はともかく、ツヴァイは意味も知らずに悪乗りしているだけであるから性質が悪い。さっさと服を換えさせる。

志木「すまぬすまぬ。こっちでどうだ?」



志木&リイン:某時代劇の浪人とその子供の衣装。



ウィズ「そこの2人、いい加減にしないと本気で連行するぞ(・ω・#)」

志木&リイン(´・ω・`)

バカ2名は置いといて、改めて捜索を開始する。
聞き込みやレキシコン・ファントムを使って企業やそれに関係するニュースを調べてみる。

ゼクシオン「あ、これを見てください」

リイン「えーっと……『X交差点で玉突き事故発生。事故原因は突然赤信号に変わり、運転手の対応が遅れた為であると推測。幸いにもこの事故での死傷者は出なかった』これってこの辺りですよね?」

ユイ「あ、怪我人の中にある企業の制作班の人もいます」

事故のニュースらしい。時期は3週間前であり、更に遡ってみると同じ様な事故がいくつもあった。

ゼクシオン「……ファントム、ここ半年の品評会のと事故の時期を照らし合わせてくれますか?」

『Yes.』

何かに気付いたゼクシオンがデバイスに事故と品評会の時期を合わせてみる。
数十秒後、データを集計した結果が現れる。

ミサキ「こっちは大体終わったよ」

ディアーチェ「最も、それらしいのは点で見つからなかったが……って、どうした?」

情報収集から帰ってきた4人も、ベンチでデータ集計を終えた直後の3人に合流する。
ミサキがゼクシオンのデバイスの画面を覗く。

ミサキ「これは……事故と品評会の時期?」

ディアーチェ「いやに時期が重なっているな……例の妨害と関係があるようだな」

志木「とはいえ、これだけでは有力な情報とは言えぬ。他に何かあればいいんじゃが……」

?「誰かー!そいつを捕まえてくれー!」

いきなり誰かが声を張り上げる。何事かと声のするほうを向くと、カバンを抱えた男が駆け足でこちらに向かって来るではないか。
恐らく逃げた男は引ったくりなのだろう。とにかく警察に連絡を……


バキャッ!(ウィズ氏がひったくりの首に上段回し蹴りを決めた音)


訂正。一撃でひったくりを倒しちゃいました。あ、警察に連絡と言ってもウィズも警察だったっけ。ディメポリだけど。

ディアーチェ「見事に一撃で倒したな;ほれ、カバンだ」

男「助かった。中身は……よし、全部ある!」

ミサキ「にしても、何でそんなものを狙って……?」

男「そっか。それじゃあ……向こうで話を。そっちのほうがいいだろうし」

男が辺りを見渡し、近くのファミレスに案内していった。


QUEST5:マジックアイテムを生成せよ!その4 ( No.541 )
日時: 2014/12/09 20:09
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: S5DpgI4u)



招雷の遺跡


アイチ「ここが2つ目のアイテムが取れる所……」

キリト「向こうの山で雨みたいに雷が降ってるぞ」

招雷の遺跡に訪れた一行。ここで紫電の糸を入手するのだ。

クリス「ここは昔、雷を糸にして布を織る技術があったらしい」

リインフォース「雷の糸?聞いた事無いな」

シャマル(グ)「この地域を治めていた長が、儀式のために羽織っていたみたい。今はその装置だけが働いていて、そこでアイテムが手に入れられるのよ」

シグバール「ひとりでに?落雷のショックで動き出したのか?」

コーリン「推測は後。まずはその装置と糸を捜しましょう。ユキが先に行って大抵の罠を解除しているわ」

早速コーリンを筆頭に遺跡の中に入る。が……

アイチ「あの、なんで僕の腕を掴んでるんですか?」

コーリン「罠に掛からないようによ。パーティ分断に時間をとられる訳にいかないでしょ」

シノン「……」

がしっ(シノンがアイチの腕を掴む)

アイチ「ちょ、シノンさん?」

シノン「パーティ分断の阻止だからね」

シノン、お前もか;
とにかく先へ進み、紫電の糸を捜索する。

ディオス「うおっ!槍が出てきたぞ!」

クリス「これが例の罠か。他にもまだあるから気をつけろ」

数百年前の侵入者避けの罠も誤作動無く起動している。歩いている途中で既に起動した罠も見かける。恐らくユキが起動させたのだろう。

ユーリ「けど、このダンジョンの地下ってかなり複雑ですね。モンスターも人造物系が多いですし、骨もちらほら……;」

クリス「魔物や盗掘団の成れの果て、らしいな」

リーファ「下手をしたらあたし達も仲間入り、ですか?」

縁起でもない言葉を聴いたユーリは顔をしかめながらも休憩と手頃な石に座る。
しかし次の瞬間、入ってきた扉が閉まって分断される。

リーファ「え!?ちょ、何?!」

キリト「おい、どうしたんだ!?いきなり扉が閉じたぞ!?」

ユーリ「まさか、私が罠を起動させたんじゃ……;」

紫天の盟主が顔を青くして呟いた直後、天井にトゲが飛び出し、そして一気に下がってきた。


ズガァン!


キリト「スグ!?」

アイチ「クリスさん!?」

リインフォース「ユーリ!?」

轟音の直後に閉じた扉が開く。が、そこに3人の姿は影も形も無い。
まさか潰されたのでは。そう思った一行だったが、罠のある部屋の外に脱出マジックで使われる箱がある事に気付く。

シグバール「なんだこりゃ?」

ユーリ「ごわじででぐだざい……」

中からユーリの言葉がそんな事を言う。言われた通りに箱を破壊すると、中からユーリ達が出てきた。

シャマル(グ)「いつの間に!」

ユーリ「トリックマジック、パニックエスケイプ……何とか脱出できました……;」

アイチ「それでよく脱出できたね。あれって大人一人分しか出来ないんでしょ?」

ユーリ「無理矢理押し込めて何とか……;でもぎゅうぎゅうで潰されるかと思いました;」

3名除く全サイド「……あぁ、なるほど」

クリス「お前ら、俺を見るな(・ω・#)」

無理も無い。クリス(グレイディアさんはバイオハザードの方)はかなり体格がでかい。大人一人分と言っても一般的な体格の大人だ。その体格ゆえに「ゴリス」なんて呼ばれてるしwww。
ともかく助かった3人と合流した一行は更に奥へと進んでいく。

ユキ「みんなー!うーうー!」

コーリン「ユキ!」

先行していたユキがアイチ達と合流してきた。
飛び跳ねてコーリン達の元に来る。一応彼女はボスが待ち構えているエリアには立ち入らないよう言っておいた。現に待ちわびていたように見えた。

キリト「この先がボスか。皆、準備はいいな?」

ユキ「この先、すっごい大きな竜がいたよー!」

リーファ「は?」

入る直前、ユキがわけの解らない事を言う。普通、ガーディアンと言うのは普通、分厚い鎧に身を包んだ騎士風のモンスターであるのが定番である。
その言葉に首を傾げつつ最終フロアに入る。


















待ち構えていた魔物:黒金の鎧で全身を覆ったドラゴンと数十体のゴーレム。

ユキ以外全員()            °Д°

待ち構えていた竜に全員お顔ドコー状態。え?ヘル・ガーディアンなのに?

アイチ「え?何なのあれ?ドラゴンだよね?ガーディアンどこ?」

コーリン「まさかの掟破り!?普通、ガーディアンって人型でしょ!?」

シグバール「そんな事言ってる場合かぁぁ!!あいつ、ヤバイ魔法を唱えてるぞ!」

シグバールがツッコミを入れてる間にヘル・ガーディアンがグランドダッシャーを詠唱する。

クリス「とにかく奴を倒さなければ糸は手に入らない!奴を倒すぞ!」

シグバール「ったく、傍迷惑にも限度ってもんがあるだろうが!アテル!」

『Ready.』

戦闘開始するや否や、シグバールが黒色のガンアロー型のデバイスを出現させて銃撃を放つ。

クリス「シャマルととシノンは俺と共に銃で援護!アイチ、キリト!お前らは雑魚ゴーレムを頼む!(レイジングストームで発砲」

シノン「了解(ヘカートⅡを展開」

シャマル(グ)「はい!(グロック17を構える」

リーファ&キリト「いや、待て待て待て待て待て!!」

シャマル(グ)が銃を装備した瞬間、桐ヶ谷兄妹からツッコミを入れる。
おい、突っ込みの勢いでシャマルが倒れたぞ。

リーファ「ちょっと待って何持ったの今!?」

シノン「お、グロック17?結構マイナーなものを使ってるのね」

キリト「使ってるのねじゃねぇよ!何で平然と解説できるんだ?!つか、それどこで手に入れた!?」

シャマル(グ)「どこでってラクーンシティでですよ?(死者の町の記録参照」

キリト「平然と答えるな平然と!!」

ツッコミの言い合いをしている最中にもヘル・ガーディアンは爪でギャースカ言い合っている一行を切り裂こうと振り下ろす。

シャマル(グ)「危ない!ランパート!」

攻撃に気付いたシャマルがクラールウィンドをシールドフォームに変形。真正面の攻撃をシャットアウトする。

ザフィーラ「もう原形とどめてないな;」

キリト「全くだ;」

クリス「言いたい事は山々だが、とにかくあいつを倒すのが先決だ!グランドダッシャー!」

リーファ「エアスラッシュ!」

ディオス「蒼破刃!」

クリスとリーファ、ディオスが応戦するが、ヘル・ガーディアンは羽ばたいて回避する。

シグバール「あの野朗、見かけ以上に早いな……あの機動力を何とかしねぇとろくに迎撃できねぇぞ?」

シャマル(グ)「せめて、羽をどうにかしないと……」

ユキ「動きを封じるの?だったらユキがやる」

ユーリ「私にも方法があります。お願いできますか?」

何か策があるのか、2人が前に出る。強力な魔法の上に飛行するのであればきりが無い。ここは一つ掛けてみることにしよう。
それをクリスが許可するとユキがアイチの元へ駆け出した。

ユキ「アイチ!」

アイチ「うん!しっかり掴まってよ!」

真意を読み取ったアイチが逆立ちしてから回し蹴りをする。その脚の片方にユキが飛びつき、タイミングを合わせて蹴りを放つと同時に飛び上がる。
空中に飛び上がったユキは、袖から水風船と苦無を取り出して羽に投げつける。

ユキ「氷遁:縛氷の術!」

的中して印を結ぶと水風船が直撃した羽が凍りつき、バランスを崩したヘル・ガーディアンが落下する。

ユーリ「魄翼造形:束縛のヴァルゴ!」

落下した所に、ユーリが魄翼で造ったいくつもの鎖がヘル・ガーディアンを縛り、動きを封じる。

クリス「チャンスだ!畳み掛けるぞ!グランドダッシャー!」

シャマル「シルフィーネ!」

ディオス「爆火猛崔襲!」

ヘル・ガーディアン「グォアアアアアア!!!」

拘束した所に連続で攻撃を放つ。だが、すぐに鎖を引き千切り、氷を吹き飛ばした所を見るとあまり効果は無いように見える。

シノン「……ん?ねぇ、あいつの胸に光ってる宝石があるわよ?」

コーリン「……確かにあるわね。ひょっとして、あれが弱点?」

クリス「そう見て間違いないな。よし、銃の使える奴は俺の合図で一斉攻撃だ!」

アイチ「なら、僕達が狙いやすいようにします!ディオスさんも手伝って!」

ディオス「ああ!」

ザフィーラ「援護するぞ、アイチ!」

弱点が判明した事により、ゴーレムを全て片付けたアイチとザフィーラがすぐに行動する。
まず、ザフィーラが鋼の軛で壁に足場を作り、それをディオスとアイチが上っていく。
その隙にコーリンはを、リインフォースはへクサー、ヴェアヴォルフを、ユーリはターコイズ・ビーストテイマーVFグローブに読み込ませる。

ユーリ「封じの氷鎖!」

コーリン「ホーリーサンクチュアリ!」

まずユーリが氷の鞭でヘル・ガーディアンを封じると同時にステータスを下げ、コーリンが銃を使う4人に攻撃力上昇魔法を発動する。

『Blase,upper.』

『Werwolf,strike.』

アイチ「臥竜アッパー!」

ディオス「虎牙破斬!」

動きを封じられた事で更に顎からの一撃で上を向く。

クリス「今だ!全員掃射!」

ヘル・ガーディアン「グゥオアアアアアアアア!!!」

トドメの一斉掃射で宝石に大ダメージを喰らい、ついにヘル・ガーディアンが機能を停止した。

シグバール「漸く止まったか。つか、ここが最後だろ?糸を作ってる部屋なんて道中見かけなかったぞ?」

ユキ「うりゅ?ねぇ、体の中に何かあるよー」

キリト「ん?これは……」

倒したヘル・ガーディアンの宝石の填めた胸が取れ、中が見えるようになる。そこからは捜し求めていた紫電の糸が大量に見つかった。

リーファ「なるほど、角から得た雷を体内で糸と絡め、そして胸から紫電の糸を取り出していたんだ」

クリス「確かに紫電の糸は当時は貴重なものだ。他の民族からも狙われていただろう」

シグバール「つまり、コイツは糸の保管と生産、ついでに多種族からの防衛の3つを担っていたってハナシか?」

アイチ「これで手に入れたって事ですね。では、戻りましょう!」

QUEST5:マジックアイテムを生成せよ!その5 ( No.542 )
日時: 2014/12/09 20:16
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: S5DpgI4u)


ウィズ「さぁて洗い浚い吐いて貰おうか」

ディアーチェ&ゼクシオン「ここで取調べするな(・ω・#)」

ファミレスで男から事情を聞いてもらう事となった調査班。
因みに話を聞くのは上の3人と志木。残りの3人はちゃっかりくつろいでいます(ツヴァイの保護を兼ねて)。

メイカー「俺はメイカー・クリート。FNを聞けば解るだろ?」

志木「わしらが調とるクリートと同じ名じゃな。息子か?」

メイカー「あぁ。その通りだ」

ゼクシオン「『フォーゲ氏は息子の家出に対して、「ナイアガラの様に愛情を惜しみなく注いだのにどうしてこうなったOTL」とコメント』新聞にもありますね」

ディアーチェ「待て待て、どんな愛情表現だ。ナイアガラって毎分何立方メートルの水が流れ落ちると思っている」

ゼクシオン「毎分11万立方メートルもの愛情にうたれたて平気な人間はいません」

多分、親バカすぎる親に嫌気が刺しての家出だろう。それが新聞に出てるってどんだけオーバーなんだ。

ウィズ「で、その親バカがお前に何を指示した?」

メイカー「親父から電話があったんだ。『最近私の周りで奇妙な事が起きている』ってな。その後で親父の企業が参加した品評会の日や準備期間に事故が起きているのを知った」

志木「それで、そのカバンの中身はなんじゃ?」

メイカー「親父側で集めた情報だよ。証拠になりそうなものも幾つかあったから、俺の家で調べようとしたらひったくりに遭って今に至るって訳だ」

ディアーチェ「話からその男、黒幕がよこしたのだろうな。いたのなら証拠になれるのだが……」

ウィズ「そいつなら近くの交番に渡したぜ。一通り終わったらこっちに引き渡してもらうか」

どうやら一連の事件はフォーゲ氏とは別の人物が動いているらしい。
バッグは無事に証拠品となる素材があるので、早速ゼクシオンがデバイスを使って情報を調べていく。

ユイ「でも、そうなると誰が犯人でしょうか?」

そこに、取り調べている4人の後ろの席からユイが顔を乗り出して質問する。

メイカー「心当たりなら、親父の執事で制作班班長のフェイク・ライアーが怪しいな。それに親父が紅蓮の魔石がどうとか言ってたな」

ユイ「紅蓮の魔石?それってママ達が向かってる爆炎火山じゃないですか!」

なんと、メイカーの心当たりとアスナ達の向かった場所が一致していた!最悪彼らと鉢合わせする可能性が高い……!




爆炎火山


一行「暑っ……;」

最後のアイテムである紅蓮の魔石を求めに訪れた一行。
常に噴火状態にあって全員高熱でダウンするのも——










千鶴「おーい!早くしてよー!」

ロクサス「早くしないと置いてくぞー?」

レオン「……」

訂正。3名は全然元気でした。

白雪「3人とも良く平気だね。特に千鶴さんは殆ど私服だし;」

アリサ「まぁ元は封竜だからここは平気だからね」

ともかく、こんな所でへばっている場合ではない。一刻も早く魔石を入手しなければならないのだ。
先に進んでいるロクサスに続き、シグナムとなのは、クルトが手早くモンスターを退治していく。

ロクサス「はっ!やっ!せやっ!」

シグナム「はっ!鬼竜一閃!火遁:火竜手裏剣!」

アリサ「瞬炎刃!炎皇爆破!」

クルト「フリージングエア!」

着実にモンスターを倒していき、奥へと進む一行。広い荒地に着く。

カムイ「で、その魔石の採れる最奥ってどこだ?」

フェイト(グ)「ここからだと……北の辺りがよく採掘できるの」

はやて「ふーん。あ!あんなところに人がおるよ!あの人に聞いてみたらええかな?」

ふとはやてが人を見つけたらしく、その人物に話を聞いてみる事にする。その間にフェイト(グ)はある質問を。

フェイト(グ)「ところで、なのはは何しているの?」

なのは(´・ω・つ)⊂←フェイト(グ)の背中にしがみ付いている。

シャマル「ごめんなさい!なのはちゃん、こっちのフェイトちゃんと別れて行動する事になっちゃったから多分その所為で……」

長らくフェイトと離れていた為、同一人物にしがみ付きたくなったのだろうか。迷惑にならないよう手早く引き剥がす。

なのは「だって、プレシアさんと一緒なんて何をされるか心配で……」

エミ「だからってしがみ付いちゃダメでしょ;」

はやて「おーい!この人、奥への道を知ってるってー!」

ヴィータ「本当か?ありが……」

やんややんやと会話しているうちにはやてが人を連れて帰っ——






はやてがつれている人:シュヴァヴォ(バイオ6のあれ)


ヴィータ&シグナム「主支援アターック!!」

シュヴァヴォ「ウボァーーーーー!!!」

2人の騎士の一撃で吹っ飛ばされたシュヴァヴォはそのままマグマの川へダイブ♪

はやて「なにするんや!見た目が酷いからって殴り飛ばす事あらへんやろ!」

ヴィータ「何で気付かないかな!?ゾンビを何で判断してたのさ!?」

シグナム「一つ聞きたいですが、主が知るゾンビって何ですか?」

はやて「えーっと……きちっとした服を着て、青紫の肌をしてて、薔薇を持ってる……」

ヴィータ「思いっきりロマリオじゃねぇか!!」

ラクーン生還者さん、頼むからこの子に本当のゾンビって奴を教えてあげてください;







がんっ!


フェイト(グ)「いたっ!」

ロクサス「どうした?」

クルト「何だ?通れないぞ?」

ロクサス「俺は普通に通れるぞ?」

はやて「私も無理やで?」

カムイ「何だ?ここから先は通れなくなってるぞ?」

どうやらここから先へ通れなくなっているようだ。周りには壁になるようなものは無いが、目の前に壁があるように先に進めない。
不振に思っていたが、良く探して見ると、通れない場所の空中に何か書いてあった。

レオン「これは……封呪術式結界か!」

シャマル「封呪?結界の基礎となる術式は知ってるけど」

レオン「解りやすく言うと、その術式を少し弄って設定した条件に当たる者を閉じ込めてしまう結界の一種だ」

クルト「なんて書いてある?」

アリサ「えーっと……」



※以下の条件に触れし者、この結果の立ち入りと通過を禁ずる。


1:人間。種族は問わない。


2:魔力を持つクローン及びプログラム。


3:ラクーンシティに足を踏み入れた者。



※ただし、以下の条件を満たす者はこの結果威を通り抜けられる。


1:惑星クレイのユニットに憑依された人間。種類は問わない。


2:人間以外で魔力を持つ者。




まさかの妨害!?

QUEST5:マジックアイテムを生成せよ!その6 ( No.543 )
日時: 2014/12/09 20:18
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: S5DpgI4u)


なのは「許可条件もあるの?」

レオン「欠点はそこだ。これは応用は利くが地面や壁に術式を書いて発動するもの。空中では使えないし、許可条件が優先されるから使い勝手も悪い。範囲も書いた線とその内側しか発動しない。葛木と先導とバニングスは先に行け。シャマルは俺と一緒にこれの解除を」

シャマル「了解!」

アスナ「私も。元は」

エミ「それじゃあ早速……」

カムイ&アリサ「憑依!」

早速エミとカムイとアリサがパシフィカ、ジェノサイド・ジャック、ユウゼンをデバイスにセット。3人の背後に光の結晶として現れた3体のユニットが彼らと重なる。

クルト「……おい?」

エミ(パシフィカ)「大丈夫。憑依は成功しているから」

カムイ(ジャック)「ああ。先導者との憑依はそう負担もデメリットも無いからな」

アリサ(ユウゼン)「しかし、3人となるとちょっと不安だな。あと一人は……」

アリサに憑依したユウゼンがあと数人は欲しいと辺りを見渡す。ふと白雪に目が留まると、彼女に質問する。

アリサ(ユウゼン)「おい、お前属性は?」

白雪「え?炎だけど……」

アリサ(ユウゼン)「武器は?」

白雪「銃器以外色々。特に刀が多いかな?」

アリサ(ユウゼン)「そうか……」


—しばらくお待ち下さい—


白雪「って、何でいきなり縛られてるの!?」

エミ(パシフィカ)「先導者でなくても同じ属性だから負担も軽いって。大丈夫だって」

白雪「大丈夫要素どこ!?」

カムイ(ジャック)「とにかく腹を括って受け入れろ」

白雪「括れってそんないきな(強制終了」

この数秒後、爆炎火山から少女のものとは思えない悲鳴が雷のごとく轟いた。

クルト「……おい、大丈夫か?」

白雪(サーシャ)「何が?(*´∀`*)」

アスナ「わぁ、すっごい笑顔;」

アリサ(ユウゼン)「まさかここまで奴に適合するとは思わなかった;さすが星枷;」

適合した事により白雪に憑依したサーシャはあまりの居心地のよさに踊りだし、他の面々は思わず引いている。

白雪(サーシャ)「あー、こんなにあたしに適合するなんて思わなかったわー。刀もいいもの持ってるし、世界って広いねー!」

レオン「そ、そうか;とにかくお前達は先行しろ」

解除に当たったレオンに言われ、憑依状態となった者とロクサスとアスナが先に向かっていった。

はやて「……あれ?シグナムとなのはちゃんは?」

クルト「フェイトもいなくなってるぞ?」





アリサ(ユウゼン)「で、何故にお前たちがいる?」

なのは&シグナム&フェイト(グ)「すみませんでしたOTL」

100Mちょっとを進んだところで妙な事に気づいたユウゼンが尋ねた所、なのは、フェイト(グ)、シグナムが正座させられていた。

エミ(パシフィカ)「シグナムはともかく、フェイトちゃんやなのはちゃんまで憑依してたなんて;

なのは(しふぉん)「なのはちゃんの顔を久しぶりに見たくなっったのですが、何か困っていたので;」

シグナム(タマモ)「ちょっと覗いたら面白いのを見つけたので」

どうやら自分のユニットに憑依されていたらしく、自分の意思とは違っていたらしい。

フェイト(グ:アリシア)「妹に会おうと思ったので」

アリサ(ユウゼン)「ったく……;とにかく俺とパシフィカは憑依を解除しろ。千鶴もな」

白雪(サーシャ)「えー?いやよ、こんな適合した身体を離れるなんて」

アリサ(ユウゼン)「もうこのバカは放って置くか」

千鶴さん、どうやら完全に気に入っちゃったようです。とにかく彼女以外の全員が憑依を解除する。

フェイト(グ)「あれ?私なんでこんな所に?」

なのは「憑依してたっけ?」

シグナム「またかOTL」

憑依を解除した所で再び進んでいく。そしてついに最奥までたどり着いた。
だが、先頭を進んでいた白雪が突然岩陰に隠れる。

ロクサス「どうした?」

白雪(サーシャ)「誰かいる。一人や二人じゃない、20人はくだらないけど、人の気配がやけに少ない……」

こっそりシグナムが奥を見てみると、数十人の中の過半数が人と呼ぶには余りにも異形な姿をしている。その姿に烈火の将は見覚えがあった。

シグナム「どうやらあれはプラーガらしいな。それに向こうはリッカー……ハンターまでいるのか?」

なのは「B.O.W.が何でこんな所に?しかもあんなに」

フェイト(グ)「そんな事言ってる場合じゃないよ。奴らがいるところって紅蓮の魔石が採れる場所だから何とかしないと……」

どうやらアイテムは生物兵器が群がっている所が一番取れるらしい。このままでは最悪根こそぎ取られてしまう可能性もある。
そんな時、突然何体かのリッカーがこちらに舌を伸ばしてきた。

アリサ「やばっ、気付かれた!」

シグナム「あれは我々が引き止める。お前達はその隙に」

白雪(サーシャ)「ちょ、アリサが行くならあたしも!」

アリサ「ううん。千鶴はエミ達の護衛に周って。あたしもあんたらに守ってばっかじゃいられないし」

心配する千鶴にアリサは心配無いとなだめる。
そしてタイミングを見計らい、一気に5人がリッカー達の元に飛び出した。

黒服A「おい、誰か来たぞ!」

黒服B「あれは無境館の奴!封呪術式結界を乗り越えたのか!?」

5人に気付いた黒服が拳銃を取り出して撃とうとする。その直前にカムイとシグナムが高速で駆け込み、レヴァンティンとアルカナロードで拳銃を叩き斬った。

黒服s「い!?」

シグナム「大人しくしていろ」

カムイ「3人とも、こっちはOKだ!そっちはどうだ?」

なのは「こっちは平気!フォルムセット、『タイプ:ろりぽっぷ』!」

アリサ「セット!ユウゼン、テリークロス!ブレイズガトリングアッパー!!」

ロクサス「スライドターンからの……ソニックレイド!乱れ撃ち!」

生物兵器相手に3人も応戦する。
なのはは『バトルシスターろりぽっぷ』を読み込ませて魔力の巨大鉄球を生成してプラーガに叩きつけ、アリサはテリークロスとユウゼンを読み込ませたスカーレットアイズが武器腕となり、アッパーカットを放って生物兵器を吹っ飛ばす。
反撃に出たスカルミリオーネがロクサスを襲うが、滑る様に背後に回って2つのデバイスで斬り裂いた。

スカルミリオーネ「アァァ……!」

アリサ「やばっ……!そっちに1体来たわ!早く——」


斬斬斬!

ドスドスドスッ!!

ズドンズドンズドン!!!


白雪(サーシャ)&アスナ&フェイト(グ)「邪魔!!」

アリサ「うわっ……一撃で……;」

どさくさにまぎれて採掘班を襲ってきたスカルミリオーネを一瞬のうちに捌いて活造りにしてしまった。あ、まだ動いてる。

エミ「何か、やられるほうがかわいそうに思えてきた;」

それから5分後、結界を解除しているレオン達がやってきた。

レオン「派手に暴れたな。魔石は?」

アスナ「大丈夫。ばっちりゲットできたよ!」

白雪(サーシャ)「ついでに妙な黒服も捕まえといたよ。誰かに頼まれたみたい」

黒服も気になるところだが、これで3つのアイテムが全て揃ったのだ。黒服を連れ、急いで帰っていくのであった。




何とか揃った!

QUEST5:マジックアイテムを生成せよ!その7 ( No.544 )
日時: 2014/12/09 20:24
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: S5DpgI4u)




リズベット武具店前


グレイディア「大丈夫かなあいつら……」

リズベット「大丈夫とは思うけど、遅いわね……」

全員「お待たせして悪かったなああああー!!!」

リズベット「ぎゃああああ?!あんたら、大丈夫なの!?」

ディオス「大丈夫だ!それより急げ!」

キリト「こっちも集めたぞ!」

リズベット武具店に仲間達がアイテムを持って到着した。同時にキリト達のほうも合流する。勿論、素材アイテムをたっぷり集めて。
すぐに持ってきたアイテムを工房に運び、マジックアイテムを生成していく。

グレイディア「まずは魔石を研磨しろ!そっちの素材は宝石の周りの装飾にぴったりだ」

プレシア(グ)「糸はつむいでからじゃないと意味が無いわ。普通の方法じゃ雷の魔力を逃がしてしまうから気をつけて!」

フェイト(グ)「マテリアの加工は任せて!」

琴葉姫「他のアイテムも使えますか?よかったら分けます!」

急ピッチでマジックアイテムの生成を急ぐグレイディアサイド。
リズベット達も生成を手伝い、急ピッチでアイテムを完成させた。

グレイディア「出来た……!」

ロクサス「これがマジックアイテム……!早く届けよう!闇の扉を開けるから、そこを経由してってくれ!」

出来上がりと同時にスタンバっていたⅩⅢ機関が闇の扉を開き、グレイディアと白雪(サーシャ)を含めた6人が扉に入っていった。
その数秒後に地平線から幾つもの黒服がこちらに向かってくるのが確認される。恐らくは自分達を狙おうと企業が仕向けてきた連中だ。

プレシア(グ)「来たみたいね」

フェイト(グ)「直前に出来上がってよかった…」

フェイト「母さん、皆、準備はいい?」

アルフ「勿論だろ?」



ディオス「グレイディア、足りるか解らないがあんたの借りはここで幾つか返してもらうぞ……!」

メルティア「そうね。暴れるにはもってこいの相手かしら?」

リインフォース「誰かを幸せにする、そういうのは彼も入るのだろ?」

ヴィータ「あたしらは関係ないけど、あの時みたいに暴れてやるか」

キリト「今度の相手は人だから、抵抗感も薄れるだろ」

アスナ「そうだけど……それは言わないで;」

なのは「あはは……;でも、きっちり足止めしないとね!」




はやて「正直人を傷つけるのは、ちょお嫌やけど、人様に迷惑かけるんやったら容赦せぇへんで……!」

シグナム「無理をなさらずに。我々も全力で迎え撃ちます」

シャマル「回復の方は任せて。ザフィーラ達は防御をお願い」

ザフィーラ「任せろ」

シャマル(グ)「連戦か……でも、ここで頑張らないと苦労も無駄に終わっちゃうよね?」

クルト「その通りだ。総員、何としても足止めさせろ!」

残った者達は武器を構えたり魔法の発動をする。何が何でも届けさせる……!




ユウ&アイチ「じゃあこっちも「うるせー!性別偽装詐欺ー!とっとと性転化剤飲んで一生メイドになってろー!」


暫くお待ち下さい。


ユウ「ったく、人を見た目でしか判断できないなんて寂しいな」

アイチ「全くです。見た目じゃわからない事もあるってのに……」

襲撃者「あがが……(ズタボロ」

残った人達(((;°Д°)))gkbrgkbr……










???「なるほど、証拠は既に奴らの手の内ですか。任せた男も警察へ連行。火山のB.O.W.も全滅……」

別の場所では部下からの報告にある人物が苛立っていた。机には例の3種類のアイテムが転がっており、紅蓮の魔石を手にして歯軋りを立てる。

???「最悪私が手を下す必要になるでしょう。闇の扉を使う可能性が高いので、ルート確保を頼みますよ」

指示を出すとアイテムを別の場所に送って自分も部屋を後にした。廊下の影で、その人物を見ていた別の誰かに気付かずに。


いよいよクライマックス。

QUEST5:マジックアイテムを生成せよ!その8 ( No.545 )
日時: 2014/12/09 20:31
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: S5DpgI4u)


ロクサス「着いた!」

シグバール「会場の座標と合わせておいた。直進すればすぐだぜ」

会場前に到着した一行。あとは制作したアイテムを会場へ運ぶだけだ。
だが、あと少しというところでマールーシャが足を止める。

マールーシャ「ちょっと待て!真上から何か来る!」

真上から接近していることに気付いた一行は戦闘態勢に。上空から巨大なドラゴンが現れる。
だが、その見た目は……


















KH2のゼムナス戦の最初あたりに出る竜の城だった。


マールーシャ&シグバール(2.5が発売されたからここまで出張か!?)

フェイク「図に乗るのもそこまでだ!あのお方の命でグレイディアの妨害をしてきたが、よもや他のチームと手を組むことになったとは……!せめてアイテムだけでも届けないようにしてくれる!」

グレイディア「あれ?コイツフォーゲルん所の執事か?」

フェイク「ああそうだグレイディア!妨害をしたのに……!」

グレイディア「やっぱお前達の仕業か!仮にそんな方法で優勝しても本当の勝利じゃない!」

フェイク「黙れ!企業の勝利ならば手段は選ばん……!お前の所から奪ったアイテムを使ってもなぁ!」

コクピットからボタンを押すと、口からレーザーを発射する。
と言うか、今フェイクは何て言った?奪ったアイテムを使って……?

白雪(サーシャ)「コイツ、グレイディアさんのアイテムを奪ったのか!?」

フェイク「その通り!あのアイテムの中で特に紅蓮の魔石はこの装置の最高の適合値をたたき出した!最も、これを見せられなかったのは残念だったがなぁ!」

シグバール「ついでに見た目もうちから盗ったってハナシか?ゼムナスが黙っちゃいねぇぞ、がむしゃら行進曲ⅩⅢ機関コーラスバージョンで行進してくるぞ!!」

ロクサス「何か矛先違くね?」

突っ込みに矛盾点があるが、勝手に使ったアイテムに怒りを覚えた彼らは巨大ドラゴンと戦闘に入る!

ロクサス「ジャッジメントラッシュ!」

マールーシャ「ストライドエッジ!」

シグバール「ガトリングチェンジ!撃ちまくるぜぇぇぇ!」

白雪(サーシャ)「爆煉刃!」

フェイク「甘いわ!」

見た目はKH2のラスボス風だが性能は段違い。攻撃を防ぐやいなや素早くビルの残骸を亜空間から引っ張り出して投げて攻撃し、避けた所をレーザーで追撃し、最後に紅いレーザーを大量発射!

ロクサス「うわっ!」

マールーシャ「ロクサス!」

フェイク「他を心配してる場合か!」

シグバール「動き回るな!照準が定まらない!」

白雪(サーシャ)「コイツ、ゾンビよりタチ悪いわよ!」

途轍もない攻撃に一方的に体力が削がれていってしまう。
そして会場に向かうグレイディアに矛先を向ける。

マールーシャ「やばい、あいつグレイディアさんのほうへ……!」

フェイク「コイツの手にあるアイテムを消せば我が企業の勝利は確実だ!」

完全に勝利を確信したフェイクがグレイディアに向けてレーザーを放とうと攻撃しようとしたその時……!



ドガァァン!!!


フェイク「何事!?って、右翼と右エンジンと動力が潰されたああああ!?」

突然の爆発と同時に右翼と右エンジンと動力が同時に破壊された。バランスを崩すも、何とかサブ動力を起動して空中に留まる。

ミサキ「あんたたち大丈夫!?」

マールーシャ「戸倉!今の、お前たちか!?」

ディアーチェ「まぁな。志木が動力を潰したから碌な攻撃はできぬぞ!」

グレイディア「助かった!じゃあ一発頼む!」

一瞬の隙を逃さず、全員最大必殺技を放つ!


ロクサス「アッシュ・オブ・ラグナロク!」

マールーシャ「スカーレット・リッパー!」

シグバール「シルバーホーネット!蜂の巣ってハナシだあああああああ!!!」

白雪(サーシャ)「封竜点睛!焼き尽くせぇぇぇぇぇ!!!」

ディアーチェ「紫天に吼えよ、我が鼓動!出でよ巨獣、ジャガーノート!!」

フェイク「ちょ、サブエンジンまで壊れた!」











ミサキ「迷惑掛けた分、きっちり受け取ってね?サジタリウス・ストライク!!」


必殺技によりついに陥落。兵器は爆発し、搭乗者は悲鳴を上げながら星になった。
アイテムが兵器に使われた以前の問題も色々あった気がするが、とにかく今は会場へ急がなくては。





グレイディア「すみません、遅くなりました!!」

審査員長「グレイディアさん!まだ時間はありますから早く!」

時間ギリギリで物資を届けるのに成功し、これですべての依頼をクリアした。
急いで受付を済ませるとグレイディアは会場へ。あとはあの力作がどう評価されるか……!














司会「続きましてエントリー№015、グレイディアさんのフレアリングと蒼雷の首飾りです!」

ついにグレイディアのアイテムが発表される。内容は炎魔法強化と氷・雷属性への耐性強化を主に作り出したアイテムだ。
審査員達は丹念に鑑定し、そして席に戻った。


マールーシャ「うまくいったのか?」

シグバール「さぁな。つか、ゼクシオンはどこいったんだ?」

会場の廊下で話し合うⅩⅢ機関を余所に品評会は続き、最後の一品の発表も終わり、ついに結果発表へ。
審査員達が別室に入って10分。更に呼び出しを受けて参加者が別室に入って3分後、参加者が帰ってきた。

白雪(サーシャ)「結果は?」

グレイディア「結果は……」

























グレイディア「堂々の1位だった!」

結果は見事1位!その吉報に4人はガッツポーズをとって喜んだ。そんな中、拍手をしながら初老の男がグレイディアの元に訪れる。

フォーゲル「グレイディアさん、お見事です。やはりやってくれましたね」

グレイディア「フォーゲルさん……!」

どうやら例のクリート企業の社長らしい。ロクサス達が彼が出たことに警戒すると、フェイクが息を切らしてやってきた。

フェイク「ぜぇ、ぜぇ……!な、何故に社長の作品が優勝ではないのですか!」

フォーゲル「気にするな。彼の腕ならこれくらい当然だろ?それにしても遅いな……」

フェイク「は?何「おらぁぁぁ!!」がばあああ?!」

次の瞬間、サイドカー付きバイクがフェイク目掛けて突っ込んできた。体当たりを食らったフェイクは別室の扉まで吹っ飛ばされる。

ミサキ「ウィズ隊長、そちらはどうでしたか?」

ウィズ「ああ。大収穫だ」

メイカー「親父!」

フォーゲル「メイカー!ってか、大丈夫か?」

ディアーチェ「おぬしらも良く手伝ったな」

ゼクシオン「うぶっ……;もう、2度とジェットコースターには乗りませんよ……;」

ユイ「私なんで、ざらに1000倍速のコーズダー10回はへいぎでず……」

ツヴァイ「ウィズさーん、もう一回お願いしますー!」

ゼクシオン「元気なのはユイさんだけですか……;あ、これ抑えといた証拠です」

ユイ「ファントムさんも手伝ってくれたので、かなりいい感じに仕上がりました」

ユイがレキシコン・ファントムを渡し、メイカーも証拠を纏めたノートを渡す。

メイカー「ほれ、親父の頼んでた証拠の品々だ。もう観念したらどうだ?フェイクさんよ?」

志木「それで足りぬのなら、工場跡地の残骸を調べてみろ。優勝商品と同じ物が検出されるぞ」

次々と上がる証拠に起き上がったフェイクも言葉を失う。そこに怒りのオーラを携えたフォーゲル氏が……

フォーゲル「貴様……クリート社の名誉に泥を塗ったのはともかく、愛しい我が息子に手をかけるなど許さあああん!!」

フェイク&ツッコミ組一同「息子第一かよ!?」

社長の言葉に全員がツッコミを入れる。おい、お前も親バカか。とにかく呼んでおいた警察に引き渡される中、フォーゲルはグレイディアに向き直る。

フォーゲル「執事の所業の所為で迷惑を掛けてすまなかった。私はこれから迷惑を掛けてしまった企業へ謝罪に行く」

グレイディア「あ、ああ……;(自分の会社より息子なんてどうだよ;」

メイカー「これから信頼回復とか色々大変だからな……」

これからの事に溜息が出るメイカーにフォーゲルも「そうだな……」と頷く。そんな中、メイカーは改めてフォーゲルに向き直る。

メイカー「丁度いい機会だし、親父一人だけじゃまたなんか起きそうだし」

フォーゲル「え?それってつまり……」

メイカー「ああ。親父の所に戻って働き直すって事だよ」

フォーゲル「息子よ……」


















フォーゲル「よっしゃああああ!!今すぐ会社に戻ってお祝いじゃあああああああ!!!あ、確か小さい時に『お父さんのお嫁さんになる!』って笑顔で言ってたよね?だったら会場は結婚式風にして、私が新郎でタキシード、息子は新婦でドレス「くだばれクソオヤジぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

この後、クリート社社長が本社ビル前の公園の池に犬神家で発見されたと言う。

QUEST5:マジックアイテムを生成せよ!その9 ( No.546 )
日時: 2014/12/09 20:45
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: S5DpgI4u)




おまけ集


「うらめしや」



無境館の病室にて。

メルティア「それにしても、メイド服一枚でよくあんな寒い所にいられたよね?」

イサラ「そうですね。普通だったら自殺行為ですよ」

セレナ「こんな寒さへっちゃらですよ。6年ほど前にもっと寒い経験をしたんですから」

メルティア「もっと寒い?」

アリシア「うんうん。私も体験したし(フェイトに許可を貰って実体化した」

イムカ「実体験?」










セレナ&アリシア「一度死にました♪」

メルティア&イサラ&イムカ「」

3人とも死んだ発言して硬直。そりゃそうだろ、一度死んだ人間がぴんぴんして帰ってくるなんて。うちの作者をグレイディアさんと一緒にしてもらわないで欲しい。

セレナ「そうですね。ひょっとしたら……(ポニテを解いて顔に銀髪を晒す」

アリシア「みんなが寝静まってる間にみんなから魂を貰うとか……(ツインテを解いて顔に髪を晒す」

セレナ&アリシア「う〜ら〜め〜し〜や〜……」

イサラ&イムカ「ぎゃあああああああああああ!!!」


+暫くお待ち下さい+


セレナ&アリシア「あがが……(ズタボロ」

プレシア「貴方達、ふざけすぎ;」






「憑依」


クルト「何も覚えていない?」

白雪「はい。封呪結界の所まで覚えてるんですが……」

あの時以降の記憶に覚えが無い白雪が申し訳なさそうに答える。
現在入院中のキンジとお見舞いのアリアとジャンヌも奇妙そうに首を傾げた。

アリア「変わった話よね。そんな事ってありえるの?」

キンジ「ヒステリアモードとは違う、二重人格みたいなのか?」

アリサ「何の話?」

白雪「火山のあるところから全然記憶が無くて……」

千鶴「あぁ、憑依の事?あれはカードとなったあたし達が触れた人間からその性質などを……まぁ、纏めるとその人間の意識の上に乗るように人間の意識を上塗りするの。セパレートとかで離れると元の人間は元通りって訳。あたしもなのはの切り札のしふぉんが憑依できるとは思わなかったけど」

キンジ「じゃあ白雪がドラム缶で五右衛門風呂を満喫してるのはどういう事だ?」

現在、白雪は進行形で氷入り五右衛門風呂を楽しんでます。寒くないのか?

千鶴「あー、憑依の副作用って奴ね。正規の先導者じゃなきゃそういうのがあるのよ」

クルト「つまりそれが原因で正月騒動の後リエラが熱を出して寝正月を過ごしたと言うわけか(納得」

千鶴&アリサ「本っ当に、申し訳ありませんでしたOTL」



「女王謁見」


なのは「うわ、もう氷が解けちゃってる」

セレナ「千鶴さんに憑依された副作用ですね。まだ掛かりそうですよ」

クリス「そうか。なるべく急ぎたいんだが……」

なのは「あぁ、ジルさんの事……;あの人、ドラム缶見たら見境無く転がしたくなるんですよね;」

セレナ「はい?」

クリス「あぁ……」













クリス「あいつがいなくて本当に良かった」

ジル(○ω○)←安堵するクリスの背後にいつの間にか降臨。

なのは&セレナ(°ω°)











ジル「ドラム缶キャッホォォォォォォォォイ!!!」

セレナ「転がさないで下さい!中に人がいますよ!?」



「恋愛」


シャマル(グ)「あの、正直テンパッてしまうと思うので最初に言っておきます」

コーリン「?なんなの改まって」

詩乃「話って何?」

グレイディア「正直に言うと……アイチと付き合ってるのお前らのどっち?」

コーリン&詩乃(°ε°)ぶふっ?!








コーリン「ば、ばべぼばぶべぼばばばばばば▼◇●ΦΩЯ!?」

詩乃「ごががばぼげがぐげごごげがごぶがば△◆○ΧΑS!?」

シャマル(グ)「ちょ、2人とも大丈夫!?」

グレイディア「テンパり過ぎだバカ!落ち着け!」


〜5分後〜


コーリン「な、何言ってるのよ!?アイチとはただの同僚よ!」

詩乃「そそそそそその通りよ!新川君と一緒にちょっと心の傷を癒してもらっただけ!変な感情を抱いた別けないでしょ!?」

グレイディア「……レッカ」

レッカ「あの2人ならアイチの事を気にしてるのは本当よ。この間なんか「レッカあああああああああ!!!」うわっ!?」

この後、2時間に渡って無境館で鬼ごっこが繰り広げられた。






「あとがき」

今回は初のW同時依頼でした。
それにしても一つで結構長くなっちゃったし、全体だと1万5千はくだらないかな……;
では、これ以上長くなるのもあれなのでこの辺で。



グレイディアさんの「死者の町の記録」「逃走中〜残るは希望か絶望か〜」「ちょっとした小話&ネタの詰め込みセット」

琴葉姫さんの「嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜」「【嫁で逃走中】薔薇と奇妙な美術館【頑張ってみる】」




を宜しくお願いします。感想OK。

Re: 小さな書庫の騒動【短編集】 ( No.547 )
日時: 2014/12/09 21:11
名前: トーチ ◆/MkMTfVD.6 (ID: /6p31nq7)

トーチです


新作まってました&お疲れ様です!


トーチ「相変わらずすごい人達だなぁ。」

ゴグマジオス「さわらぬ神に祟りなし.....か。当然の報いだな。」

ジュード「アイチくんは二人の気持ちにきづいているのかなぁ......?」


自分は今は戦国無双クロニクル3とスマブラWiiU、ドラクエ10三昧です。今週には妖怪ウォッチ真打も......。それでは